あらすじ

関東兵頭組がやっと持つことができた縄張りは、警察までも見放した無法地帯“特区”。暴漢に襲われ、意識不明の重態で入院していた哲也を病室に訪れた舞は、彼が目覚めるまでに特区をまともな縄張りにすることを誓う。だが、そんな舞の前に、やはり特区を自分の縄張りにしようと狙う風見章が現れた!街の不良共を率い“組織”を作り上げた風見は、利害のぶつかる舞たちにある提案を…(第29話)。
G 1巻

兵頭舞は中学時代、周りからひどいイジメを受けていた。だが彼女は決して涙を見せず、イジメに屈することもなかった。そして中学を卒業し、自分で自分の責任がとれる年齢になったと自覚した舞は、固い決意を胸に秘めて立ち上がる。その決意とは、今は瓦解してしまった亡き父の組・関東兵頭組を再興させることだ。同じ頃、哲と呼ばれる酔いどれが街をふらついていた。彼はかつて関東兵頭組を背負う凄腕の極道だったが、今ではすっかり落ちぶれて、誰にも相手にされなくなっていた。そんな哲と、舞は久しぶりに再会する(第1話)。

G 2巻

関東兵頭組を再興させるために、関東山藤会の会長の娘とその赤ん坊を誘拐した舞たちだったが、逆に玄と修が山藤会の若頭・水津に捕らわれてしまう。目の前で玄の指を一本ずつ折っていく水津のやり口に抵抗しきれず、舞は人質の隠し場所を白状させられてしまう。その頃、水津の仕掛けた罠から何とか抜け出した哲也は、一緒にはめられ、捨て駒にされた山藤会のチンピラ・園田と共に、舞たちの元に向かう。はたして哲也は、舞の危機に間に合うのか!?(第9話)

G(3)

丸岡と水津の対立に巻き込まれた舞たち兵頭組。舞たちが不法就労のフィリピン人女性グループを匿っているという弱みに付け込み、哲也に水津の命(タマ)を取るよう依頼する丸岡。その期限はたったの2日…!一緒に行くという舞を振り切り、たった一人で敵地に向かう哲也だが…(第19話)。

G(4)

関東兵頭組がやっと持つことができた縄張りは、警察までも見放した無法地帯“特区”。暴漢に襲われ、意識不明の重態で入院していた哲也を病室に訪れた舞は、彼が目覚めるまでに特区をまともな縄張りにすることを誓う。だが、そんな舞の前に、やはり特区を自分の縄張りにしようと狙う風見章が現れた!街の不良共を率い“組織”を作り上げた風見は、利害のぶつかる舞たちにある提案を…(第29話)。

G(5)

中国系ギャング“白華”のヘッド・張とついに直接対峙した舞。言葉巧みな舞の挑発にも張は笑顔を崩さず、鼻っ柱の強い舞のことを面白がる。そのころ水津は、白華の“特区”参入を危惧する丸岡との話し合いにより、山藤会が全面的に兵頭組のバックにつくことを決め、そのことを伝えるべく張に呼び出しをかけるが…(第39話)。