「命など喜んで捧げる。愛してるんだ!」 想いを通じ合わせたライラとカリーファを嘲笑うように呪詛が完成してしまう。呪詛について詳しく知る老婆をようやく見つけ出し、ライラを救うためにカリーファはなりふりかまわず無様なまでに必死に縋る。だが老婆に告げられたのは「解毒薬に必要な材料はもう存在しない」という辛辣かつ絶望的な言葉だった。材料は王宮にしか存在しない“もの”と知り、希望を見出すが――。牢に捕らえられたマレイカは炯々とした眼差しで、己の“聖域”を壊すために動き出す。愛憎が加速し、ついにクライマックスへ! 【関連ワード】 ソーニャ文庫 恋愛 ロマンス 執着 溺愛 復讐 フェチ ティーンズラブ コミカライズ 少女コミック ファンタジー