あらすじ

類まれなる文章力で二次創作界に燦然と輝く天才字書き・綾城(あやしろ)。同ジャンルの者達はその作品に焦がれ、打ちひしがれ、彼女に馴れ馴れしくリプを飛ばす「おけけパワー中島」への憎悪をくすぶらせていくのであった……。天才字書きをめぐる創作者たちの葛藤を綴った連作。描きおろしとして、綾城が小説を書き始めた頃を描いた「天才字書きの生まれた日」を収録。綾城と中島が出会ったばかりの時期が明かされます。
私のジャンルに「神」がいます
類まれなる文章力で二次創作界に燦然と輝く天才字書き・綾城(あやしろ)。同ジャンルの者達はその作品に焦がれ、打ちひしがれ、彼女に馴れ馴れしくリプを飛ばす「おけけパワー中島」への憎悪をくすぶらせていくのであった……。天才字書きをめぐる創作者たちの葛藤を綴った連作。描きおろしとして、綾城が小説を書き始めた頃を描いた「天才字書きの生まれた日」を収録。綾城と中島が出会ったばかりの時期が明かされます。
私のジャンルに「神」がいます2
SNSで多くの読者を熱狂の渦に巻き込んだ前作から1年……あの「同人女の感情」が帰ってきた。狂喜、驚嘆、憤怒、渇望、挫折、自棄、奮起、そして溢れんばかりの愛――。己の夢に心を燃やし尽くす創作者たちの葛藤を描いた大人気シリーズ、待望の第2巻。描き下ろし「おけけパワー中島の憂鬱」では、謎に包まれたおけけパワー中島の過去とその感情が明かされます。著者Twitterアカウント:@sanada_jp
私のジャンルに「神」がいます3
天才字書き・綾城(あやしろ)に憧れ、二次創作小説を書き続ける七瀬(ななせ)は新たな壁にぶつかっていた。メジャーCP(カップリング)からマイナーCPへと創作の対象を変えた彼女に世間は冷たく、心無い言葉に心は削られていく。すべては無駄な努力なのか、自分のやっていることに意味はあるのか……そう煩悶する彼女の前にある人物が現れる――。二次創作に対して圧倒的な熱量を注ぐ創作者たちを描く大人気シリーズ「同人女の感情」、書籍化第3弾!書籍描きおろしとして、天才字書き・綾城(あやしろ)が虚崎(うろさき)と名乗っていた頃を描いた話を収録。一人暮らしを始めたばかりの綾城とおけけパワー中島の交流が描かれます。
同人女の感情

同人女の感情

Twitterで累計300万いいね超え!推しを愛し、二次創作に命を懸ける「同人女」たちの巨大感情を描いた話題作。『私のジャンルに「神」がいます』(全3巻)の続編が『同人女の感情』にタイトルを変えて再登場!天才字書きの綾城、コミュ力おばけのおけけパワー中島、嫉妬深いけど頑張りやさんな七瀬などいつものキャラクターに加えてだらしない同人女、過激派同人女など新キャラも登場。さらに、単行本でしか読めない特別番外編、綾城たちが同じ高校に通う学園パロディ「同人女の高校生活」も収録!■収録タイトル1.感想が来ない同人女2.おけけパワー中島祭3.大パニック! イベント前日4.死闘! 解釈違いの女番外編「同人お嬢様エルシー」描きおろし特別番外編「同人女の高校生活」※本作は真田つづるの個人誌作品の電子書籍版となります。【179ページ】
彼女の音色は生きている

彼女の音色は生きている

同世代で知らぬ者のないバイオリニスト・天音律。漂う気品と溢れる自信、才能と練習量に裏打ちされた彼女の演奏は、聴く者を魅了してやまない。そんな彼女の前にかつて同じコンクールで競ったライバルが立ちはだかり、自らの音色について悩み苦しむ天音。自分にとってバイオリンとは、音色とは、自由とは…。pixiv創作マンガ2021年間MVP受賞「私のジャンルに『神』がいます」の著者が描くバイオリンに青春を捧ぐ少女の物語!
私のジャンルに「神」がいます
全ての創作物に感謝したくなる
私のジャンルに「神」がいます 真田つづる
六文銭
六文銭
話題になって読んだが、特定のコンテンツにのめり込んだような経験がある人にはあるある的な内容だと思います。 自分は創作まではいきませんが、のめり込んだ先に色んな人のレビューや別の角度でとらえた新説なるもののブログ、はては二次創作の作品まで深入りした経験があるので、よりしっくりきました。 さて、本作の内容ですが、二次創作(BLジャンル?)界隈で才能を輝かせる綾城(あやしろ)とそれに触発された読者をオムニバス形式で展開し、加えて「おけけパワー中島」というSNS上で綾城と絡んでくる謎の存在がシリーズ通してでてくるというのが基本の流れ。 綾城という彼女の読者(というか信者)にとっては神的存在に、「おけけパワー中島」が馴れ馴れしく接する姿が、良い感じでイラッとさせるんです。 特に、文面上でしか出てこないという、その不気味さも残しながら人間味もある感じが妙にリアル。 また 「おけけパワー中島」 という、一度聞いたら忘れられないネーミング! たまに、SNS上でセンスフルなネーミングの人いますけど、そういう感じなんだと思います。 綾城に触発され創作意欲を燃やす人、嫉妬する人、綾城に会いたがる人など色んなパターンの悲喜こもごもが描かれ、読んでいて自分の中にある人格の全パターンが網羅されている感じ。 オタクとしては共感の嵐です。 創作の苦しみや喜びを感じるとともに、作家様の創作物を拝ませていただけるということのありがたさを痛感する作品です。