あらすじ江戸川乱歩賞受賞のサイコ・ミステリーの傑作を、鬼才・外薗昌也が描き下ろし漫画化!心を持たない連続殺人鬼=脳男とは、何者なのか!?――連続爆弾事件の容疑者として逮捕された、謎の男・鈴木一郎(すずき・いちろう)。警視庁から、鈴木一郎の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子(わしや・まりこ)は、彼こそが、心を持たない、脳だけの男、「脳男」であると知る。そして、脳男が、凶悪犯罪者を次々と殺し続けていることも!神か?悪魔か?裁きの時が、近づく!
心を持たない連続殺人鬼「脳男」をめぐるサスペンス・アクション。原作未読ながら、コミカライズが外薗昌也というのは最適だと思える内容だった。代表作「犬神」のように、人を超越した存在がいて、純粋で真っ直ぐな人物と出会って心を開いてくみたいな関係を描くのが上手い。脳男と女医さんの会話シーンは全部好き。1巻で終わりなのがちょっと勿体ない。2巻くらいの長さにしてればもっと面白くなってた気がする。