あらすじ舞台は学生たちの食生活を支える学生食堂。生徒でありながら働く藤花は、みんなを元気づける看板娘。彼女が作る、愛情たっぷりの思いやりごはんに、転入生の矢的も心癒されて――。心も体もホッとする学食物語、始まります。
学食「ハナ」のしあわせごはんのあらすじ舞台は学生たちの食生活を支える学生食堂。生徒でありながら働く藤花は、みんなを元気づける看板娘。彼女が作る、愛情たっぷりの思いやりごはんに、転入生の矢的も心癒されて――。心も体もホッとする学食物語、始まります。
転校生男子は、同じ学校の女子に「学食の食券」を貰う。学食に行ってみると、そこには働く彼女がいた……そんな始まりのこの作品。全体的に「美味しさ」と「小さな博愛」に溢れた物語となっています。 学食というと、安くて味はまぁゴニョゴニョ……みたいに言われがちですが、この学校の学食はとても美味しくて激混み。評判の学食を切り盛りする、まだ高校生なのにしっかりした彼女に驚かされます。 何故か姉と二人暮らし?の転校生男子。元気がなさそうだったのを、学食女子と学食でも、それ以外でも共に過ごすうち……少し活き活きし始めた?私達も一緒に元気を貰っている気持ちになれます。 学食女子は本当に優しいのですが、それはこの男子にだけではなく、親友から迷子まで、一人ひとりに気を配っている。目の前の人をよく見て、少しの優しさで相手を支える、そんな「博愛」を持った女子。 べったりとした愛情ではなく、小さくても細やかな気遣いに救われる、そんな優しさがある学食……とても良い! 何故学食で働くのか、という理由は語られますが、まだまだ何かありそうな予感。その辺も気にしつつ、再び優しさをもらう為に次巻も読みます!