あらすじ

圧倒的な『加護縫い』の実力を披露し、ヌィール家の当主となったユイ。初代当主から続く蜘蛛との契約を引き継ぐため契約書を読み上げるが、そこには異世界から来たユイにしか読めるはずのない文字が書かれていた。
針子の乙女(1)

貴族ヌィール家の子供に転生したユイ。ヌィール家特有の能力がないと判断され、虐げられ、地獄のような日々を送っていた。心優しき貴族ロダンに引き取られ、ひとりの王族と出会い運命が大きく動き出す。

針子の乙女(2)

前王・アージットとの婚約発表を行うために、ユイはこの世界に来て初めてパーティーに出席する。そこで、ドレスを汚されて困り果てていた貴族の女性・ハーニァと出会い、会場で全力の『加護縫い』をすることになる。

針子の乙女(3)

圧倒的な『加護縫い』の実力を披露し、ヌィール家の当主となったユイ。初代当主から続く蜘蛛との契約を引き継ぐため契約書を読み上げるが、そこには異世界から来たユイにしか読めるはずのない文字が書かれていた。

針子の乙女(4)

ロメストメトロ王国を強固な結界で守っている人口精霊『国布守様』は、かつての王妃に呪いを受けたことがきっかけで十全な力を発揮できないでいた。呪いの解呪と治療には、ユイの加護縫いの力を上げることだけでなく、『風』の力を持つ武器が必要であると知る。武器を探すため『迷宮』へと向かうことを決めたユイたちは、移動手段を検討していたところ、離れた場所への移動を一瞬で可能にする『ゲート』なる存在を発見するのだった。