【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉収録!】付き合う寸前の衣笠を、自宅に居候させることになった環。しかしバツイチの衣笠は今も元妻との結びつきが強く、環はモヤモヤ。その一方で、10歳年下の阿川からの彼氏立候補ムーブは続行中。対象圏外の幼なじみのはずが、彼はそれなりの恋愛経験を持つ「年下の男」になっていると気づき、デートの夜、ついに環は阿川を意識し始めてしまう。どちらともまだ付き合っていないのに、どちらにも後ろめたい。そんな気持ちを抱えて、“ほぼ同じ敷地内に全員がいる同居”が始まったーー。食えないバツイチ同年代 vsグイグイくる年下幼なじみ。35歳、よろめいても簡単には動けない三角関係。
河内遙先生の漫画はメンズが魅力的なんですよね。私は「関根くんの恋」の関根が一番好きなんですけど、この「ムサシノ輪舞曲」は関根の外見と内面をそれぞれ宿した男2人にヒロインが迫られる夢のような内容なんですよ。 内面を宿した阿川くんは10歳年下で、親の代からのお隣さんで自分のことをずっと好きでいてくれてる筋金入りの一途だけど、恋愛対象としてなかなか見れない。外見を宿した衣笠さんは見た目も性格も超タイプで、相手も自分のことを好いてくれてるけど、別れた奥さんと仕事上での関係が続いててしがらみが残っている状態。どっちも魅力的だけど同じくらいややこしい!! 雑誌で読んでる時は衣笠さん派だったのに、単行本で読むと阿川くんに惹かれたり、その時々で自分も揺らいでるのが面白いです。隔月掲載なので単行本が年1冊のペースなんですが、リアルタイムで登場人物たちと一緒にドギマギしながら読むのが楽しい気がします。