あらすじ王の側近、ネアール暗殺作戦を決行することになったレジスタンス達。簡単な任務かと思っていたが、ネアールはおらず腕利きの者達が待ち構えていた! キリエの前には王妃近衛兵の女騎士イーリアが立ちはだかる! キリエとイーリアの大激突の行方は――!? ネアール暗殺作戦の意外な顛末!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
読む前はこんなタイトルだしギャグっぽい感じかなと思ったんですが想像より何杯もダークでシリアスな話でした。 勇者に選ばれた村娘のキリエは「沸騰」というハズレ能力を引いてしまったばかりに王に命を狙われ村ごと焼かれてしまいます。この描写が徹底しているのでキリエの復讐にも相当な説得力が生まれていて見事。 沸騰を利用して戦ったり恨みを晴らすのも迫力あります。読んでて脳裏をよぎりましたけどジョジョにもそんなスタンドがあったような…。 ただ復讐のシーンはグロくてちょっとやりすぎかも…嫌なやつが痛々しい目に遭えばスッキリするっていうレベルを超えてる気がする。 個人的な復讐をゴリゴリ果たしていくっていうよりは体制転覆モノとしてのカタルシスを楽しみたいですね。