あらすじ

発情した椿(つばき)に激しく抱かれた一夜。あの日から怜次(れいじ)と椿の爛れた関係が始まった。毎晩部屋を訪れる椿にもっと求められたいのに、椿はいつも怜次に奉仕するだけ…。こんなことやめるべきなのに、椿を離したくない――。葛藤する怜次は外で過ごすうちに、椿への恋を自覚した時のことを思い出す。あの時と変わらずに笑い合い、思い出を語り合う椿と怜次。愛しい時間に、怜次は椿への恋の欲望に終止符を打とうと決意する。しかし椿は思いも寄らないことを言い出して――。
番になって、ご主人様 第一話

人間は獣人を飼い、獣人は人間に従う世界。名家に次男として生まれ、家に居場所がない怜次(れいじ)。そんな彼にとって自分を守ってくれる獣人の従者・椿(つばき)はかけがえのない存在だった。そしてその想いはだんだんと恋になり…。しかし椿はどんなに甘えても「怜次様がおっしゃるなら」の一点張り。「もし椿が恋人だったら、どんな表情をするんだろう」怜次は恋する欲望のままに椿にキスしてしまう。すると椿はそのまま発情してしまい――…! 恋を知らない獣人従者×一途なご主人様、異種間主従ラブ開幕!

番になって、ご主人様 第二話

発情した椿(つばき)に激しく抱かれた一夜。あの日から怜次(れいじ)と椿の爛れた関係が始まった。毎晩部屋を訪れる椿にもっと求められたいのに、椿はいつも怜次に奉仕するだけ…。こんなことやめるべきなのに、椿を離したくない――。葛藤する怜次は外で過ごすうちに、椿への恋を自覚した時のことを思い出す。あの時と変わらずに笑い合い、思い出を語り合う椿と怜次。愛しい時間に、怜次は椿への恋の欲望に終止符を打とうと決意する。しかし椿は思いも寄らないことを言い出して――。

番になって、ご主人様 第三話

「恋なんて分からなかった。でも今は恋を知りたい、あなたと――」発情して、セックスして、項を噛んで――。番になったのだと言う椿(つばき)から目をそらし、怜次(れいじ)は噛み傷をそっとなぞる。そんな気が晴れない様子を見せる怜次を元気づけようと、椿はデートに誘うことに。抱き寄せれば嬉しそうな表情を見せる怜次に、椿は不意に胸が高鳴っていくのを感じて――…。そんなある日、怜次にお見合い話が持ち上がる。「番になったから」と抵抗する椿だったが、怜次は思いもよらないことを言い出して…。見て見ぬふりをし続けてきた感情が溢れ出す。当たり前すぎて気づかなかった感情の正体は――。

番になって、ご主人様 第四話

とうとうお見合い当日。自分から突き放したはずなのに、怜次(れいじ)の頭の中は椿(つばき)のことでいっぱいだった。恋なんてわからなくても、本当はずっと一緒にいてほしかったのに…。後悔する怜次がうつむいたその瞬間、ずぶ濡れの椿が会場に飛び込む。「どうしてもあなたと離れたくない!」 高ぶる感情のまま、椿の手を取る怜次。雨の中二人で逃げ出した先で、温め合うように抱き合うと想いが抑えられず――。もう二度と会えなくなると思っていた。でも今はもう二度と離れたくない。不器用なご主人様×恋を知らない獣人従者の恋物語、感動の最終回!