あらすじ

「あなたは死んでないよ。俺の中で、まだ生きている…」――。派遣切りにあって仕事がなくなった30歳の岡田正夫(おかだ・まさお)は、8年前にいなくなった父親・憲三(けんぞう)のことを思い出す。そこで、憲三の故郷を訪ねた正夫は、憲三の墓標とボロボロの小屋に残された日記を見つける。その日記を読んだ正夫は、憲三の事を知ろうと山での生活を試みるが……!?
まだ、生きてる… 1巻
「こうなったら…死ぬまで生きてやるか」――。定年を迎えた岡田憲三(おかだ・けんぞう)は、家族に捨てられ、全財産を失い、自分の人生に絶望する。そこで、故郷の山奥で首を吊って死のうとした憲三だったが、ロープが切れて生き残ってしまう。その時、憲三は昇る太陽を見て、この山の中で死ぬまで生きてやろうと決意するが……!?
まだ、生きてる… 2巻
「あなたは死んでないよ。俺の中で、まだ生きている…」――。派遣切りにあって仕事がなくなった30歳の岡田正夫(おかだ・まさお)は、8年前にいなくなった父親・憲三(けんぞう)のことを思い出す。そこで、憲三の故郷を訪ねた正夫は、憲三の墓標とボロボロの小屋に残された日記を見つける。その日記を読んだ正夫は、憲三の事を知ろうと山での生活を試みるが……!?
熱ヨミ! 本宮ひろ志パワフルベスト

熱ヨミ! 本宮ひろ志パワフルベスト

【ページ数が多いビッグボリューム版!】巨匠・本宮ひろ志の名作群から読めば生き抜く力に満ち溢れる傑作4作品を厳選!! そして全3巻で同時スタート&同時完結する連載感覚!! さらに毎巻読み応えの異なる超貴重読切も厳選収録!! 1巻では『赤鬼の涙』が登場!! 【掲載作品】『俺の空 刑事編 21世紀Ver.』『猛き黄金の国 伊能忠敬』『海を渡るべ』『波の如く』『赤鬼の涙』
みらい話

みらい話

これはSFではなく、未来を生きる人間達の生き様を克明に描いた物語である。ここには、2023年を生きる私たちに迫る未来が記されている――。本宮ひろ志が綴る巨弾新連載、開幕――!!
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熱ヨミ! 本宮ひろ志エキサイティングベスト

熱ヨミ! 本宮ひろ志エキサイティングベスト

【ページ数が多いビッグボリューム版!】巨匠・本宮ひろ志の名作群から勇敢に、前向きに、スカッとなれる選りすぐり4作品を凝縮!! そして全6巻で同時スタート&同時完結する連載感覚!! さらに毎巻読み応えの異なるプレミアム読切1作も厳選収録!! 1巻では『春雷』が登場!! 【掲載作品】『サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編』『僕、いますよ。』『大いなる完』『挑戦者』『春雷』
むかし話

むかし話

その土地の民や生活、そして文化を伝えるために綴ったものであり、現代まで伝え残る教訓や地名などの由来が記されているもの、「民話」――。 "人間"を描き続けてきた本宮ひろ志が、古来から続く物語を描く!!
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熱ヨミ! 本宮ひろ志ドラマチックベスト

熱ヨミ! 本宮ひろ志ドラマチックベスト

【ページ数が多いビッグボリューム版!】痛快! 豪快! 爽快! 明快! 巨匠・本宮ひろ志の名作群から選りすぐり4作品を結集!! そして全5巻で同時スタート&同時完結する連載感覚!! さらに毎巻読み応えの異なるプレミアム読切1作も厳選収録!! 1巻では『白い夏の日』が登場!! 【掲載作品】『男樹 ~村田京一〈四代目〉~』『猛き黄金の国 柳生宗矩』『春爛漫』『銀の男』『白い夏の日』
熱ヨミ! 本宮ひろ志おすすめベスト

熱ヨミ! 本宮ひろ志おすすめベスト

【ページ数が多いビッグボリューム版!】巨匠・本宮ひろ志があらゆる時代に描いた、あらゆるジャンルの作品を全6巻で同時スタート&同時完結する企画リミックス!! 大人気作品『サラリーマン金太郎』最新シリーズをはじめとする6作品と新作『グッドジョブ』最新エピソードも特別最速収録!! 先生の独占インタビューも毎巻収録!! 【掲載作品】『グッドジョブ』『サラリーマン金太郎 五十歳』『まだ、生きてる…』『猛き黄金の国 岩崎弥太郎』『俺の嫁はあいつの妻』『山吹の標』『万年雪のみえる家』
新グッドジョブ

新グッドジョブ

すべての“いま”を生きる人々に贈るオムニバスシリーズが巻頭カラーで連載開始!! 第1シリーズは「大金持ち編」! 今度は想像を超える大金持ちが主人公…!? 大企業を継いだ主人公・大山厳の驚きの行動とは…! アプリ「ヤンジャン!」では“縦スク版”を同時掲載!
まだ、生きてる…
死んだ気になれば生きることぐらいはなんとかなる
まだ、生きてる… 本宮ひろ志
マウナケア
マウナケア
リストラされたサラリーマンの末路を描く、本宮ひろ志作品にしては珍しい内容の作品。職を失くし、家族には捨てられ、生きる希望をもてなくなった岡田憲三。失意のまま首を吊ろうと山に入るが失敗、そこでなにかふっきれてしまいサバイバル生活へ、というやけくそになった男の人生が描かれます。人の世話にならず、ただ食って生きていく、そう決めた男は強いです。明らかに眼つきも変わり、イノシシと格闘し怪我をしても医者の世話にならず、小屋も立て畑まで開墾してしまうってんですから。そんな生活をしながらも、決して文明や人間性否定という方向にいかない、というのも”ただ生きる”という意味で妙にリアル。火をつけるのにはライターを使うし、捕まえたイノシシを殺さなかったり、と単なる破天荒なサバイバルおやじになっていないのがいいです。で、私は思いましたね。人間、開き直ることって大切なんだな、と。死んだ気になれば生きることぐらいはなんとかなると。後ろ向きなタイトルだと思いましたが、年の瀬のアントニオ猪木の言葉と同じぐらい、その内容に勇気づけられました。