あらすじ

怪奇探偵シリーズ最新作(2014年8月の作品)を無料公開!!●推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガシリーズの最新作。この作品はお試し作品として無料で提供。気に入っていただけたら、他の作品も楽しんでもらいたい。怪盗スパイダーは仮面を専門に盗む怪盗だ。折しも、写楽炎と空手くんのいる霜山中学にアフリカの仮面を盗みに来るが、次のターゲットは彫刻家、緑川の造った般若面だった。怪盗スパイダーは般若面を盗んだ後、近くの死人塔に逃げ込むことになる。この死人塔における消失トリックがこの作品の見どころとなっており、謎が解けた後に意外なエピローグが語られる。
怪奇探偵総集編(1)

推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガ。実験部に所属する女子中学生の名探偵、写楽炎(シャラクホムラ)が、助手の空手くん(山崎陽介)とコンビを組んで毎回怪奇な事件を見事に解決していく。発端は怪奇な事件ではあるが、謎が解ければ実は整合性のとれた事件ばかり。トリックの解明も見事で、本格探偵マンガとしても出色の出来。この巻ではシリーズ第1作の「一つ目ピエロ」、第2作「血吸い村」、第3作「踊る亡者」を収録する。江戸川乱歩の少年探偵シリーズが好きならば、気に入っていただけるだろう。作者の根本尚は秋田書店の『ミステリー・ボニータ』でも「恐怖博士の研究室」を連載中。●「一つ目ピエロ」(100ページ)。数学の春日井先生が一つ目ピエロに殺された。春日井先生の残したダイイングメッセージと密室消失の謎を写楽炎は解くことができるか。そして驚愕の結末は。写楽炎、最初の事件。●「血吸い村」(104ページ)。隠れキリシタンの村で吸血鬼を名乗る怪人が次々と殺人を犯す。そして写楽炎の目の前で展開される拷問部屋での殺人。炎はアリバイを崩せるか。ダイイングメッセージの謎とは。●「踊る亡者」(36ページ)。自殺の名所の断崖に現れたエビス面の男。男はためらう自殺未遂者を叩き落とした。正体を突き止めた炎も海へ落とされる。そこで炎が見た恐るべき光景とは。

試し読み
怪奇探偵総集編(2)

推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガシリーズの第2弾。この巻では第4作「妖姫の国」、第5作「クイズマスター」、第6作「蠍の暗号」を収録する。総集編1からさらに完成度があがり、名作がそろった作品集。特に「妖姫の国」は漫画でしか表現できない傑作。●「妖姫の国」主人公の写楽炎(シャラクホムラ)が時計を持ったウサギを追いかけると穴に落ちてしまい、ルイス・キャロルの『ふしぎの国のアリス』を模した世界に囚われてしまうところから始まる物語。ハートの女王を名乗る犯人の予告宝石強奪事件も絡め、謎解きの醍醐味を楽しめる作品。●「クイズマスター」クイズ同好会の出題に答えてしまった写楽炎が誘拐されてしまい、死のクイズに挑まなければならなくなるという設定。果たして写楽炎はクイズに正解して逃げ出すことができるのであろうか。●「蠍の暗号」蠍の描かれた覆面をして各地を襲い金品を奪いさる強盗団スコーピオンの仲間割れに端を発する。リーダーが隠した金品の行方は暗号で記されており、写楽炎がその暗号に挑戦する。

怪奇探偵総集編(3)

推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガシリーズの第3弾。この巻では第7作「蛇人間」、第8作「歪んだ顔」、第9作「骸絵」を収録する。特にこの巻は名作揃い。●「蛇人間」全身、鱗におおわれ、裂けた口からは毒牙が伸びている蛇人間が現われるところから事件が起きる。蛇が取り憑いた一族、それを「蛇筋」や「蛇持ち」と呼ぶ。蛇神を祀る才川家は不動産屋に土地を売却しようとしていたのだ。怪奇趣味に溢れ、「ミステリ作家を切歯扼腕させた快トリック」(岸辺)、「こういうミステリって、実は新本格以降も作例が少ない」(有栖川)の名作。●「歪んだ顔」部室にいた写楽炎と空手くんの前に歪んだ顔の男が現われる。歪んだ顔の男の狙いは殺人犯に対する復讐だと思われていた。意外な犯人と皮肉な結末に余韻が残る。●「骸絵」20年前、画家の生血多賢が逮捕された。墓地から少女の死体を盗み出し、腐って白骨化するまでの姿を描き続けたからだ。20年後、骸絵師と名乗る人物が現われ、生血多賢の描いた骸絵を奪いに来ると予告してくる。その阻止を依頼された写楽炎が骸絵消失のトリックを解明していく。

怪奇探偵No.10 蝋太郎

推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガシリーズの第4弾。これまでの作品のなかで最も長い作品となった「蝋太郎」。写楽炎と空手くんの前に現れた怪人。白いマント、白い手袋、白いステッキ、白い靴、そしてなにより、その顔はドロドロに溶けている。形容するなら蝋人形の顔を火であぶり溶かしたようなそんな顔だ。怪人は蝋太郎と名乗り、資産家の石根太郎が「人間燭台」で殺された恨みを晴らす目的で4人の殺人予告を行う。当事者は次々に殺害され、密室トリックとアリバイトリックが写楽炎の前に大きな謎として立ちはだかる。

怪奇探偵No.11 幽霊の刃

推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!! 2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガシリーズの第6弾。幽霊男が土建業の下請け会社社長の原井雅也を追いかけているところからこの物語は幕を開ける。原井は幽霊男から脅迫をうけ、宝石を狙われていたのだ。きっかけは原井建設の社員、杉田右京が殺害され、バラバラの死体が送り付けられるところから始まった。現場に居合わせた写楽炎と空手くんの前に現れた幽霊男は、原井社長が電車に轢死されるのを見るや、今度は二人を追いかけてくる。幽霊男に隠された謎とトリックを愉しむことができる短篇作品。

怪奇探偵シリーズ最新作(2014年8月の作品)を無料公開!!●推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガシリーズの最新作。この作品はお試し作品として無料で提供。気に入っていただけたら、他の作品も楽しんでもらいたい。怪盗スパイダーは仮面を専門に盗む怪盗だ。折しも、写楽炎と空手くんのいる霜山中学にアフリカの仮面を盗みに来るが、次のターゲットは彫刻家、緑川の造った般若面だった。怪盗スパイダーは般若面を盗んだ後、近くの死人塔に逃げ込むことになる。この死人塔における消失トリックがこの作品の見どころとなっており、謎が解けた後に意外なエピローグが語られる。