あらすじ

狗に身を落とし、狗を斬る…。その、咎ともいえる血塗られた宿命に翻弄される少女の行く末とは…。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、ここに開幕。
月輪に斬り咲く 1巻

狗に身を落とし、狗を斬る…。その、咎ともいえる血塗られた宿命に翻弄される少女の行く末とは…。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、ここに開幕。

月輪に斬り咲く 2巻

男は愛する女を守るため、何者にも負けない力を欲した。女は愛する男の笑顔を守るため、運命と戦う決意をした。しかし、成長した二人を無残に引き裂いたのは強すぎた「二人の想い」そのものだった…。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、待望の第弐巻登場。

月輪に斬り咲く 3巻

狗神――欲望を苗床に育ち、人を人で無くさせる呪い。例えそれが「愛情」という欲望であっても――…。月は欲望に応え、男は力を手に入れる。愛ゆえの復讐の力を手に、戦いに赴く――。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、激動の第参巻。

月輪に斬り咲く 4巻

異形なるその姿は、人の驕りか、業か。狗に身を落とし、狗を斬る…。同族を屠る、血塗られた力の代償は、あまりに大き過ぎた―…。未だ連綿と…酷烈に受け継がれる醜業の末路とは、いかなるか。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、急転の第四巻。

月輪に斬り咲く 5巻

それは、宿命と呼ぶにはあまりにも不遜で、そして禍々しい縛鎖だった。男と女は抗う事すら許されず、その呪われた路を進むことを余儀なくされる。非情かつ暗澹冥濛なる現実を前にし、幽愁の少女が出した答えとは…。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、動乱の第伍巻。

月輪に斬り咲く 6巻

人間を愛し、愛されたい。ささやかなるその想いさえ罪だというのか――…。絶望の淵を彷徨いながら懸命に生きただ人間に憧れただけの、とある“かまきり”の追憶。血煙舞う衝撃の和風伝奇譚、元凶の第六巻。

月輪に斬り咲く 7巻

闇の中の闇、最深部・深淵にて一族の歴史に邂逅した少女が望んだもの――――…。それは、原初から続く絶望の連鎖を断ち切ることであった。全ての罪と闇をその身に受け入れ、新たなる力を得た少女は始まりの地へと赴く…。血煙舞う衝撃の和風伝記譚、哀しき獣どもが月に吠ゆる最終巻。