あらすじ

異世界“リスタリア”に住む亜人のメイド・ミアが、新しい奉公先で出会ったご主人様は噂通り、とびっきり偏屈で謎めいていた。勝手気ままで、ミアを振り回したりするけど、優しい所もあったりする彼は、世間の噂通り本当に魔法使いなんだろうか? ちょっぴり不安を感じつつ、新たな職場となるお屋敷での生活が始まった。広いお屋敷はメイドが2、3人いてもおかしくない程だが、ご主人様は整理整頓が大のニガテ、家の中は色んな物が溢れてる。メイド魂に火がついたミアは書斎に、台所に、あちらこちらと家中を掃除してまわるが、見たこともない様な道具が其処此処に点在している。半透明のフワフワで軽いゴミ袋、ランプみたいだけど火を使わずにびっくりするほど明るい道具や、小さな竜の頭の様な道具が音を立てて空気を吸い込む、何に使うかわからないが近づくのはやめようと決心するミアだった。雇ったばかりのメイドに家を任せて外出してしまうご主人様は、ミアの事を信頼(!?)してくれているのだろうか? ただ一箇所「この部屋には入ってはいけない」そう言われた場所がある、中には何があるんだろうか? 秘密の部屋は気にはなるけど、メイドは余計な詮索をしない方が良いと、以前の職場で習った事を忘れずにお掃除に没頭するのであった。ピカピカになった家の中を見て、ご主人様はミアに特別ボーナスを支給してくださった。ただあまりにも高額だったので、辞退しようとしたら逆に説教されてやっぱり偏屈な変わり者ですねー。でも、待遇は抜群でお給料も良いし、メイドなのに個室を与えられてお湯で温めたタオルでカラダが拭けるなんて、なんと贅沢な! 幸せを感じていたミアの部屋にご主人様がなんの前触れもなくやって来た! 亜人といえども、うら若い女子の入浴シーンに乱入するなど許せない!!! 憤るミアにご主人様は「僕の家で、風呂に入れてやる」そう仰った。そして、ミアが連れて行かれたのがあの秘密の部屋。中に何があるのか? ミアはどうなってしまうのか? ご主人様の正体が明かされる時が来た!!!
異世界堂のミア お持ち帰りは亜人メイドですか?(1)

異世界“リスタリア”に住む亜人のメイド・ミアが、新しい奉公先で出会ったご主人様は噂通り、とびっきり偏屈で謎めいていた。勝手気ままで、ミアを振り回したりするけど、優しい所もあったりする彼は、世間の噂通り本当に魔法使いなんだろうか? ちょっぴり不安を感じつつ、新たな職場となるお屋敷での生活が始まった。広いお屋敷はメイドが2、3人いてもおかしくない程だが、ご主人様は整理整頓が大のニガテ、家の中は色んな物が溢れてる。メイド魂に火がついたミアは書斎に、台所に、あちらこちらと家中を掃除してまわるが、見たこともない様な道具が其処此処に点在している。半透明のフワフワで軽いゴミ袋、ランプみたいだけど火を使わずにびっくりするほど明るい道具や、小さな竜の頭の様な道具が音を立てて空気を吸い込む、何に使うかわからないが近づくのはやめようと決心するミアだった。雇ったばかりのメイドに家を任せて外出してしまうご主人様は、ミアの事を信頼(!?)してくれているのだろうか? ただ一箇所「この部屋には入ってはいけない」そう言われた場所がある、中には何があるんだろうか? 秘密の部屋は気にはなるけど、メイドは余計な詮索をしない方が良いと、以前の職場で習った事を忘れずにお掃除に没頭するのであった。ピカピカになった家の中を見て、ご主人様はミアに特別ボーナスを支給してくださった。ただあまりにも高額だったので、辞退しようとしたら逆に説教されてやっぱり偏屈な変わり者ですねー。でも、待遇は抜群でお給料も良いし、メイドなのに個室を与えられてお湯で温めたタオルでカラダが拭けるなんて、なんと贅沢な! 幸せを感じていたミアの部屋にご主人様がなんの前触れもなくやって来た! 亜人といえども、うら若い女子の入浴シーンに乱入するなど許せない!!! 憤るミアにご主人様は「僕の家で、風呂に入れてやる」そう仰った。そして、ミアが連れて行かれたのがあの秘密の部屋。中に何があるのか? ミアはどうなってしまうのか? ご主人様の正体が明かされる時が来た!!!

異世界堂のミア お持ち帰りは亜人メイドですか?(2)

ここは異世界の“リスタリア”。エルフやドラゴン、亜人たちが暮らす街で“偏屈屋敷”と呼ばれているお屋敷があった。そこには本当に偏屈なご主人さまがいて、お仕えする事になった猫耳メイドのミアは街の人たちから真剣に心配されてしまう。少しビクつきながらお屋敷を訪ねたミアとご主人さまとの最初の出会いは、良くも悪くも意外な事だらけで驚きの連続だったけど、ご主人さまには優しい一面もあって、ひと安心のミア。お仕事を頑張る意欲が湧き上がってきましたよ。ミアの新な生活は大きなお屋敷を一人で任されて毎日とても忙しいけれど、ご主人様の秘密の部屋に興味津々。そんなミアにご主人さまが気まぐれを起こされて、立ち入り不可の“秘密の部屋”に連れ込んでしまう。そこにあった不思議な鏡を通り抜けて、別世界の“チキュウ”にたどり着いた瞬間から、“リスタリア”と“チキュウ”を行き来する、ミアの二重生活が始まったのです。便利な電化製品や車に電車。“リスタリア”には無いものばかりで、ここでも驚きの連続でしたけれど、ミアを一番喜ばせたのが“水筒”と呼んで大切にしているペットボトル。キラキラと軽くて透明な容器は、水を入れて持ち歩くのにも最適なスグレモノ。残念ながら“デンキ”という、雷様のお力を借りて動く電化製品とミアの相性は今ひとつ。でも便利な道具を使いこなすのは、メイドに必須な能力なんです。“チキュウ”の生活にも馴染んだ頃、一人で買い物に行ったミアに声をかけてきた美少女JK。以前、ミアがご主人さまに連れていかれた純喫茶のウェイトレスだった彼女は、メイド服をキッチリ着こなして本物のメイドに見えるミアに興味を持っていたらしい。そして、ネコ耳や尻尾の存在にも探求心がそそられて、乙女の疑問をミアに投げつける。女子トークを楽しんで意気投合したミアは“チキュウ”のお友達が出来て上機嫌、ご主人さまへの報告も心が弾む。二人の距離はご主人さまとメイドの関係より、少しずつ近づいていきそうだったのですが……。そんな時、ご主人さまからミアに新しいご依頼が。お客様を屋敷に招く事になったので、もう一人臨時のメイドを探す様に申しつかりました。でも、親しくしているメイドと言えば彼女しか思いつきません。元同僚のドラゴンメイドの登場でご主人さまを中心にして、もちろん“チキュウ”のグルメを堪能しつつですが、魔女も魔法も登場しない恋愛模様濃い目の異世界物語。ご主人さまの過去を知る人物も現れて、見逃せない「異世界堂のミア」第2巻・完結編スタートです!!