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【第4回ヤングスペリオール新人賞 大賞受賞作】目には見えない「同調圧力」の気配。染まるか、抗うか。この時代の切実なる「問い」を描く新鋭…登場。(ビッグコミックスペリオール2020年8号電子版)
【第4回ヤングスペリオール新人賞 大賞受賞作】目には見えない「同調圧力」の気配。染まるか、抗うか。この時代の切実なる「問い」を描く新鋭…登場。(ビッグコミックスペリオール2020年8号電子版)
親から虐待を受けている子供を描いた漫画は多くて、正直なところ目をそらしたくなる題材ではあるけど、それぞれの作家がそれをどう描くかというのはやっぱり気になる。 画力の点では拙い部分があるけど(主に背景)、主人公の岬が苦しみを共有することで親しくなる釘宮さんにはとても魅力を感じました。卒業式に出ずに東京へ行った釘宮さんのその後にはびっくりしたけど、彼女が(たぶん)自分で選んだ道だし、ある意味いままで自分を見下していた親や同級生、教師を見返すことに成功している。 その強さがあるかどうかで2人の道は別れた気がするけど、岬には味方が居たけど釘宮さんには居なかったという見方もできる。 最後の岬の涙の意味を考えたけど色々ありすぎるなと思いました。