営業マンとして働く松岡は、日常の憂さ晴らしに女装して夜の街を闊歩し、別人として視線を浴びる快感にはまっていた。そんなある日、女装姿でナンパされ、散々な目に遭っていたところを会社の冴えない先輩・寛末に救われる。不器用でトロいと悪評の寛末の純粋な愛に惹かれた松岡は、女装した仮の姿「江藤葉子」のまま逢瀬を重ね、ついには寛末から愛の告白を受ける。抑えきれぬ思いのまま、自分が本当は男であることを打ち明けた松岡だったが、寛末は困惑から松岡を強く拒絶し――? 叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作、若手実力作家による待望コミカライズ!
週末に女装をして街へ繰り出すのが趣味の松岡と、同僚で仕事ができないけど人がいい廣末。ふたりの切ない恋を描く新連載! 原作小説は舞台化もされたという人気作だそうです。 松岡はとあるきっかけにより女装がばれ、暴力を振るわれて逃げていたところを廣末が救ってくれたことで(男と女として)出会う。後日、女性の姿でお礼をいったきり二度と女装はしないと決めたものの、廣末は女の自分をずっと探しているようで…という初っ端から切なさ全開で胸がギュッとなりました。