『ボクとキミの二重探偵』クセ強めなキャラクターが紡ぐミステリーに“沼る”――読むほどにこだわりを感じる作風がじわる
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『ボクとキミの二重探偵』(原作・辺天使、漫画・津田穂波/集英社) コミックス1冊分で読者に仕掛ける構成が豪胆&痛快 過去から現在に至るまで、実に数多くの探偵作品が誕生しており、近年ではそのバリエーションも多岐にわたっている。少し本題からそれ
僕徒レオ、通称「ボクちゃん」は気弱で一人ぼっちの高校2年生。そんな彼の隣の席に座っていたのは、君乃ミキという居眠りばかりしている女子生徒だった。ある日、クラスメイトの姫川が行方不明に。この事件に興味を持った君乃は僕徒と共に美術室へ向かい事件の真相を目指すというが――!? 二人の不可「解」な学園推理サスペンスの幕が上がる――。