あらすじ

波乱のデートの最後に、ミキが案内した場所、そこは妹・ヒタリの死亡現場だった。警戒する主人格「オレ」は「ボク」の後ろで見守るがミキは、「ボク」が秘密裏に一ノ瀬ユリと交わしたスマホのやり取りを見事推理、「ボク」を追いつめる。だが、焦る「ボク」の対応に満足する「オレ」。ミキの秘密を暴く作戦成功を予感するが、一転、ミキは「オレ」の存在を言い当てる――!!
ボクとキミの二重探偵(1)

僕徒レオ、通称「ボクちゃん」は気弱で一人ぼっちの高校2年生。そんな彼の隣の席に座っていたのは、君乃ミキという居眠りばかりしている女子生徒だった。ある日、クラスメイトの姫川が行方不明に。この事件に興味を持った君乃は僕徒と共に美術室へ向かい事件の真相を目指すというが――!? 二人の不可「解」な学園推理サスペンスの幕が上がる――。

ボクとキミの二重探偵(2)

まさか二重人格――!? 殺人事件をきっかけに「ボクちゃん」こと僕徒レオに疑念を抱く君乃ミキ。果たして、その推理は正しかった。僕徒レオの主人格「オレ」は、「ボク」という仮面の人格を隠れ蓑に、己の歪んだ楽しみに耽っていたのだ。だが、貪欲に「解」を求める君乃にその正体がバレることを恐れ、「人殺し」と呼ばれた彼女の過去を探り始める。本性を暴く熾烈な騙し合いは、目まぐるしく入れ替わり…!!

ボクとキミの二重探偵 3巻

君乃ミキの双子の妹・ヒタリは、本当に事故死だったのか!? 僕徒レオの二重人格の主人格「オレ」は、表の人格「ボク」を操り、真相を探り始める。一方、ミキに疑念を抱くヒタリの親友・一ノ瀬ユリと情報を交換することになった「ボク」。正反対の姉妹に何が起きたのか? ミキの正体を暴こうと動き始める「オレ」。そんなある日「ボク」は、ミキにデートに誘われ…。

ボクとキミの二重探偵 4巻

波乱のデートの最後に、ミキが案内した場所、そこは妹・ヒタリの死亡現場だった。警戒する主人格「オレ」は「ボク」の後ろで見守るがミキは、「ボク」が秘密裏に一ノ瀬ユリと交わしたスマホのやり取りを見事推理、「ボク」を追いつめる。だが、焦る「ボク」の対応に満足する「オレ」。ミキの秘密を暴く作戦成功を予感するが、一転、ミキは「オレ」の存在を言い当てる――!!

ボクとキミの二重探偵 5巻

君乃ミキに二重人格を見破られた僕徒レオの主人格「オレ」は、しぶしぶ、彼女の妹・ヒタリの死を探る協力者となる。そんな矢先、二人の前に現れた刑事・両神 真。ヒタリの死の謎を深追いしないよう忠告する彼にはミキを真相から遠ざけたい理由があった――。警察で暗躍する異能の刑事・両神の正体とは!? そして再び、新たな殺人事件が――!!

ボクとキミの二重探偵 6巻

無防備な西園寺の無実を証明するため、殺人事件のトリックに使われた小説『2分の1の殺意』を2万冊もの蔵書の中から探し出すことにしたミキたち。与えられた時間はたった25分。暗雲漂う中、ミキはレオの主人格「オレ」に望みを託す。彼には真犯人を揺さぶる、ある秘策があった。タイムアップが刻々と迫る中、ついにその時はやってくる。駆け引きが交差する図書館編、ついに解決へ――!!

ボクとキミの二重探偵 7巻

図書館事件以降、様子が変わったミキを案じる友人達。「オレ」は覇気を無くしたミキをけしかけるも、表向きの人格「ボク」に暴走を止められる。僕徒レオの中でも何かが変わろうとしていた――。そして西園寺の提案で、夏休みを利用して宿泊旅行に出かけることになった面々。「オレ」とミキは、ヒタリの死の真相を探るため刑事・両神に揺さぶりをかけるが…!?

ボクとキミの二重探偵 8巻

夜になっても旅先の宿泊所に戻らないミキとレオ。二人は暴漢に拉致され、廃ホテルで命の危機に瀕していた。一味を追い、陰から様子を窺う刑事・両神ことヤーヌス…。組織のボスから二人を見過ごすよう厳命が下るが、葛藤する両神に突如異変が起きる…。双子の姉妹、二重人格の青年、闇の顔を持つ刑事、全ての謎が解ける時、真実は明かされる――! 複雑に絡み合う学園ミステリー、ついに完結!!