あらすじ

望んだ“死に場所”を奪われ、公爵令嬢ドロッセルとして転生をさせられたレティシエルは、悲嘆に暮れていたが優しい友人たちとの交流を経て、新たに決意をする。今度こそ私がすべてを守ればいい――。一度目の人生で果たせなかった想いを二度目の人生で必ず成し遂げてみせる、と。そんな折、友人の一人であるミランダレットを下級貴族と蔑むロッシュフォード王子らが現れレティシエルは怒りを募らせていき……!? 「身分の貴賤でしか人を計れない己を恥じなさい!」一喝した王子らとの決着を課外授業でつけることになるがそこでは彼女の想像を超える事件が待ち構えていた……。常識外れの王女殿下が我が道を往く魔術譚、第二幕!
王女殿下はお怒りのようです 1巻

最強の魔術師と謳われた辺境国の王女レティシエル。戦乱の世を生きた彼女は、敵国の侵攻により多くの民と家族さらに愛する人までを失い、自らその命を断った……はずが、見知らぬ場所で目を覚ました――。そこはレティシエルが生きて死んでから千年後の世界。彼女は、その別時代に別の人間として転生していたのだ。家族はもちろん婚約者にすら疎まれる無能令嬢ドロッセルとして。「家族も民も、愛する人も守れなかった私がどうして生きているの……!?」そして、更なる情報を得るためドロッセルの通う学園で千年後の魔術を目撃、そのレベルの低さに愕然とするのだが……!? 「小説家になろう」発、常識外れな王女殿下が我が道を突き進む魔術冒険譚、第一幕!

王女殿下はお怒りのようです 2巻

望んだ“死に場所”を奪われ、公爵令嬢ドロッセルとして転生をさせられたレティシエルは、悲嘆に暮れていたが優しい友人たちとの交流を経て、新たに決意をする。今度こそ私がすべてを守ればいい――。一度目の人生で果たせなかった想いを二度目の人生で必ず成し遂げてみせる、と。そんな折、友人の一人であるミランダレットを下級貴族と蔑むロッシュフォード王子らが現れレティシエルは怒りを募らせていき……!? 「身分の貴賤でしか人を計れない己を恥じなさい!」一喝した王子らとの決着を課外授業でつけることになるがそこでは彼女の想像を超える事件が待ち構えていた……。常識外れの王女殿下が我が道を往く魔術譚、第二幕!

王女殿下はお怒りのようです 3巻

ドロッセルとしての人生を前向きに歩み始めたレティシエル。彼女の前に、千年前のかつての自分を知る“仮面の男”が現れ謎の力“瘴気”を用いて連れ去ろうとするのだが……。私にもっと力があれば――! そんなレティシエルの願いに呼応するかのように“精霊”が彼女の眠っていた力を解放し、難を逃れる。しかし去り際、仮面の男は意味深な言葉を残すのだった。「俺たちは運命(さだめ)られた二人なのだから」 やがて仮面の男に運命を狂わされた人々を目の当たりにし、レティシエルは己に秘められた力と向き合う決意をする――! 規格外の王女殿下が千年前の因縁に抗う魔術譚、第三幕!

王女殿下はお怒りのようです 4巻

レティシエルは“瘴気”に苦しんでいる人々を救うべく、ドロッセルの体に眠る“浄化”の力を探る旅に出た。その道中、盗賊に襲われる一家を救うため単身戦いに挑む彼女に、仲間は警鐘を鳴らすが……。戦う術は心得ているから! 一方、仮面の男・サラに対抗する手がかりを探すジークは、王都の地下で“前世”からの宿業を知らされる――。「ナオ…サラ…レティシエル。永き因縁に決着の時がきたか」 守護獣キューによって明かされる、すべての始まり。“浄化”の力――そしてレティシエルたちの因縁とは!? 人への深い愛が、歓びと憎しみを生む魔術譚、第四幕!

王女殿下はお怒りのようです 5巻

“浄化”の力の秘密を求め旅に出たレティシエルは、光の精霊と出会い過去の真実と、やがてサラの体に眠る悪逆皇帝カシャールが蘇り、千年前を越える騒乱時代が訪れると知り、怨嗟の鎖を断ち切る決意をする――。一緒に戦ってくれる? ドロッセル サラの体から溢れ出る大量の瘴気を前に、二人は全てを終わらすべく、手を取り合い浄化を試みる! 「誰も苦しまなくていいように解放しましょう」 世界を包む浄化の光。レティシエル、ナオ、サラの千年に渡る因縁は終わりを告げた……かにみえたが――!? 運命に翻弄された王女殿下の愛と戦いの記録、最終章!!