あらすじ

小さな町に自分の家を自力で建てに来た嶋燈子。現地の役所に勤める穂高大志に設計を引き受けてもらえたものの、穂高の元妻が現れ燈子を牽制。それにより、ようやく自分の穂高に対する想いが「恋」なのではないかと自覚し始めた燈子だったが、勢い余って(?)本人に直球で告白してしまい……? 目指すのは、「帰りたい家」。想いが揺れるDIY系ラブストーリー、第2巻。
ホームメイド・スイートホーム 1巻
小さな町に、自分の家を自力で建てに来た嶋燈子。かつて設計士として働き、今は現地の役所に勤める穂高大志は、彼女の要望を「無理だ」と一蹴するも、燈子は諦めることなく予想外の行動に出る。危なっかしい彼女のことが気になる穂高は、ついつい口出しするうちに…? 目指すのは、「帰りたい家」。『取り急ぎ、同棲しませんか?』の中村ユキチが描く、DIY系(?)ラブストーリー、開幕!
ホームメイド・スイートホーム 2巻
小さな町に自分の家を自力で建てに来た嶋燈子。現地の役所に勤める穂高大志に設計を引き受けてもらえたものの、穂高の元妻が現れ燈子を牽制。それにより、ようやく自分の穂高に対する想いが「恋」なのではないかと自覚し始めた燈子だったが、勢い余って(?)本人に直球で告白してしまい……? 目指すのは、「帰りたい家」。想いが揺れるDIY系ラブストーリー、第2巻。
ホームメイド・スイートホーム 3巻
小さな町に自分の家を自力で建てに来た嶋燈子。現地の役所に勤める穂高大志に設計を引き受けてもらい、ともに家づくりを進めていくうちに、彼に初めての恋心を抱いていることに気づいてしまう。一方の穂高も、燈子に対して以前とは違う感情が芽生えていることを自覚。想いは通じ合ったかに見えたが、二人の間を引き裂くような一報が…? 目指したのは、「帰りたい家」。DIY系ラブストーリー、ハート震える完結巻!
ホームメイド・スイートホーム

小さな島を舞台にした掴みどころのない2人の恋模様 #1巻応援

ホームメイド・スイートホーム 中村ユキチ
sogor25
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小さな島の役所で働く穂高大志、44歳。一級建築士でありながら現在は土木課に勤務しており、一人暮らしの家事も完璧にこなす。どうも過去に何か秘密があり、建築事務所を辞めたのにも理由がありそうなんだけど、淡白な振る舞いからあまり考えの底が見えない人物。 そして突然孤島に現れた女性、嶋燈子、28歳無職。私有地にテントを張って居座り、「ここに家を1人で1から建てる」と嘯く。どうやらそのために会社も辞めてきたらしいけど、貯金自体はしっかりとあり、冗談で言っているわけではない様子。 という全然違う意味で掴みどころのない2人が出会い、燈子の"家を建てる"という目的のために距離感を近づけたり遠ざけたりしながら進んでいくラブストーリー。 端から見れば掴みどころのないキャラクターの2人なのに、物語が進むごとにモノローグでお互いの心の中が描写されて、何を考えているのか、過去にどういう秘密があったのかが徐々に明かされていく感じが新鮮で面白い。今のところは奔放な燈子に当てられてなのか穂高のほうが心を徐々に開いていっている感じがあるのだけど、1巻の終わり方を見るとまだまだ大きく物語が動いていきそうであり、また穂高・燈子それぞれの過去について完全に明かされたわけではないので、ここからどう進んでいくのか楽しみな作品。 1巻まで読了