あらすじ

手っ取り早く店のナンバー1になるための方法として、雅臣から“枕”をすすめられるが、眞は猛烈に反発する。そんな頑なさな態度を小馬鹿にしてくる雅臣にイラついた眞は、飲めば誰でも“Ωのヒート”状態になるという薬を、勢い任せに無理やり飲ませる。しかし雅臣の疑似発情したエロティックな様子に、劣情を抑えきれず激しく抱きつぶしてしまう。嫌いなαとはいえ、卑劣な手を使い、しかも抱いてしまったことを後悔する眞だったが、なぜかその後も雅臣によるナンバー1ホストになるためのレッスンは続き…。αとβの切ない恋を描いた大人気作『βの憂鬱』の続編が登場! 憧れのβに片思いを続けるβ・眞と、過去に囚われβを見下すα・雅臣のアダルティΩバース。この恋、――悪辣。※α・翡翠とβ・蛍嗣の心引き裂かれる切ない物語は、好評配信中の『βの憂鬱』電子単行本、もしくは単話【第1話】~【第6話】でお読みいただけます。
βの憂鬱【第1話】

αのホストは、αの客しか受け入れないホストクラブがほとんどのこの業界。そんななかで、α・翡翠は、どのバースの客でももてなす革新的な店の代表を務める、カリスマホストだった。そしてその店で、βの蛍嗣は、ホストクラブの内勤――裏方の黒服として働き、翡翠を慕っていた。ある日翡翠の太客のΩが来店するが、突如ヒートを起こす。間近で接客をしていた翡翠は、Ωのヒートをもろに受け、自身も発情してしまう。騒然とする店内で、蛍嗣は一人発情を抑えるべく事務所にこもった翡翠を追いかけた。それは、βだからできるαを介抱する方法を“知っていた”からで…。『きもちいいこと、教えて?』でコミックスデビューした秋芳ぴぃこが挑む、ホストクラブを舞台に、心引き裂かれる切ないアダルティΩバース――開幕!

βの憂鬱【第2話】

αの翡翠の発情を抑えるために、後先考えず自分の体を差し出し、激しく交わり合ってしまったβの蛍嗣。しかし後悔はしてなかった。なぜなら翡翠は、あるαから傷つけられた蛍嗣を救ってくれたαだったからだ。そんな過去の男のαと異なり、ただひたすらに頭を下げて謝罪し、優しく接してくれる翡翠に、期待はしてはならないと自分を戒める蛍嗣。しかも、自分とそのαとの過去を話すことになってしまう。そんな二人の微妙な関係の変化に、周りが気付かないはずもなく…!?『きもちいいこと、教えて?』でコミックスデビューした秋芳ぴぃこが挑む、ホストクラブを舞台に、心引き裂かれる切ないアダルティΩバース。二人の距離が急激に近づく第2話!

βの憂鬱【第3話】

成り行きでαの翡翠の恋人を演じることになったβの蛍嗣。過去、αの男に捨てられ深く傷ついた蛍嗣は、二度とαには恋をしないと決めていたのだが、翡翠の優しさに惹かれていくのを止められなかった。心の中だけで思うことを誓い、店での翡翠との毎日のやり取りにひそかな幸せを感じていた。そんなある日、蛍嗣を捨てたαの男・雅臣がホストクラブに来店して――…!? 『きもちいいこと、教えて?』でコミックスデビューした秋芳ぴぃこが挑む、ホストクラブを舞台に、心引き裂かれる切ないアダルティΩバース――急展開の第3話!

βの憂鬱【第4話】

“しょせんβだから”――そんな風に言われるのが嫌で、大学時代、蛍嗣は努力しα専用のゼミに入ることができた。そんな時、ゼミの中でも際立って優秀で目立つα・雅臣に声をかけられる。しかしそれは、蛍嗣のαへの苦い記憶を植え付ける過去の始まりだった…。『きもちいいこと、教えて?』でコミックスデビューした秋芳ぴぃこが挑む、ホストクラブを舞台に、心引き裂かれる切ないアダルティΩバース――衝撃の過去が判明する第4話!

βの憂鬱【第5話】

過去に手ひどく振られたαの雅臣に、媚薬を盛られたβの蛍嗣。Ωの発情期と同じ状態になったところを介抱してくれた翡翠に、蛍嗣は「抱いてほしい」と懇願するが…。そして雅臣と翡翠の驚愕の過去と関係も明らか…!『きもちいいこと、教えて?』でコミックスデビューした秋芳ぴぃこが挑む、ホストクラブを舞台に、心引き裂かれる切ないアダルティΩバース――開幕!

βの憂鬱【第6話】

α・雅臣に、βを弄ぶ方法を教えていたのは、なんとα・翡翠だった。二度とαを愛さないと心に決めていたにも関わらず、翡翠に惹かれ、好きになっていたβの蛍嗣。己の愚かさに打ちひしがれる蛍嗣に、意外な人物が想いをぶつけてきて――。蛍嗣はこのまま翡翠から離れてしまうのか…。『きもちいいこと、教えて?』でコミックスデビューした秋芳ぴぃこが挑む、ホストクラブを舞台に、心引き裂かれる切ないアダルティΩバース――、切なさが止まらない最終回!

βの憂鬱【第7話】

αのホストしか在籍していなかったDEARESTで、眞は初のβホストになる。最初は物珍しさから店のランキングに入るほどだったが、すぐに売り上げは落ちてしまう。しかし店のナンバー1ホストであるαの翡翠から、大学時代から片思いをしている愛しのβ・蛍嗣を取り戻すためには、その座を奪うしかなく…!? そんななか、過去、蛍嗣を傷つけた憎きα・雅臣から、ホストの極意を教えてやると言われ…。αとβの切ない恋を描いた大人気作『βの憂鬱』の続編が登場! 憧れのβに片思いを続けるβ・眞と、過去に囚われβを見下すα・雅臣のアダルティΩバース。この恋、――悪辣。※α・翡翠とβ・蛍嗣の心引き裂かれる切ない物語は、好評配信中の『βの憂鬱』電子単行本、もしくは単話【第1話】~【第6話】でお読みいただけます。

βの憂鬱【第8話】

手っ取り早く店のナンバー1になるための方法として、雅臣から“枕”をすすめられるが、眞は猛烈に反発する。そんな頑なさな態度を小馬鹿にしてくる雅臣にイラついた眞は、飲めば誰でも“Ωのヒート”状態になるという薬を、勢い任せに無理やり飲ませる。しかし雅臣の疑似発情したエロティックな様子に、劣情を抑えきれず激しく抱きつぶしてしまう。嫌いなαとはいえ、卑劣な手を使い、しかも抱いてしまったことを後悔する眞だったが、なぜかその後も雅臣によるナンバー1ホストになるためのレッスンは続き…。αとβの切ない恋を描いた大人気作『βの憂鬱』の続編が登場! 憧れのβに片思いを続けるβ・眞と、過去に囚われβを見下すα・雅臣のアダルティΩバース。この恋、――悪辣。※α・翡翠とβ・蛍嗣の心引き裂かれる切ない物語は、好評配信中の『βの憂鬱』電子単行本、もしくは単話【第1話】~【第6話】でお読みいただけます。

βの憂鬱【第9話】

眞に無理やり抱かれたにも関わらず、雅臣はナンバー1ホストになるためのレッスンを続けるのだった。眞は雅臣の考えを図りかねていたが、一緒にいる時間が、なぜか心地よく感じるようになっていた。そんなある夜、店のホストに、雅臣と一緒にいるところを目撃されてしまい、翡翠に知られるところになる。ところがお咎めはなく、逆にセックス以外でβと一緒にいることに疑問を抱かれる。眞は、雅臣はただ単にβを見下している以外に、βを嫌いになった特別な理由があるのではと気づく。そこで雅臣を問い詰めたところ、驚愕の過去を知らされ……。αとβの切ない恋を描いた大人気作『βの憂鬱』の続編が登場! 憧れのβに片思いを続けるβ・眞と、過去に囚われβを見下すα・雅臣のアダルティΩバース。この恋、――悪辣。※α・翡翠とβ・蛍嗣の心引き裂かれる切ない物語は、好評配信中の『βの憂鬱』電子単行本、もしくは単話【第1話】~【第6話】でお読みいただけます。

βの憂鬱【第10話】

βを嫌う理由を執拗に問い詰めたところ、雅臣から知らされた悲痛な過去に、呆然とすると同時に、自分の言動を後悔する眞。やり場のない気持ちを持て余し、ホストの仕事にも身が入らない。雅臣に対して複雑な想いを抱く一方で、蛍嗣への気持ちは、憧れであると気付くのだった。そんな不調の眞を見た翡翠は、雅臣にコンタクトを取り……。αとβの切ない恋を描いた大人気作『βの憂鬱』の続編が登場! 憧れのβに片思いを続けるβ・眞と、過去に囚われβを見下すα・雅臣のアダルティΩバース。この恋、――悪辣。※α・翡翠とβ・蛍嗣の心引き裂かれる切ない物語は、好評配信中の『βの憂鬱』電子単行本、もしくは単話【第1話】~【第6話】でお読みいただけます。

βの憂鬱【第11話】

とあるバーに呼び出し、翡翠は雅臣に、眞とつるんでいる真意を聞き出そうとしていた。そこに、誤解を解こうと駆けつけた眞だったが、逆に庇われたと思った雅臣は怒って出て行こうとするのだった。そんな雅臣を引き留め、思わずキスとしてしまう眞。名前はつけられないが、雅臣を放っておけない感情を告げる。しかしそんな眞の言葉に、いたたまれず立ち去る雅臣。しかもその様子を翡翠に見られてしまったのだが、雅臣と翡翠の過去を知り、なおさら雅臣の傍にいたいと眞は思うのだった。一方、マンションに帰宅した雅臣は、元セフレの“β”に待ち伏せされて……。αとβの切ない恋を描いた大人気作『βの憂鬱』の続編が登場! 憧れのβに片思いを続けるβ・眞と、過去に囚われβを見下すα・雅臣のアダルティΩバース、ここに完結――!※α・翡翠とβ・蛍嗣の心引き裂かれる切ない物語は、好評配信中の『βの憂鬱』電子単行本、もしくは単話【第1話】~【第6話】でお読みいただけます。