あらすじ

関東を支配する、白王勢力に、生身で立ち向かう謎の男・・水元六蔵とは!? 一方、黒蜜を探し求め、旅立ったタツヤとシェラ――白王の城に捕らわれたままのクロウ、ライの運命は!? それぞれの思惑が交錯し、黒蜜を追い求める、壮大なる旅が始まった…
KUROZUKA―黒塚―(1)

鎌倉の兄・頼朝より逃げおおす源九郎 義経と弁慶。二人が山中を放浪する最中、黒蜜と名乗る美しい女が一人棲む家に辿りついた。いつしか九郎と黒蜜は男女の関係に。その黒蜜には恐るべき秘密が隠されていた!! 情念の作家・夢枕獏と鬼才・野口賢が織りなす、有為転変の壮大なる伝奇ロマン、威風堂々スタート。

KUROZUKA―黒塚―(2)

唐の頃よりクロウと黒蜜の有する、不老不死の秘密を代々追い続ける組織の追跡は、数百年の時を越えても尚、終わらない。時代をくぐり抜け、廃墟と化した瓦礫の地にクロウは再び目覚めた…大幅加筆の第2章。怒り炸裂!! 血戦勃発!!! クロウの剣が火を噴いた!!!

KUROZUKA―黒塚―(3)

赤帝の許より離れ、“埴輪”なる組織を追うクロウ。ただならぬ気を放つ謎の男・九遠とは…!? 武器の密売が行われる闇市で“黒蜜”の情報を探るクロウの旅は続く…大幅加筆、衝撃の第3章。

KUROZUKA―黒塚―(4)

埴輪の中で唯一、黒蜜と接触するという沙仁輪の許に、辿り着いたクロウ。彼らに襲いかかる組織の正体は!? 黒蜜を追い求める組織たちが入り乱れた、三つ巴の決戦がついに勃発!!

KUROZUKA―黒塚―(5)

かつて、黒蜜と離ればなれになった関東の地に辿り着いたクロウ――捕らわれた埴輪の中心人物、沙仁輪を救出するべく向かった先……それは、不気味にたたずむ関東の要塞…白王の城。東京の闇を駆け抜けるクロウを最大の危機が襲う!?

KUROZUKA―黒塚―(6)

“白王の城”に潜入し、激闘を繰り広げるクロウと白王――荒廃した120年前の関東を映し出した映像に隠された恐るべき真相とは!? 欲望蠢く、白王軍の野望、そして関東決戦の行く末が新たなる謎を呼ぶ!!

KUROZUKA―黒塚―(7)

関東を支配する、白王勢力に、生身で立ち向かう謎の男・・水元六蔵とは!? 一方、黒蜜を探し求め、旅立ったタツヤとシェラ――白王の城に捕らわれたままのクロウ、ライの運命は!? それぞれの思惑が交錯し、黒蜜を追い求める、壮大なる旅が始まった…

KUROZUKA―黒塚―(8)

白王軍に拉致されたクロウの持つ特殊な能力、また、その秘密の鍵を握る黒蜜の究明に乗り出す長谷川。そして捉えられたライは、人体実験の危機に!? 完全復活を遂げた白王、未知の力を兼ね備えたタツヤとシェラ、そして、赤帝軍が動き出す! 事態は予測もつかない恐るべき展開に!?

KUROZUKA―黒塚―(9)

“白王の城”内で巻き起こった決戦は幕を引き、一行は東京を後に。異形のモノたちが棲むと言われる鬼門・東北へ向かった。果てしなく永い永い年月を経て、想い焦がれてきた、あの“黒蜜”とクロウは果たして再会なるのか!? 東北の知られざる秘密。いざ、壮大なる旅の終着点へ…

KUROZUKA―黒塚―(10)

「この扉の中へは入るな」 かつて赤帝に、そう言われた部屋の扉を潜るクロウ…。中には赤帝、そして一千年以上も追い続けた、あの黒蜜が!? 追われ続けた記憶――闘い続けた歴史――有為転変の伝奇ロマン、堂々完結!!