あらすじ

フィリピンで「佐伯修三」について嗅ぎ回っている元・極道がいる――。情報を得た恭平と滝沢は全ての足跡を消すためフィリピンへと飛ぶが、「佐伯修三」が村田恭平であることを突き止められてしまう!!このことが日本にいる侠真会・山口の耳に入れば全ては水の泡……そこで滝沢と恭平がとった手段は、そう、全てを知った人間を消すこと!!
愛と復讐の挽歌(1)

ある男の野望のために家族を殺され、愛する女を奪われ、その人生全てを叩き潰された男・村田恭平。失意の中、フィリピンでどん底生活を送っていた恭平が出会ったのは、日本から遊びに来ていた白陵会のヤクザ・滝沢。悔しいならば復讐すればいいと恭平を唆す滝沢の言葉に、恭平は滝沢と手を組み、己の全てを復讐に捧げることを決意する!!

愛と復讐の挽歌(2)

名を「佐伯修造」と変えて日本へと戻ってきた恭平は、滝沢から任されたフィリピンパブでのいざこざを利用し、仲尾へと繋がる侠真会を潰すことに成功する。また、復讐のための「武器」として滝沢から紹介されたのは民自党代議士で現役の大蔵大臣・武上昇だった。武上が恭平に指示したのは、株と土地の買い占め…その指示が意味するものとは?

愛と復讐の挽歌(3)

武上の指示に従い、土地と株を買い漁る恭平。すべてが順調に進んでいると思われた中、恭平の店に現れたのは、仲尾の陰の兵隊として働き、恭平の家族を殺した男――東々会の山口だった。。侠真会の新組長になった山口は、以前侠真組を壊滅させた恭平を探しに店を訪れたのだ。恭平は姿を隠し難を逃れたが、恭平のために情報を得ようと山口へ近づいたキャストのマリアは、その魂胆を見抜かれて覚醒剤中毒にされてしまう。恭平は、フィリピンでホームレス同然だった自分を助けてくれたマリアを救うため、新たな策を練る!!

愛と復讐の挽歌(4)

フィリピンで「佐伯修三」について嗅ぎ回っている元・極道がいる――。情報を得た恭平と滝沢は全ての足跡を消すためフィリピンへと飛ぶが、「佐伯修三」が村田恭平であることを突き止められてしまう!!このことが日本にいる侠真会・山口の耳に入れば全ては水の泡……そこで滝沢と恭平がとった手段は、そう、全てを知った人間を消すこと!!

愛と復讐の挽歌(5)

恭平らによる武王グループ株・土地の買占めが順調に進む中、邪道連合では内部抗争が勃発。表の武王、裏の邪道連合…そのどちらもが窮地に陥ったことでいよいよ揺らぎ始めた仲尾親子の地盤。しかしその代償は大きかった。仲尾も山口も、全ての絵図を描いているのが「佐伯修造」だと掴んだのだ。動揺する恭平に滝沢は…?

愛と復讐の挽歌(6)

永い、永い夜が明ける――。邪道連合に拉致されたマリアとカティを救い出すため動く恭平だったが、その間にも警察・地検・国税の包囲網は迫る。経済界と極道界を巻き込んだ恭平の復讐は遂に最終章へと。ハードコア・ピカレスクここに完結!!