あらすじねこでよければ、応えます――。ねこさんが開いた「話聞きます」屋さん。人間関係に悩むサラリーマン、人の境遇と才能を羨む学生、小さな命と向き合う夫婦、田舎嫌いで都会へ出てきた青年…、モヤモヤした気持ちをねこさんに少しだけ軽くしてもらって、私は私の、僕は僕の、自分だけの人生を歩んでいこう。
ねこでよければというか、ねこだからこそ話したいんですけど! 何も言わずに聞いてほしいけど何か言ってほしい、でも何か言われたら傷ついたり腹立ったりしちゃう。 誰かに話したいときの心の中ってめんどくさいんですよね。 親身になってくれるかわいいねこさんにならなんでも話せるし、アドバイスも素直に受け止められそうな気がします。 それにしてもこのねこさんはよく人を見ているなあ…。 人間は他人の都合のいいとこだけ見たり、自分の本当の気持ちを無視したりあきらめたりしちゃうからなあ…ねこさんはすごいな。