あらすじ

もう二度と踏みにじられない。その思いを強固にするには、十分な出来事だった。硝煙漂う荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルアクション!
リビルドワールド 1

原作小説が『このライトノベルがすごい! 2020』(宝島社刊)「単行本・ノベルズ部門」新作3位受賞!そして電撃“新文芸”スタートアップコンテスト大賞受賞を記録した大作を実力派漫画家・綾村切人が圧倒的表現力で贈るコミック版「リビルドワールド」!スラム街の少年アキラは、決死の覚悟で踏み入れた旧世界の遺跡で謎の美女アルファと出会う。彼女からある遺跡の攻略を依頼されるが――?最高にスリリングなバトルアクション!「奪われて、騙されて、切り捨てられて、何もかも失った。」「だから――」「俺はもう二度と踏みにじられない。」

リビルドワールド 2

旧文明の遺産を求め、数多の遺跡にハンターひしめきあう世界。アルファからの契約を受けた後、ハンターランク10にもなったアキラだが、スラムの徒党からの襲撃をうけてしまう。割に合わないと判断させるまで1人ずつ殺していくことを提案するアルファ。その提案に乗り、淡々と党員を撃ち倒していくアキラの前に、1人の少女が現れる――!俺にあるのはアキラというその名前だけ。その名前を呼ぶやつもいない。…いや、いたか。「俺の名前はアキラです。それでお願いします。」

リビルドワールド 3

旧文明の遺産を求め、数多の遺跡にハンターひしめきあう世界。荒野で訓練を続けていたアキラは、アルファからの突然の一声を機にクズスハラ街遺跡へと走り出す。遺跡の中でモンスターの群れがトレーラーを襲っており、そのモンスターの群れにアキラも捕捉されていると言うのだ。アルファの指示に従いつつ、的確にモンスターを撃破したアキラは、あとはトレーラーに乗って都市に帰るだけ――のはずだった。「教えてくれ。あれは群れの一部だったのか?」最高にスリリングなポストアポカリプスバトルアクション、第3巻!

リビルドワールド 4

スラム街の少年アキラは、決死の覚悟で踏み入れた旧世界の遺跡で謎の美女アルファと出会う。彼女からある遺跡の攻略を依頼されるが――? 電撃“新文芸”スタートアップコンテスト大賞受賞作がコミカライズ!

リビルドワールド 5

旧文明の遺物を求め、 数多の遺跡にハンターひしめきあう世界。ドランカムの若手ハンター・カツヤは、訓練のためにヒガラカ住宅街遺跡を訪れていた。訓練が順調に進む中、カツヤは暴食ワニを倒すという提案をメンバーに持ちかける。しかし、見通しが甘かったのかカツヤたちは窮地に陥ってしまう。カツヤはより強い力を願った。――いや、願ってしまった。「誰でもいい! なんでもいい……!俺にも、あんな力を……!」最高にスリリングなポストアポカリプスバトルアクション、第5巻!

リビルドワールド 6

助けを求められている。自分の実力以上の人物に。そう認識した時、少女は立ち上がる――。硝煙漂う荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルアクション!

リビルドワールド 7

旧文明の遺物を求め、数多の遺跡にハンターひしめきあう世界。地下をうろつく不審なハンター・ヤジマの不意打ちをかいくぐり、一部無力化に成功したアキラだったが、そこへレイナとシオリが駆けつける。しかし、ヤジマの偽りの慟哭によりレイナが人質として囚われてしまう。青ざめ、思考を巡らせるシオリ。敵を見据え銃を離さないアキラ。アキラの覚悟は、最初から決まっていた──。「──最悪、皆殺しにするわ。いいわね?」「了解だ。」最高にスリリングなポストアポカリプスバトルアクション、第7巻!

リビルドワールド 8

赤い刃がアキラに襲いかかる! 硝煙漂う荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルアクション!

リビルドワールド 9

もう二度と踏みにじられない。その思いを強固にするには、十分な出来事だった。硝煙漂う荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルアクション!

リビルドワールド 10

硝煙漂う荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルアクション!新たな遺跡へ、新たな仲間を引き連れ再探索──! 荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルアクション!

リビルドワールド 11

シェリルをさっそうと助け、いざ反撃開始──! 荒野で繰り広げられる、最高にスリリングなバトルガンアクション!

リビルドワールド 12

目の前で大穴に飲まれる仲間を助けるカツヤ。大穴に飛び込む彼の目からは、以前あった迷いは消えているのだった──

リビルドワールド

地獄の作画要求に応え続ける良コミカライズ

リビルドワールド 綾村切人 ナフセ 吟 わいっしゅ cell
ピサ朗
ピサ朗

スラムであらゆる物に踏みつけられながらも生きる少年アキラは、ある日拳銃を手に入れた事から一攫千金を狙い、かつての超文明…「旧世界」の遺跡に潜るハンターと呼ばれる職業になる事を決意し、近場の遺跡であるクズスハラ街遺跡にたった一つの拳銃頼りに向かうが、モンスターに襲われ死に掛けながらも探索していたら、突然全裸の美女が現れ取引を持ち掛ける…。 と、いう原作はダンジョン探索SFバトルアクションな、小説家になろうから書籍化した人気ライトノベルなのだが、旧文明の遺跡の描き分け、サイバネスティックな装備、生物・機械系の多種多様なモンスター、そのモンスターにも通用する重火器、謎の美女アルファのコスプレ七変化、厳しい経験を乗り越えたオッサン、アキラを巡る美女美少女… とにかく人物背景から小物まで、要求する物が幅広く、挿絵ならまだしも漫画でコレをやるのって相当に疲れるのが素人目にもわかるのだが、ものの見事にそれらに応え、原作の世界観を見事に表現している。 特にほぼ常にアキラの傍に侍る背後霊状態のアルファは、絶世の美女とされ実際に美女だが、戦闘となればアキラを集中させたりリラックスさせるために笑顔に無表情にと、顔も利用するという点を見事に表現しつつ、主人公の相棒ポジションとして動作の一つ一つが魅力的に描かれている。 敵との戦闘もモンスターだったり人間だったり、多様だがアルファのサポート無しでは敵わない手練れである事も多く、実際に敵の強さの表現も素晴らしく、危機一髪をアルファのサポートと地道に身に付けた成果で乗り越えていく様は、元々はスラムの底辺少年だったアキラが拳銃だけの裸一貫から成り上がっていく様と重なり、とてもカタルシスがある。 世界を表現しきる画力、見応えのあるアクション、魅力的なストーリー、原作も作画もシナジーが抜群で、理想的なコミカライズだと思う。