動物の心が読めるせれんのまわりに次々と起こる事件。そして「赤い目」とは何なのか? 赤石路代が描くサスペンス物語(ストーリー)。アフリカ育ちの風見せれんは人や動物の感情を読みとり、心をかよわすことができるという不思議な能力を持っています。ところが日本に帰国早々、中司聖(なかつかさせい)、真柴慧矢(ましばけいや)という感情の読みとれない二人に出会います。この頃の日本では、小・中学生の自殺や事故が急増しています。従姉の早紀と同じ中学校に通うことになったせれんは、ミステリー研究会の部長から「赤い目」の人間の話を聞きました。どうやら自殺や事故には赤い目の人間が関わっているようです。赤い目の人間は日に日に増えて、早紀までその仲間にされてしまいました。せれんと慧矢たちはその原因をつきとめようとしますが…?
動物の心が読めるせれんのまわりに次々と起こる事件。そして「赤い目」とは何なのか? 赤石路代が描くサスペンス物語(ストーリー)。「赤い目」はなんらかの血液のせいで、その仲間になってしまうことがわかりました。まるで、スマトラの吸血鬼、アスワング伝説の様に…。赤い目の仲間となった早紀を元に戻すため、せれんは吸血鬼退治に使われたという十字架を使いました。その時、せれんは早紀の心の中で、一人の女の子と出会います。その子が赤い目を操り、事件を起こしている張本人です。せれんは街の中で、悪しき感情の元を探り、彼女を見つけました。赤い目の妨害のため、聖(せい)がケガを負い、今一歩のところで逃げられてしまいます。そんな中、せれんは聖から衝撃の告白をされます。なんとその女の子は彼の実の妹だというのです…?
動物の心が読めるせれんのまわりに次々と起こる事件。そして「赤い目」とは何なのか? 赤石路代が描くサスペンス物語(ストーリー)。慧矢(けいや)と聖(せい)と麗は血のつながった兄妹だという衝撃の事実がわかりました。麗が慧矢を操れないのは、その血のつながりゆえだったのです。一方、麗は自分の血を浄水場に流し、赤い目の人間を大量に作ろうと考えます。それを阻止しようとしたせれんですが間に合わず、街は赤い目の人間だらけに!大勢の人たちが麗の思う通りになってしまいました。その危険性のため街は封鎖され、出ることも入ることもできません。その中で、麗は赤い目の人間たちに、せれんを殺すように命令しました。赤い目の警察官がせれんに迫り、彼女をかばった慧矢は銃に撃たれて重傷に。ついに絶体絶命となったせれんですが…?