あらすじ

鎌倉幕府へ三度目の諫暁をした日蓮(にちれん)は、四条頼基(しじょう・よりもと)達に鎌倉を託して、身延(みのぶ)の地へ引きこもる。その後、日蓮からの手紙で、日本国に正法を打ち立てなければ蒙古の再襲来があると知った頼基は、主君・江間親時(えま・ちかとき)に法華経への信心を願い出るが、親時の逆鱗に触れてしまい……!?頼基に待ち受ける運命とは?苦難を乗り越え信心を貫く姿を描いた完結巻。

日蓮宗の宗祖・日蓮(にちれん)に帰依し、その生涯を信心で貫いた四条金吾(しじょう・きんご)こと四条頼基(しじょう・よりもと)の生き様を描く歴史ドラマ。武芸に優れ、医術も心得る純真一徹な武士・四条頼基は、雨宿りをしようとした時、地蔵の前で餓死した母子を見つける。御仏がその母子を救わなかった事を深く嘆く頼基だったが……!?

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日蓮(にちれん)に深く感銘して帰依すると決意した四条頼基(しじょう・よりもと)。一方、鎌倉地方を襲った「正嘉(しょうか)の大地震」を、国が滅びる前ぶれだと考えた日蓮は、幕府を諫暁するための書「立正安国論」を著す。そして、すべてを覚悟した上で、前執権・北条時頼(ほうじょう・ときより)へ立正安国論を提出した日蓮は……!?

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伊豆へ流罪となった日蓮(にちれん)を見送った四条頼基(しじょう・よりもと)は、より深く信心に励むと決心する。その後、比企(ひき)家の息女・葵(あおい)と結納をした頼基は、主君・江間親時(えま・ちかとき)へ報告に行った際、日蓮に関して名越の尼(なごえのあま)と言い争いになり、日蓮とはかかわりをもつなと命じられてしまうのだが……!?

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平頼綱(たいらのよりつな)の陰謀により、竜の口(たつのくち)で斬首に処せられる日蓮(にちれん)を、身を挺して守る四条頼基(しじょう・よりもと)。しかし日蓮は、この刑を門出として受け入れ、頼基もまた、お供を申し出て切腹を決意する。いよいよ刑が執行されようとした時、奇跡が……!?

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鎌倉幕府へ三度目の諫暁をした日蓮(にちれん)は、四条頼基(しじょう・よりもと)達に鎌倉を託して、身延(みのぶ)の地へ引きこもる。その後、日蓮からの手紙で、日本国に正法を打ち立てなければ蒙古の再襲来があると知った頼基は、主君・江間親時(えま・ちかとき)に法華経への信心を願い出るが、親時の逆鱗に触れてしまい……!?頼基に待ち受ける運命とは?苦難を乗り越え信心を貫く姿を描いた完結巻。

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