あらすじ鎌倉幕府へ三度目の諫暁をした日蓮(にちれん)は、四条頼基(しじょう・よりもと)達に鎌倉を託して、身延(みのぶ)の地へ引きこもる。その後、日蓮からの手紙で、日本国に正法を打ち立てなければ蒙古の再襲来があると知った頼基は、主君・江間親時(えま・ちかとき)に法華経への信心を願い出るが、親時の逆鱗に触れてしまい……!?頼基に待ち受ける運命とは?苦難を乗り越え信心を貫く姿を描いた完結巻。