あらすじ

主観では生きていながら医学上は死体である“生”同一性障害(ボーダー)。自らもボーダーで安寧な死を望む“死ねない”コータと、父の復讐のためボーダーを“殺したい”エルが、ボーダー麻薬に端を発した事件の果てにたどりつく“命”の選択は――!? “生”同一性障害を巡る生死バディ探偵譚、フィナーレ!!
四ノ宮小唄はまだ死ねない ‐BORDER OF THE DEAD‐ 1巻
“生”同一性障害、通称『ボーダー』。“性”ではなく“生”ーーいのち。それは10年前に突如現れ、世界の約7.6%の人間を“死者”へと変えた新たな疾病。彼らは主観では生きていて、けれど客観的には“死体”でーー。生と死の境が揺らいだ社会で巻き起こる未知の事件に立ち向かう、女子高生探偵×ボーダー少女の生死バディ探偵譚!!
四ノ宮小唄はまだ死ねない ‐BORDER OF THE DEAD‐ 2巻
“生”同一性障害、通称『ボーダー』。主観では生きているが医学上は死体である彼らの出現は、それまでの枠組みに収まらない未知の事件を巻き起こす。ボーダーを憎む女子高生探偵・エルと、安らかな死を望むボーダー少女・コータの生死バディ探偵譚!!
四ノ宮小唄はまだ死ねない ‐BORDER OF THE DEAD‐ 3巻
主観では生きていながら医学上は死体である“生”同一性障害(ボーダー)。自らもボーダーで安寧な死を望む“死ねない”コータと、父の復讐のためボーダーを“殺したい”エルが、ボーダー麻薬に端を発した事件の果てにたどりつく“命”の選択は――!? “生”同一性障害を巡る生死バディ探偵譚、フィナーレ!!
また殺されてしまったのですね、探偵様

また殺されてしまったのですね、探偵様

「殺されてから推理する」系新時代ミステリ、コミカライズ第1巻。伝説の名探偵を父に持つ高校生・追月朔也は、助手の少女・リリテアと2人で探偵業に勤しんでいた。しかし、朔也に宿る“特殊体質”、そして一つの依頼が、彼らをやがて大きな事件に巻き込んでいく――。
ひきこまり吸血姫の悶々

ひきこまり吸血姫の悶々

名門吸血鬼の家系に生まれながら、血が飲めないせいで魔法が使えない「コマリ」ことテラコマリ・ガンデスブラッド。現在はプロの引きこもりだってのに、突然やってきたメイドのヴィルから、コマリたちが暮らすムルナイト帝国第七部隊(隊員は荒くれ者ばかり!)の将軍に抜擢されたと伝えられ…!? 大人気コミカルファンタジー小説が原作イラストレーターにより堂々コミカイズ!! ハッタリと幸運(と勘違い)を頼りに生き残る! 下剋上断固拒否なコマリのどたばた奮闘記、始まります! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる(ガルドコミックス)

D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる(ガルドコミックス)

勇者になって魔王を倒せば、ぐうたらな生活が待っている! 青年ジレイはそう信じ、過酷な鍛練を重ね成果をあげていた。しかし、魔王を倒した勇者に待ち受けているのがブラックな労働環境と知り、あっさり見切りをつけ隠遁を決意。街外れでD級冒険者として自堕落な生活を決め込むのだが―― 「わたしのパーティーに入ってほしい!」 聖剣に選ばれた勇者の美少女レティノアがやってきて!? さらに“いつのまにか”救っていた少女達まで次々と現れてしまい……。怠惰なのに強すぎる冒険者の無自覚無双譚、開幕!
ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~

ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~

冒険は日常をキラキラに変える魔法なんだ! 駆け出しの錬金術士・ライザが仲間たちとともに退屈な日常から抜け出し、夢へと走り出す! 『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』公式コミカライズの単行本、特別描き下ろし漫画も収録して登場!
二周目チートの転生魔導士 ~最強が1000年後に転生したら、人生余裕すぎました~

二周目チートの転生魔導士 ~最強が1000年後に転生したら、人生余裕すぎました~

「もう俺より強いヤツはいないんだろうか…」 強くなりすぎた魔導士は、人生に絶望し1000年後に転生する。しかし、少年クルトとして転生した彼を待ち受けていたのは 魔法文明がはるかに衰退した世界だった――。クルトが前世と同じく引き当てた“黄金色の魔力”も 現世では“欠陥魔力”と呼ばれているという。文明衰退の謎を解き明かすべく、王都の魔法学園に入学したクルトは その圧倒的な才能で二周目の人生を無双していく――!
ドープマン

ドープマン

麻薬解禁後の日本。新型薬物イカロスによって超常の力を得た薬物中毒者は、ドープマンと呼ばれ、人間の脅威となった。そして、彼らを取り締まるため設立された麻薬取締部・特捜班、通称“Dユニット”もまた「ドープマン」によって構成されていた――。人知を超えたドーピングバトル開幕!
死もまた死するものなれば

死もまた死するものなれば

さびれた観光地のホテルで、謎めいた殺人事件が発生。ホテルの支配人からの依頼でこの地を訪れた探偵が真相にたどり着いた時、何かが終わり、何かが始まる……。そして生き残った者たちに迫る「何か」とは!? 巻末では、漫画とともに掲載していた『クトゥルフ神話TRPG』とのコラボレーションコラムの無削除版を初公開!
四ノ宮小唄はまだ死ねない ‐BORDER OF THE DEAD‐
生と死の境界が曖昧になった世界で"生きる"ということ
四ノ宮小唄はまだ死ねない ‐BORDER OF THE DEAD‐ りいちゅ モンスターラウンジ 大槻涼樹
sogor25
sogor25
"生"同一性障害、通称「ボーダー」。本人の主観では普通の人間と同じように"生きて"いるのだけど、客観的、つまり生物学上その身体は"死んで"いる。10年前に突如そのような疾患が発生したために"生"と"死"の概念の境界線が揺らいでしまった世界。殺人事件が起こっても、それが「ボーダー」であれば"殺された本人"への聴取で事件が解決してしまう。一方、"死んだ"後の身体は、たとえそれ日常生活を送っていたとしても法律上は"モノ"扱いであり、「ボーダー」が死後も"生きて"いくためには相応の困難が待ち受ける。そんな世界で探偵助手として"生きる"少女、四ノ宮小唄の物語。 こんな感じであらすじを説明するとすごくSFチックな作品に見えるけど、実際の内容は表紙の印象に近いポップな仕上がり。でも押さえるところはしっかり押さえていて、"生"同一性障害という素晴らしい着想から、実際に「ボーダー」という存在がいたら起こり得そうな出来事がよく考察されていて、細かいところにもネタとして散りばめられている。そして物語全体に関わる伏線らしきものも見え隠れして、ここからどう物語が展開していくか楽しみな作品。 1巻まで読了