あらすじ

千獣観音の触手=エンジェルフィストの力で、永遠の命と権力を我が物にしようとする蛾羅間正善。彼は、所有する触手の鑑定を、真理眼を持つ男・神薙真珠朗に依頼した。それと同時に、触手を生かす為に欠くことのできない燭台を、ブライトリング家の神龍より奪うべく刺客を送り、死闘を繰り広げるが…。
BIRTH 1巻

全能の力を手に入れることができるという“千獣観音の触手”。それは太古より、人間に寄生し、宿主の生命を吸い取りながら生き続けて来たという魔性の権化。永い間封印されてきたそれは、古代宗教学者・御神十蔵によって盗み出されてしまう。彼の死の直前、“触手”を寄生させられた息子の麻生は、軍需産業グループ・蛾羅間重工の工作員に捕えられる。兵器研究施設で実験中、触手の力を覚醒させた麻生は…!?

BIRTH 2巻

蛾羅間重工に捕えられた御神麻生は、研究施設での実験中、寄生した触手の力を覚醒させ、その恐るべき力で研究所を破壊し軟禁されていた姉の麻代を連れて逃走する。ただちに政府から派遣された剣少佐率いる特殊部隊と蛾羅間重工子飼いの魔道士集団“万魔衆”が麻生姉弟を追う。追手を逃れ、富士の樹海に入った姉弟はある老人に助けられるが…。

BIRTH 3巻

全能の力を手に入れることができるという“千獣観音の触手”が寄生し、その力を覚醒させた御神麻生。その力を狙う追手から逃れ、富士の樹海に入った御神姉弟はある老人に出会い、助けられる。麻生と触手を巡り、剣少佐、万魔衆、そしてイスルギからやってきた謎の青年が死闘を繰り広げる中、血塗られた“千獣観音の触手”の秘密が明かされる…。

BIRTH 4巻

樹海で御神姉弟の前に現れた老人と謎の青年の正体は…!?彼らによって明かされた血塗られた“千獣観音の触手”の秘密――老人は四十年前、虚空剣を操る青年・神武了によって、その身に憑いた触手を払われていた。触手を巡る死闘がついにクライマックスへ!!

BIRTH 5巻

千獣観音の触手=エンジェルフィストの力で、永遠の命と権力を我が物にしようとする蛾羅間正善。彼は、所有する触手の鑑定を、真理眼を持つ男・神薙真珠朗に依頼した。それと同時に、触手を生かす為に欠くことのできない燭台を、ブライトリング家の神龍より奪うべく刺客を送り、死闘を繰り広げるが…。

BIRTH 6巻

千獣観音の触手=エンジェルフィストの力で、永遠の命と権力を我が物にしようとする蛾羅間正善。彼は、刺客を送り千獣観音の触手を生かす為に不可欠な燭台をブライトリング家の神龍より強奪する。捕らわれの身となった神龍の前に、兄の斜憧が現れる。斜憧こそ、魔性の覚醒を阻止する触手の守護神だった。斜憧は神龍を救い出し、共にエンジェルフィストが隠されている部屋へ急ぐが…。

BIRTH 7巻

千獣観音の触手を、蛾羅間正善から奪い返した斜憧と神龍。だが正善が再び彼らの前に現れ…。千獣観音の触手=エンジェルフィストを巡る死闘がついに決着!

BIRTH 8巻

全能の力を手に入れることができるという魔性の権化「千獣観音の触手」を巡り死闘を繰り広げた御神麻生と神武了。闘いの中で時空に飲み込まれた了が目覚めるとそこは700年前の日本だった。鬼兵団に襲われた娘・ザジを助けた了は「千獣観音の触手」に取りつかれた鬼兵団頭領・御神団禅を討つべく赤坂城に向かうが…。

BIRTH 9巻

魔剣士・神武了が長い眠りから目覚めた場所は戦国の世。そこにもまた千獣観音の触手に取り憑かれた人間がいた。その男・御神団禅との壮絶な戦いの行方は…!?新世紀黙示録、ここに完結!