大学一年生ながら、旅行サークルの運営を半ば押し付けられるように任されてしまっている相良。サークルのだらしない先輩面々の中でも、特に目に余る存在があった。会議には出ない、書類管理はできない、遊び回って性方面もルーズ…愛嬌だけは満点のサークル副代表・ユキオ。そんな彼に何故か気に入られ構われ…、大嫌いなのに放っておけないのは――…? 【世話焼き苦労性オカン×八方美人な小悪魔ビッチ】のじれじれ二律背反な振り回されラブ!!
サークル旅行から帰ってくれば、当たり前のいつもと変わらない日常もかえってくる。けれども確かに相良の心にはユキオに対するしこりが残っていて――…
ユキオを慕っていた頃とは違う『関係』にある今。改めて聞かされた「男が好き」という言葉に動揺こそしないものの、ある「もしかして―…」という思いが相良の心に根付きはじめ――…?
「お前の一晩だけってやつでいいから、うち来るか?」 雪降るような酷く寒い日、ユキオを待ち合わせから連れ出した相良。しかし、互いの想いは平行線のままで……?