あらすじ

1歳から9歳までを姉とともにカトリック系の児童養護施設で育ったさり。厳しくも優しいシスターと元気な仲間たちとともに、元気に毎日を過ごしていた。そんなある日父と母が施設にやってきて4人で一緒に暮らすという。だがもとより夫婦仲は悪く、父のDVに母は怯えていた。そんな「家族ごっこ」の犠牲になるのは―――!?
家族ごっこ(1)
1歳から9歳までを姉とともにカトリック系の児童養護施設で育ったさり。厳しくも優しいシスターと元気な仲間たちとともに、元気に毎日を過ごしていた。そんなある日父と母が施設にやってきて4人で一緒に暮らすという。だがもとより夫婦仲は悪く、父のDVに母は怯えていた。そんな「家族ごっこ」の犠牲になるのは―――!?
家族ごっこ(2)
歪んだ夫婦の関係は子どもを壊す。両親の不仲が続き、さりは心因性の呼吸困難を患う。姉のすずは胃の不調が続く。ある晩、酔った父は母に消火器を降りかざした――。子どもたちの身の危険を感じた母は、家を出る決意を固める。「家族」の崩壊が始まった――。
家族ごっこ(3)
再び一家は離散し、家族はバラバラに。父の実家に引き取られたさりたちはいとこたちと一緒に暮らし始める。だがさりの両親に対する不満と施設育ちへの偏見をもつ伯母は、さりに厳しい態度をとる。
きみとうたった愛のうた~児童養護施設でくらしたあの頃に~

きみとうたった愛のうた~児童養護施設でくらしたあの頃に~

物心ついた時にはここにいた、女の子だけが暮らす児童養護施設。厳格なシスター、優しい保育士さん、そしていたずら好きな仲間たちに囲まれて、小さな「さり」は毎日真っ黒になって走り回る。そして時々立ち止まって、いろんなことを考える――。「人生の記憶は施設から」と語る著者が描く、自伝的コミック。
イツカミタアオイソラ

イツカミタアオイソラ

一歳から九歳までを児童養護施設で暮らした著者が当時の思い出を丁寧に描いたノンフィクション・コミック。傷付き励まし合いながら、世界の秘密の扉をひらいてゆく少女たち。かつて子どもだったすべての人に読んでほしい胸に迫る物語です。