大切なものを失った、独りと独りの物語。雪の降る村で暮らす涼香と風助。互いに「大切な人」を失った二人は、「血」で繋がれる―。精細で緻密な画力で描かれる、不仲な二人の物語。
少年は血の庇護を受け、他人と暮らす。 まだあどけなさの残る少年が生きていく為には、血が必要だった。世の中の隙間をぬって生きる、独りと独り。血の繋がらない二人の、血で繋がる密やかな物語。
不器用だけれど、かけがえのない日々がそこにあった。 生き方が未熟な独りと独りに、やがて訪れた雪解け。季節の移ろいと共に、少年は自分の足で歩み始め…。血の繋がらない二人の、血で繋がる密やかな物語──完結。
もっとほしい。 風助、すず。2人の不思議な関係。 最後までたまらなくたまらなかった。 とても良い。
もっとほしい。 風助、すず。2人の不思議な関係。 最後までたまらなくたまらなかった。 とても良い。