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一流コンサルマンの氷室は外見こそ恵まれているものの、とある理由から恋愛を嫌う完璧主義者。恋愛を避けるために身体の関係を持つ相手も後腐れのない一夜限りを良しとしていたが、バーで誘われた男に薬を盛られ、熱くなる身体を治めるために介抱してくれた男の顔も確認しないまま一晩の約束で手酷く抱いてしまう。しかし翌朝ホテルで目が覚めた氷室と共にベッドに居たのは、取引先の社長秘書で―!?
前日に取引先の社長秘書・橘川を抱いてしまった記憶が残りながらも仕事に取り組んでいた氷室だったが、「距離を置くのでは」という予想とは裏腹に意外にも橘川のほうから声を掛けられる。美しい笑顔の下の真意こそ読み取れないもののいくばくかの警戒心を隠して近づけば、持ちかけられたのは秘密の身体の契約だった…!?
氷室と幾度も身体を重ねるようになった橘川。ベッドの外では常に冷静で美しく、余裕のある表情を崩すことの少ない彼のその過去にあったのは完璧ゆえの孤独で…。身体だけの関係を契約と称して持ちかけた橘川の真意、セックス中にのみ見せる淫らな表情の下にひた隠しにしていた氷室への感情の正体とは――？
現場嫌いの氷室が珍しく下見に同行することに。期待に高鳴る胸をひた隠しにしながらいつも通りの顔で仕事を進める橘川だったが、二人っきりでデパートを巡る自分と氷室の間に流れる穏やかな空気にそんなつもりではないと分かっていても感情は膨らんでしまう。珍しく自分から「酷くして欲しい」と誘う橘川に、氷室が返したのは優しい微笑みと意地悪な言葉責めで…!?
氷室が『契約終了』を告げてから就業後に落ち合うこともセックスすることもなくなった二人。「もう自分には関係ない」と思いながらも橘川を目で追ってしまう氷室だったが、クリスマスセレモニーのツリーの前でようやく秘めていた気持ちを自覚し……。完璧だけど不器用な大人二人の甘くとろける恋、いよいよクライマックス！
