あらすじ

彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。 消えた彼氏を捜すため、犯罪組織に潜入せよ。犯罪組織マッドドンキーへ潜入した直後、組織のメンバー・メアリーと共に、廃病院に監禁されてしまった。出る手段はたった1つ、彼女の提案するゲームに勝利すること。しかし、このゲームには巧妙なが仕組まれていた──。一方、女子高生の京も同じく庵を追っていたのだが、マッドドンキーに捕らえられてしまう。拘束され、連絡もできず、彼女はこれから、犯される。そこは、触れてはいけない世界だった。
わたし(仮)(1)

彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。 そうだ、彼氏を乗っ取ってしまおう。はじめて好きになった人には、すでに別の恋人がいた。「あぁ、やっぱりわたしは幸せになれない……」。そんなある日、転機が訪れる。その人が事故で記憶喪失になってしまったのだ。運命の導きだと思った。またとないチャンスだと思った。「恋人を殺して、わたしが彼女を名乗ればいいじゃん」。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。恋人でいられるなら、なんだってする。だって、彼を愛しているのだから。驚愕の彼氏乗っ取りサイコホラー、開幕。

わたし(仮)(2)

彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。 乗っ取った彼氏は、犯罪者だった。殺人を犯してまで、愛する庵を手に入れたが、思い描いたイチャラブ同居生活は訪れなかった。なぜなら、女子高生の京が転がり込んできたから。彼女は明らかに、庵に好意がある。だから決心した。京を殺してしまおうと。優しい言葉で誘い出し、彼女にナイフを向ける。鈍く光るその切っ先に、ありったけの殺意を込めたそのとき、予想だにしない横槍が入った。庵を追う謎の犯罪者集団「MAD DONKEY」。「庵は我々の仲間で犯罪者だ」。最愛の人は、触れてはいけない過去を持っていた──。

わたし(仮)(3)

彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。 消えた彼氏を捜すため、犯罪組織に潜入せよ。犯罪組織マッドドンキーへ潜入した直後、組織のメンバー・メアリーと共に、廃病院に監禁されてしまった。出る手段はたった1つ、彼女の提案するゲームに勝利すること。しかし、このゲームには巧妙なが仕組まれていた──。一方、女子高生の京も同じく庵を追っていたのだが、マッドドンキーに捕らえられてしまう。拘束され、連絡もできず、彼女はこれから、犯される。そこは、触れてはいけない世界だった。

わたし(仮)(4)

彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。 狂おしいほどに彼を愛しました。私には何もなかった。空っぽでただ虚ろに過ごしているだけ。だけど、彼に出会って変わった。愛することを覚え、生きている実感が生まれた。どんなことをしても、たとえ殺人を犯してでも、彼を愛し抜くと決めた。しかし──。彼にかかっていた魔法が溶ける時が訪れる。最後に血を流すのは誰? 彼氏乗っ取りサイコホラー、ここに完結。