あらすじ

街では犯罪者だけを狙った連続殺人事件―通称「刻印事件」が頻発。凄腕の女刑事・氷堂楓は、謎に包まれた事件の真相を突き止めるべく捜査を続けていた。そんな中、アーサーからのデートの誘いを受け、束の間の休暇を楽しむ楓たち。しかし、新たに発生した幽霊卿による殺人事件がきっかけで幸福な時間は一変し、デートは絶望の舞台へと変貌する。そして事態は思いもよらぬ展開へ…!?衝撃の異能サスペンス・アクション最新刊、かつてない試練が楓を襲う―!!
Azalea 1巻
凄腕の女刑事として名を馳せる氷堂楓(ひょうどうかえで)は、最愛の夫・アーサーと幸せな新婚生活を送っていた。そんな中、街で犯罪者だけを狙った連続殺人事件が頻発する。殺害した相手に謎の“刻印”を刻む手口から「刻印事件」と呼ばれ、警察上層部も及び腰の難事件に挑む楓。しかし、事件の犯人―「幽霊卿(ルビ:ゆうれいきょう)」との邂逅が、彼女の幸福な日常を、運命を一変させる…。謎が謎を呼ぶ衝撃の異能サスペンス・アクション、開幕!!
Azalea 2巻
街では犯罪者だけを狙った連続殺人事件―通称「刻印事件」が頻発。凄腕の女刑事・氷堂楓は、謎に包まれた事件の真相を突き止めるべく捜査を続けていた。そんな中、アーサーからのデートの誘いを受け、束の間の休暇を楽しむ楓たち。しかし、新たに発生した幽霊卿による殺人事件がきっかけで幸福な時間は一変し、デートは絶望の舞台へと変貌する。そして事態は思いもよらぬ展開へ…!?衝撃の異能サスペンス・アクション最新刊、かつてない試練が楓を襲う―!!
Azalea 3巻
凄腕の女刑事・氷堂楓(ひょうどうかえで)は、街で秘密裏に行われる犯罪者を標的にした死のゲームに、とある事情から参加することになってしまう。そんな中、新たに姿を現した二人の幽霊卿(ゆうれいきょう)。オールドと名乗るその男は、同じく幽霊卿の少女・サラフィとコンタクトを図るがその目的とは…!?一方、幽霊卿に狙われる側である犯罪組織のマフィアたちも、復讐を遂げるために“ある計画”を企てる。幽霊卿、マフィア、そして楓たちの様々な思惑が交錯し、ゲームは新たな局面を迎える―!!
Azalea 4巻
街で秘密裏に行われる「死のゲーム」の真相を追う女刑事・氷堂楓は、不死者であるフォックス卿と接触する。その口から語られる世界の真実。そこでアーサーとの残酷な運命を知り、楓は…。一方、ゲームの裏で暗躍する魔性の不死者・パメラ。彼女の暴走がアーサーをも巻き込み、ゲームを終焉へといざなっていく…。謎が謎を呼ぶ衝撃の異能サスペンス・アクション、ついに完結!!
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金

父親によって島流しにされた八真重護が、引っ越し先のアパートで出会ったのは美少女地縛霊・龍ヶ嬢七々々。彼女は生前、島中に不思議な力を持つお宝《七々々コレクション》を隠していた――。人工学園島・七重島を舞台に《七々々コレクション》を巡る冒険の日々が今、始まる!
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金

勘当され、太平洋の人工学園島『七重島』の高校に転校した重護を待っていたのは、激安家賃の『幸せ荘202号室』!なんとこの部屋…地縛霊つき…。その地縛霊は、七重島を発展させた天才集団・GREAT7のメンバーだった龍ヶ嬢七々々!ネトゲ&プリン大好き七々々との同居生活には、「七々々コレクション」という不思議アイテムが絡んできて…!?重護のトレジャーハントロワイヤル、開幕!!
マジェスティックプリンス

マジェスティックプリンス

20世紀、産業革命の躍進により、地球の資源枯渇を憂いた人類は、新たなる生活圏を宇宙に求めていった。宇宙環境に適応するため、人類は肉体の改造を行った。その結果、生み出されたのが主人公イズル達、“S(サラブレッド)級遺伝子”の所有者である。培養液(カプセル)を離れた後、イズル達は選ばれた養父母の元に預けられ、そこである期間まで育てられた後、選抜試験をパスし、S級遺伝子育成機関、『グランツェーレ都市学園』にやってきた。“S級遺伝子”の“エース”となるために――。イズルと仲間達の、学園生活が今、始まる!!
Azalea
バトルも頭脳戦も最高にカッコいい女刑事の活躍劇 #1巻応援
Azalea 鳳乃一真 新島光
sogor25
sogor25
誰もが認める凄腕の刑事でありながら、その能力の高さゆえに独断での行動も辞さないという暴れ馬・氷堂楓。近未来のような、洋画の中のような世界で活躍する彼女と、彼女が事件の解決に乗り出すことになる"犯罪者だけを狙った連続殺人事件"の首謀者「幽霊卿」との対決を描くサスペンス・アクション。 彼女の向こう見ずに事件解決へと突っ走っていく性格や身体能力の高さから来る派手なアクションシーンに目が行きがちですが、個人的には彼女の最大の魅力の根源は事件の本質を見抜くその洞察力にあると思っています。その洞察力は事件の推理を行う際だけでなく連続殺人鬼と対峙した際にも遺憾なく発揮され、彼女の行動力や事件解決能力を裏打ちしています。 また、キャラクターとしては一匹狼のような雰囲気が強い主人公ですが、彼女の周囲を取り巻く登場人物との関係性も魅力的に描かれます。彼女の思考の根本までは理解していないにも拘わらず、阿吽の呼吸で彼女をサポートする同僚のビリー。長年連れ添った友人のような間柄の検死官のキーナ。おそらく過去の何らかの事件で司法取引を行って彼女に協力するハッカーのジル。そして、出会ってすぐ惹かれあって結婚した最愛の夫・アーサー。どこをとってもそれぞれがバディのような深い関係値を示していながら、実際に事件解決に向かうときには単独行動。この外連味溢れる感じが、好きな人にはたまらなく刺さる作品だと思います。 さて、物語のほうは1巻の終盤で一気に加速していきますが、ストーリーが進むにつれてその展開がこの作品の大いなる導入に過ぎないことに気付かされます。ここからどう事件が連なって楓と連続殺人の黒幕とが引き寄せられるのか、かなり長丁場になりそうな予感があるので、是非作者が満足できるどころまで描けるよう応援していきたいところです。 1巻まで読了