SNSでもメディアでも話題沸騰で記録的大重版!!! 「全国書店員が選んだおすすめコミック」少女漫画部門第1位にも選出! 今最も話題を呼んでいる『ゆびさきと恋々』の第5巻です。ーーーこの非日常みたいな事が少しずつ日常へ変わっていったりするのかな。女子大生の雪は、聴覚障がいがあって耳が聴こえない自分にも動じることなく自然に接してくる大学の先輩・逸臣に惹かれ、好きになる。この恋にしっかり向き合って頑張ることを決意した雪に、逸臣が「つきあおっか」と言ってくれて2人は付き合い始める。すぐに親友たちに紹介してくれたり、大切にされてることを実感する雪だけど?
ふたりがまっすぐだから、読んでいて照れてしまいそうになる。 アニメ放送を知らず、タイトルからエッチな話だったらどうしようと一瞬警戒したものの、手フェチ要素以外は普通の少女漫画だった。 手話をする指先の動きにも感情が宿っているという表現はとても新鮮だった。 ストーリーは、聞こえないということが大きなハードルになっているはずなのに、それを感じさせない。 雪にとって、聞こえないことはハードルでなく当たり前だからだろうか。 少し違う当たり前が、二人の関係が前に進む理由の1つにもなっている。 かわいらしい。 何かで聞いたのだけど、手話は世界共通のものでなく、国ごとに違っているらしい。 言葉は生活に根ざしたものだから、同じ日本でも地域独自のジェスチャーもあるそうだ。 さらにろう者全員が手話をマスターしているわけでないらしい。 ここまで考えると、なんで手話を覚えるの?と聞かれたら、趣味でなければ、「今目の前にいるあなたと話したいから」がとてもシンプルで誠実な答えになると思う。 逸臣はそれを全面に出していて、とても好感を覚える。少女漫画らしく、キザだけど。