あらすじ

兄を強盗に刺された少年は、。事前に自分が刺されたら治療してもらうように、B・Jに頼み、復讐のために自分がおとりとなることを決意した。(「おまえが犯人だ!!」)、B・Jの家に立ち退きを要求していた社長が事故で植物状態になってしまった。意識のない社長の前で、社員や遺産相続者は勝手なことを言い始め…(「信号」)他、9編を収録。
ブラック・ジャック(1)(少年チャンピオン・コミックス)

日本人である以外、素性も名前も分からない天才外科医・ブラック・ジャック。その手術の腕は神業とさえ呼ばれている……無免許ながらも天才的な腕を持つ外科医・ブラック・ジャックの衝撃的なデビュー作「医者はどこだ!」、不良少年ベンが恋した少女・ミユキはガンに侵されており…「ミユキとベン」他、8編を収録。

ブラック・ジャック(2)(少年チャンピオン・コミックス)

ブラック・ジャックのもとに顔を隠して訪れた女性の腹には、人体のかけらが腫瘍となって詰まった「畸形嚢腫」が出来ていた。切除しようとすると嚢腫はテレパシーで抵抗し…(「畸形嚢腫」)、ある雪の夜にやってきた姉妹が運び込んだ母親は影も形もなく…(「雪の夜ばなし」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(3)(少年チャンピオン・コミックス)

カイナン民主共和国の大統領の手術を頼まれたB・J。大統領の回復を望まないテロリストたちがピノコを誘拐した! (「誘拐」)、かつて自分を救った医師・本間丈太郎から、奇妙なさやに包まれたメスが届いた。届け物の真意を聞くためにB・Jは本間医師を訪ねるが…(「ときには真珠のように」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(4)(少年チャンピオン・コミックス)

公害・晦日市病に侵された娘・ヨーコに出会ったB・J。身寄りもなく、知的障害を持った彼女は、満足な保障も受けられずに貧しい暮らしを続けていた。(「しずむ女」)、一つの身体を二つの顔と脳で共有しているシャム双生児・ジャンの手術を請け負ったB・J。困難なオペを乗り切り、切除された脳の生存も成功させるが…(「2人のジャン」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(5)(少年チャンピオン・コミックス)

ある日、B・Jのもとに横浜から一本の電話が。如月と名乗るその人物の正体は…(「めぐり会い」)、顔中にできものの出来た男がB・Jを訪ねてきた。彼が言うには、顔のできものは人面瘡だというのだが…(「人面瘡」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(6)(少年チャンピオン・コミックス)

立派な洋館に招かれたB・J。女主人が「治してほしい」という患者は、全身ひどいやけどを負い、地下室に閉じ込められていた…(「灰色の館」)、かつての師・戸隠医師に呼ばれてアフリカを訪れたB・Jは、そこで体が縮む難病の治療に挑む(「ちぢむ!!」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(7)(少年チャンピオン・コミックス)

ピノコの友達の男の子は、内臓がすべて反転している、内臓全転位症だった。お腹が痛いという彼の手術に挑むB・Jだが…(「ピノコ・ラブストーリー」)、頑固者のおばあちゃんがたびたびせびるお小遣いは、いったいなにに使われているのか? 息子が行く先を突き止めたところ、そこは…(「おばあちゃん」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(8)(少年チャンピオン・コミックス)

B・Jの乗った飛行機が事故に遭い、北極付近の雪原に不時着した。同乗していた名ヴァイオリニスト・モロゾフ氏は、他の乗客と共に避難する際に、持ち出したストラディバリウスを紛失してしまい…(「ストラディバリウス」)、日本医師連盟に呼び出されたB・J。国家試験を受けて医師免許を取れ、という連盟に反発したB・Jは逮捕されてしまう。(「報復」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(9)(少年チャンピオン・コミックス)

トラック事故で入院中の半身不随の女性は、ドクター・キリコに安楽死を依頼していた。一方彼女の子どもたちはB・Jに手術を依頼しており…(「ふたりの黒い医者」)、核兵器の実験の犠牲になりながらも、一命を取り留めた画家に頼まれ、全身を入れ替える手術を施したB・J。画家は見事に回復したが…(「絵が死んでいる!」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(10)(少年チャンピオン・コミックス)

寂しい街の片隅にピノコそっくりの少女を見かけたB・J。彼女は深刻な公害病に侵されていた…(「ふたりのピノコ」)、オーストラリアの農場主・レヤード氏に治療を頼まれて訪れたところ、一家は病気でとっくに全滅していた。その帰り足、B・Jにもレヤード氏と同じ症状があらわれ…(「ディンゴ」)他、8編を収録。

ブラック・ジャック(11)(少年チャンピオン・コミックス)

貧しい患者を専門に無償でハリ治療を施すハリの名人・ハリ師琵琶丸と名乗る男と出会ったB・J。手術否定論者の琵琶丸だが…(「座頭医師」)、治療に難癖を付けられ、告訴されたB・J。裁判は面倒なので逐電したB・Jをピノコは追い、西へ…(「ピノコ西へ行く」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(12)(少年チャンピオン・コミックス)

ある国の独裁者の妻に、「何があっても必ず夫を助けてくれ」と依頼されたB・J。「こっぱみじんにならないかぎりは」助ける、という条件で仕事を受けるが…(「こっぱみじん」)、ある会社の社長が大動脈破裂で倒れた! 社長の血液型はRH-という珍しい血液。血液提供者を探し回ったところ、近くの工事現場で働く力さんが同じ血液型の持ち主だった。輸血の縁で友情を結んだ二人だったが…(「上と下」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(13)(少年チャンピオン・コミックス)

B・Jにたびたび借金していた開業医の先輩が突然亡くなった。借金を返してもらうために、B・Jは残された奥さんが切り盛りする診療所に医師として勤務し、その稼ぎから借金を返してもらおうと提案する。真中病院の椎竹先生は地味ながら優れた腕の持ち主の医師だった。ほかの野心のある医者たちが出世していく中、ずっと平の医局員だったが…(「六等星」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(14)(少年チャンピオン・コミックス)

B・Jが策略で無人島に置き去りにした男は、かつて不発弾処理を怠ってB・J母子を事故に遭わせた男だった…!(「不発弾」)、小さな島に住んでいる大富豪は、すい臓がんを患っていた。夫人の依頼で治療を頼まれたB・Jは、富豪の治療を請け負うが、夫人は富豪の遺産を狙っているようで…(「ハリケーン」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(15)(少年チャンピオン・コミックス)

冬季オリンピックの跡地で出会ったクマのタロー。滑落事故に遭ったB・Jを病院まで連れて行ってくれたタローだが、ハンターに受けた銃弾が体に残っており…(「一ぴきだけの丘」)、女医になるために高校に入って勉強がしたい、というピノコは、受験にチャレンジ。頑張って勉強するものの…(「ハッスル・ピノコ」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(16)(少年チャンピオン・コミックス)

三十年前、スクリーンに君臨した大女優・マリリン・スワンソンに若返りの手術を依頼されたB・J。スワンソンの強引な押しに負け、依頼を受けることに。(「あるスターの死」)、赤ん坊のころの事故で頭蓋が変形し、後天的な小頭症となった少年は、山猫に育てられていた…(「山猫少年」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(17)(少年チャンピオン・コミックス)

米軍の細菌兵器に侵されてしまった「あしゅら丸」の乗組員の治療に呼ばれたB・Jとキリコ。未知の兵器による病変の研究に取り組む。(「恐怖菌」)、外国滞在中、冤罪で拘束されたB・Jを救った商社マン。B・Jはお礼に、彼の身に何かあったら助けるという約束をし…(「助けあい」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(18)(少年チャンピオン・コミックス)

スリの名人・山手線の哲は、やくざの荷物に目を付けたばかりに指を切り落とされてしまう。担当の友引警部はB・Jに指をつなぐように依頼する(「山手線の哲」)、クロイツェル中央病院の院長・クロイツェル博士の身代わりを頼まれたB・Jは…(「身代わり」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(19)(少年チャンピオン・コミックス)

ジョナサンと名乗る男、見かけがB・Jとそっくり。ハンスという男への復讐を企てている。ハンスにジョナサンと間違われたB・Jは、ジョナサンに復讐をあきらめさせてみせる、と言い出して…(「もう一人のJ」)、荒れ果てた古寺に呼び出されたB・J。患者は何と、イウレガという星から来た異星人だった!(「未知への挑戦」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(20)(少年チャンピオン・コミックス)

生徒たちに慕われた正義感・志摩先生は、かつてB・Jのクラスを受け持っていた。彼らの卒業を見届けずに学校を追い出された志摩を探し当てると、モルヒネ中毒になっており…(「虚像」)、深夜、B・Jの家に訪れた男は、クワン共和国の大統領の暗殺を頼まれた殺し屋だった!(「殺しがやってくる」)他、10編を収録。

ブラック・ジャック(21)(少年チャンピオン・コミックス)

父の危篤の知らせを受けマカオを訪れたB・J。呼び出したのは父の再婚相手の女性だった。父が臨終の夜、B・Jは怪しげな男に誘拐され…(「骨肉」)、胃がかたくなって死んでしまう病気がアフリカで流行っていた。B・Jはアフリカを訪れ、「ブラック・ジャック病」と命名されたその病気に挑む。(「ブラック・ジャック病」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(22)(少年チャンピオン・コミックス)

いつもの通り神のメスを振るっていたB・Jだが、指が突然動かなくなってしまう。(「20年目の暗示」)とある病院の医師のいい加減な指示のために患者を殺してしまった看護師。B・Jに自殺を止められ、復讐に手を貸してやる、と言われ…(「きみのミスだ!」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(23)(少年チャンピオン・コミックス)

脳腫瘍の患者に飛行機の機内で偶然出会った白拍子医師。患者がB・Jにかかると聞いて、自分の勤務する東西病院に入院するように進める。ところがこの患者はギャングに狙われており…(「白い正義」)、日本でタクシーの運転手をしている少年は、生まれつき背中に銃創のようなあざがあった。B・Jが調べてみると、彼の身体には精巧な手術の後が残っており…(「過ぎさりし一瞬」)他、6編を収録。

ブラック・ジャック(24)(少年チャンピオン・コミックス)

オペの天才・D国のチン・キ博士は大の音楽好き。B・Jがそのオペを見学したところ、オペ室では大音量で音楽が欠けられていた。なぜならD国では外国の音楽を聴くことが禁止されているのだ…(「音楽のある風景」)、B・Jのもとに、再び畸形嚢腫の患者が運び込まれた。ピノコはなんとか嚢腫を救ってほしい、とB・Jに訴えるが…(「畸形嚢腫パート2」)他、9編を収録。

ブラック・ジャック(25)(少年チャンピオン・コミックス)

兄を強盗に刺された少年は、。事前に自分が刺されたら治療してもらうように、B・Jに頼み、復讐のために自分がおとりとなることを決意した。(「おまえが犯人だ!!」)、B・Jの家に立ち退きを要求していた社長が事故で植物状態になってしまった。意識のない社長の前で、社員や遺産相続者は勝手なことを言い始め…(「信号」)他、9編を収録。