あらすじ

謙信急逝後、上杉の家督を巡って景勝と景虎が対立、世に言う「御館の乱」が勃発!与六は、家格、兵力で劣る景勝方の頭脳として、その名を歴史に刻み始める──。戦国の漢(おとこ)舞台に立ち、直江兼続の華ある大悪党の日々が此処に幕を開ける!!

刻は戦国時代末期。月夜の晩に前田慶次は語りだす。終生の親友であり義風堂々たる“直江兼続”という男の生き様を――。原作者に『花の慶次』を生んだ原哲夫×堀江信彦を迎え入れ、鬼才・武村勇治が、戦国一“忠義”に厚い名将を描ききる!話題沸騰の意欲作・第1巻、本物の“男”、本物の“義”は此処に在る!!

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信長、恐るべし!兼続、危うし――!!天性のいくさ人との対峙は与六の胸中に何を残すのか!?傾奇者にして天衣無縫な若き日の直江兼続は、織田信長や豊臣秀吉ら天下の英雄たちと渡り合う。後に“義将”の名で戦国乱世を堂々と生きた男の根源に、いざ迫らん!!

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越後に帰還した与六は父・樋口惣右衛門と対面。檜扇を手に、己が出生の真相に迫る──。十六年前、義を貫くが故に、上杉が流した血の涙。その渦中には、生まれたばかりの与六の姿があった…。上杉家“最大の秘事”が遂に語られる!!

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七尾城を攻める上杉に対し、信長が後詰として送り込んだ四万にも及ぶ大軍勢!集結せし綺羅星の如き武将たちを相手に、謙信は縦横無尽にいくさを操る!!一方の与六は後の盟友・石田佐吉(三成)と敵同士、運命的な対面を果たすのだが!?

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謙信急逝後、上杉の家督を巡って景勝と景虎が対立、世に言う「御館の乱」が勃発!与六は、家格、兵力で劣る景勝方の頭脳として、その名を歴史に刻み始める──。戦国の漢(おとこ)舞台に立ち、直江兼続の華ある大悪党の日々が此処に幕を開ける!!

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上杉を二分した御館の乱、終結──。与六は名を直江兼続と改め、「愛」一文字を掲げて魚津城の戦いへと出陣する。そのいくさ場には、天下無双の傾き者として知られる前田慶次の姿があった……!群雄割拠の戦国を猛々しくも美しく生きた熱き義将の第二章!いざ開幕!!

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魚津城の戦いで越後包囲網を徐々に狭める織田勢に対し、兼続が放った捨て身の策は見事に相手を翻弄したかにみえた。しかし、その起死回生の策は、一人の漢(おとこ)によって看破された…。その漢(おとこ)こそは、天下の傾き者・前田慶次!向かうところ敵無しの両雄は、放ちあう無言の鏑矢で何を語らうか──!!

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威風堂々と天下人への道を進む羽柴秀吉とその家臣・石田三成は、上杉と越中を巡り不安定な共闘関係にあった。その折りに羽柴方から上杉に早馬の知らせが届く。「落水城にて待つ──」。世に言う“落水城の会見”にて稀代の軍師と天下人による壮絶なる命を賭した騙し合いが、始まろうとしていた!!

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天下の大義を抱き、越後の上杉は秀吉に下った。その上洛に不穏な動きを見せたのは徳川。直江兼続の首に狙いを定め最精鋭の刺客・服部半蔵を送り込む。一方の兼続は京の四条川原で、弁丸(後の真田幸村)と再会するのだが……。新時代へ向けて月語りは激動する!越後統一編、此処に堂々完結!!

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