ブラックショコラスキャンダルno.21
ブラックショコラスキャンダルno.22
特集は「逆転人生~落ちる女、上がる女」。「データと理論で男をそれぞれ系統に仕分けてベスト・パートナーを選ぶ」と婚活パーティーで知り合った美女の沙也加から教えを受けても、バツイチでポッチャリの比呂子はポカンとするばかり…。会費の元をとるため、ひたすら食べるだけだった。果たして、二人のゴールは…[幸福の仕分け方/大島真知子]。 結婚はしたい、子供だって欲しい。でも妻を家政婦のようにしか見ない男は願い下げ。婚活しても30すぎの女にマッチングする相手は「問題あり」ばかり。でも、あきらめなかったら…ラーメン屋で出会った。一度はギョーザを食べた後のニンニク臭さを気にして立ち去ってしまったけど、彼はそんな私を翌日探してくれていた。もうこれは運命だと結婚まで突き進むのだが、その先には違う運命が待っていた…[赤い糸/さくらまこ]。 超ブスに生まれながら私には強運があった。一家強盗殺人事件で生き残り、17歳で思わぬ大金を手にしてブスを整形。モテまくった後に23歳で62歳の大金持ちと結婚。でも夫は早々に死亡。そして莫大な遺産で残りの人生は悠々自適の予定…そんな人生で待ち受けていたのは…[ただでは死なない/くぼた美樹]。 家で最期を迎えたいという姑を介護した君江。看取った後に心に残るのは、意識のない姑が天に向かって大きく両腕を広げた不思議なポーズ。その意味を理解するのは、長い月日を経て自分自身が老いて病に倒れ、死を悟り覚悟した時だった。ああ、最期の願いはこれだったのだ…[枯れてもなほ…/小牧成]。計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.24
特集は「こんにちは、ご近所さん~不穏な町の住人達」。ご近所の主婦友のカラオケ・パーティーで事件は起きた。会計をしようとしたら財布の中に入っていたはずの1万円札がない! 最初は勘違いかと思ったが、後日、一人が打ち明けた。「私もお金なくした事あるのよ…。はじめは千円とか…先月は5千円。これってどういう意味かわかる?」人の財布からお金を盗む犯人が仲間の中に…? [朱い雪/くぼた美樹]。 夫の様子がおかしい。仕事のストレスが溜まっているようだ。原因は陰湿な上司の課長らしい。妻が心配する最中、社宅の駐輪場で自転車のタイヤが切り裂かれるという事件が…。さらには弓矢でカモが刺されたり、あげくは人が狙われたり…。まさか犯人は…夫? [魔が淵/長広洋子]。 子供の頃、永代町の夏祭りは憧れだった。だから結婚して新居がここに決まった時は嬉しかった。でも、もう祭りは何年もやっていないという。それを聞いて七海は自治会で思わず手を挙げ開催を提案する。はたして祭りは開かれるのか…。そして、そもそも祭りが開催されなくなった理由とは…。[永代町 夏祭/狩尾菫]。 高柳邦子は自分の住む社宅の窓から目の前にそびえたつ高級マンションをいつも羨望の眼差しで見上げていた。そして、そこに住む超お金持ちの藤友夫人に興味津々だった。ある日、高級マンションのオートロックの故障に乗じて建物内に入った彼女は、カフスボタンの落とし物を拾う…それが後々大きな事件の鍵を握るとは知らずに…。[味噌汁の湯気から殺意/山本里美]。 計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.25
特集は「自己中心的(ジコチュー)な女たち~私がルール、私が正義」。幼い頃、お稲荷さんにお願いして手に入れたバレエ発表会の主役。その後も大事にしているものをお供えする代わりに、欲しいものは次々と手に入れた…恋人、進学、そして結婚相手も…。人生で欲しいものは何でも簡単に手に入る。でも、そう思い込んでしまったのが大きな間違いだった! [契約/安藤なつ]。 「ルールを守れない人はろくな大人になりません。あなたのママみたいにね」と子供に向かって言い放つ保母のあけみ。「本当のこと言って何が悪いのよ」教育のために正しいことをしているだけという彼女の信念は周囲との軋轢を生み、そして悲劇へと―― [正鵠/古塚利穂]。 不倫関係は男の病気で終わりを迎えようとしていた…。もう永くはないようだった。病院での面会を妻に拒絶された愛人は常軌を逸した行動をとる。愛するが故に、その想いを永遠のものにするために… [永遠の宴/芳村梨絵]。 誰にも心を開かない女。心なんてゲームみたいにコントロールして誰とでも適当に話を合わせていればいい…彼女はそう思っていた。でも、それを見透かした目で見つめる男がひとり。彼の事を思うとコントロールしていた心が… [サヰコ・ゲーム/長広洋子]。 計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.26
特集は「あの人は嘘つき女。」!! 同居の義母はご近所さんから噂が大好きな『ワイドショーおばさん』と呼ばれていたが、人騒がせな噂をまき散らすので嫁としてはホトホト困っていた。そんなある日、「殺人事件よ」という義母の一大スクープ(?)が!! またいつもの事…と相手にしないでいると――― [オオカミなんてこわくない/武山まき]。 結婚7年目で不妊に悩んでいた弥々子は40歳で自然分娩をした会社の先輩からある教室を薦められる。そこはカリスマ講師・律子が主宰する人気の妊娠・出産教室だった。律子の言葉に導かれるように妊娠することができた弥々子は、たまたま同時期に妊娠した律子とともに出産の日を迎えるが…じつは律子の妊娠は――― [やさしい犯人/小牧成]。 見かけはふつうで人の好さだけが取り柄…結婚の条件としては、それで充分だった。何しろ不動産会社の社長で大地主なのだから。育美にとっては最高の太ったカモだった。あとは金庫、通帳、印鑑の在りかを探るだけ…のはずだったのに―― [仮面の下/のがみけい]。 趣味の手作りアクセサリーを褒められた。「売れるわよ、絶対。私のお店に置いてみない?」とおだてられて彼女の店に置いてもらったら…売れた! 嬉しくて涙が出た。それからはアクセサリー作りに没頭していくのだが…うまい話の裏には――― [錬金術師/山本里美]。 計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.27
特集は「ママ感激! ~私の教育は愛情。」!! 結婚2年目で授かった我が子があまりにかわいいので精一杯の愛情を注ごうと思っていた鮎子。そんな矢先に幼なじみの杏子と久しぶりに再会すると、彼女の息子は名門小学校に合格したという。「今、苦労するか。高校・大学で苦労するか」と言う杏子に触発された鮎子は息子の将来の幸せのために「早期教育」にのめり込むが…その結果、息子の性格は――[壊れゆくもの/桜葉幸子]。 「息子が選んだ人に間違いがあろうはずはありません」と言って結婚を認めてくれた姑。その優しさに惹かれて一人暮らしの姑の敷地の離れで同居することにしたのだが…姑の優しさの裏に潜む真の狙いが――[歪んだ鏡/のがみけい]。 優しい両親の愛に育まれて育ってきた。しかし、父が急死すると母の心のバランスが狂い始めた…。娘に依存する母。そんな母を放っておけない娘。不幸のスパイラルに落ちていく二人を待ち受けているのは…!? [通過儀礼/夏木美香]。 母は不倫の果てに40歳で私を産んだシングルマザー。そんな母と二人暮らしの私も今、7つ年上の上司と不倫している…。母とは毎日諍いが絶えない。先の見えない人生にいら立つ日々。ところが、そんな私に好意を寄せているという後輩社員が現れて……[永遠の子ども/くぼた美樹]。計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.28
特集は「わが子より私~虐待母の心の闇」!! 中学の時、私をイジメていたクラスメイトが同じマンションに越して来た。二度と見たくない顔なのに…。でも、彼女は大人になった私に言う「あなたをイジメていた時、私はミュンヒハウゼン症候群だった母に殺されかけていた。その母に今のあなたは重なる…」。『母性とはかくあるべき』という重圧に苦しむ女たちの選択は…[愛しき子供へのプレビュー/夏木美香]。 結婚の条件は大型犬を飼う事。ロッキーと名付けられた犬のいる生活は楽しかった。しかし、アレルギーのある長男・智也の誕生から歯車が狂い出す…「あなたは犬と自分の子供とどっちが大事なの?」と義母に問い詰めらた私は――[リアルライフ/山本里美]。 いろんな早期教育もそつなくこなし何事にも理解の早い自慢の5歳の息子。でも一つだけ困ったことが…。オムツをはかないと大便ができないのです。いったい、何故なんでしょう? [ウンのつく悩み/小牧成]。 シングルマザーの香子が仕事に没頭できるのは聞き分けの良い息子・大輝のおかげ。幼いのに母子家庭の事情を理解してくれている…そう思っていたけど、近所で相次ぐ猫の虐待事件の犯人がまさか…[この子を抱いて/保沢環]。 計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.29
特集は「重すぎる愛~これが私の愛の証明」!! 診察のためとはいえ若いイケメンの医師にコンプレックスの貧乳を見せるのは恥ずかしい。でもセンセイはそんな私の胸の形を褒めてくれた。センセイは今まで自分の周りにいた容姿で女性を差別するくだらない男とは違う、そう確信した瞬間から私は彼のすべてを知り、そして寄り添おうと決めたのだ…[愛の向こう側/大島真知子]。 傍から見れば私はエリートの夫を持つ幸せな妻なのだろう。でも家庭の中で彼はただのエゴイストだった。妻を奴隷のように扱い、愛人を作り、自分の都合しか考えない…。だから私は決心した。この生活を変えるための方法を選択したのだ――[闇のほとりで/長広洋子]。 短大時代からの友情が続く私と冴子と良子。でも良子が冴子の恋人を奪ったあげく別の男と玉の輿結婚、複雑な思いで出席した披露宴で事件は起きた! まさか私たち3人が殺人の被害者と被疑者、犯行現場の目撃者になるとは…[鏡の中のillusion/光崎圭]。 花嫁修業もしてない、ろくな嫁入り道具も持ってない…姑は嫁をこきおろしていた。しかし嫁が持っていた母の形見だという白孔雀が刺繍された黒留袖を見た時、姑の表情が変わった。その留袖の元の持ち主は…[闇に棲む者/東樹れい子]。 計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.30
特集は「禁断の扉~愛に振り回される女たち」!! 【収録作】頻発している強盗殺人のせいで都内には緊張感が漂っていた。そんな夜に出会った男と女。二人は男の親類の家だという豪邸で愛を交わす。しかし、その家には決して覗いてはいけない部屋があった…[鬼の扉/あきもと渚]。 テレビで生物学者としてコメントする桧垣涼介を見て国子は初めて真実を知る――つき合っている男はカメラマンでもなく根津俊昭という名前でもないことを。さらに不倫であることを…。彼女が男の偽りを責めて二人が揉み合っている時、事故は起きた――[共犯者/芳村梨絵]。 家族の世話に明け暮れているのに感謝の言葉の一つもない。虚しさで落ち込むとし子を救ったのは…ホストクラブだった!! 心配するママ友たちをよそに、精一杯のおしゃれをして通い続けるとし子だったが…[恋を創る人々/くぼた美樹]。 社員が続けざまに轢き逃げ事故で亡くなった。わざとらしい偶然だと上司の吉岡を疑うカオル。カオルの同僚で不倫相手の佐野はカオルとの結婚で頭がいっぱい。カオルの夫は借金まみれ…らしい。クセの強い登場人物が織りなすストーリーは思ってもみない方向へ進んでいく…[サラリーマンは手を汚さない/梶山直美]。 計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.32
特集は「それ、本当に子どものためですか?」!! 【収録作】昼休みの公園、咲子の食べている弁当を物欲しそうに見つめる少年がいた。その子・勇太は親から虐げられているようだった。咲子は自身の苦い過去を拭い去ろうとするかのように、勇太への愛情を深めていくのだが、事態は思わぬ方向へ展開していく――!!  [離した手/井上洋子]。一人息子の紘太は元気で活発な子。でも同い年の友だちがもう字を書けると聞いて、母は不安に囚われる。来年、小学生なのに大丈夫なのだろうかと。焦った母は紘太への猛特訓を始めるのだが… [チャイルド・ゲーム/夏木美香]。息子の祥太は小5の明るい優等生…だと思っていたのに、ある日、担任から呼び出されて告げられたのは、学校で飼っている生き物を祥太がイジメているという疑い。思ってもみない話を聞かされて激しく反論する母だったが、実際に学校で起きていた本当のことは教師も親も知らなかった!! [ほんとうの笑顔/大島真知子]。母にかわいがられた記憶がない…。夜中、ふと目を覚ますと隣にいるはずの母がいなくて泣く…そんな記憶ばかり。だから自分の娘には、そんな思いをさせないようがんばっている。でも、それは娘からしたら… [母の背中/さくらまこ]。計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.33
特集は「そこは天国?地獄?~格差で生きる私たち」!! 【収録作】 社宅の1階。そこは社内カーストの最下層…。最上階に住むのは出世コースに乗ったエリート社員で、1階社員はその正反対。お気楽な新田夫妻は1階の暮らしを楽しんでいたが、最上階に中学校の同級生が引っ越してきて… [1Fのシンデレラ/増田木綿子]。社内でプリンセスとプリンスと呼ばれる理想のカップル、菅野梨奈と坂口丈。週末デートのおしゃれなレストランでのプロポーズは間近… と梨奈は期待していたが、父の入院で里帰り、さらには忌み嫌っていた農作業の手伝いを毎週末することになってしまう… [農村へいらっしゃい?/山本里美]。誰もが同情してしまう貧乏な環境で育った木下みどり。よかれと思っていろいろ世話を焼いていたのだが…。その行為はただの欺瞞ではないかと気づかされて… [彼女の親友/大島真知子]。借金に追われ狭いアパートに家族3人で超してきて半年。礼子はまだ以前の優雅な生活に未練たらたらで毎日ふさぎこんでいた。いっそ夫が死んでくれたら保険金で、あの瀟洒な家を買い戻せるのに…とまで思ってしまうほどに。そんなある日、礼子に夫と娘が交通事故にあったという連絡が――! [陽のあたる小窓/くぼた美樹]。計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.35
ブラックショコラスキャンダルno.36
特集は「新しく紡ぐ家族の絆」!! 【収録作】 バツイチの子連れ男性との結婚。周囲は連れ子との相性を危惧していたが、7歳の香澄は笑顔で迎え入れてくれた。新しい生活は何の問題もないと思えた。しかし、少女の笑顔の下には複雑な思いが隠されていた… [お星サマの日/保沢環]。思春期を迎えた娘は家族で出かけるよりも友人との約束の方が優先。そのことでショックを受ける母。さらに近所の友人から娘のデート現場を見たと知らされ、思わず娘の日記を見てしまうのだが… [普通のしあわせ/たかやなぎさ]。妹と違って自分は母に愛されなかった。母との間にはいつも壁があった。だから娘には、そんな思いをさせないように育てよう… そう思ったのに娘が昔の私と同じ瞳で訴えてくる… 「どうしてお母さんは私のことわかってくれないの?」と。幼い頃の思いが甦って再び自分に突き刺さる――!! [てのひらいっぱい/山本里美]。子どもの誕生日にはごちそうとケーキ、そしてプレゼント。その光景は誰から見ても幸せな家庭のはず。自分は誰からも後ろ指指されないようがんばっている。なのに皆が居心地悪そうにしているのは何故? これが幸せな家庭でなければ、いったい幸せって何!? 自分の思っていた幸せと家族の願った幸せは違うものなの!? [幸せを紡ぐ家/夏木美香]。計4作を収録。
ブラックショコラスキャンダルno.39
ブラックショコラスキャンダルno.40
特集は「我が家は檻、私はここで生きていく。」!! 【収録作】 料理研究家として高名な義母に誰も逆らえない家。その歪んだ支配構造の中で苦しむ嫁・美沙子、学校での悩みを誰にも相談できずに一人で抱える聡…。そして弱者の心に溜まり続けた鬱憤は―― [家族の肖像/長広洋子]。新婚生活の始まる場所は夫が母親と住む古い洋館。しかし母親は亡き夫の意思を継いで地下室の研究室にこもったまま。怪しいムードが漂う室内。夫も何か秘密を抱えているらしい…。そんな真夜中、浴室で見かけた母親の肌にはヘビの鱗が――!! 化けもの屋敷にヘビ女が住んでいたぁ!? [義母がコワイ/芳村梨絵]。出会いに運命を感じて結婚。でも、それが不幸の始まりだった。仲の悪い姑・大姑と同居の新婚生活は二人に振り回される毎日。そもそも、夫との出会いに運命を感じた裏には、とんでもない秘密が隠されていた―― [ようこそ ここは修羅の家/保沢環]。多額の借金を残して行方をくらました夫。子ども2人を抱えた生活は荒んでいき、夫への憎しみも増すばかり…。さらに持たせていないはずの携帯を いつの間にか内緒で夫が娘に与えていたことを知って 怒りが爆発するのだが… [おうちへ帰ろう/くぼた美樹]。計4作を収録。
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