昭和36年。横山弥生は、高校新聞で村の不正選挙を記事として取り上げる。それが村の上層部の逆鱗に触れ、村八分を受けた横山家は弥生以外が殺される。村を出る金を貯める弥生。しかしその金を川に落とされ、追いかけた弥生は濁流の中に消えていった。それから10年――弥生は家族を殺した村人たちに復讐するため村に舞い戻り、昼は男装した蓮として、夜はスナックのママ・雪として村人たちの中に潜入し、村八分に関わった人間を殺害していく。家に放火し家族を焼き殺した犯人が清野だと突き止めた弥生は、清野を精神的に追い詰めていくが…!?