あらすじ

将軍家の一女・綾姫を島津に輿入れさせ、その直後に死なせれば薩摩潰しの口実となると考えた伊豆守。相手が縁談を断ればどうすると尋ねる将軍に対し、伊豆守は「島津には断れぬ理由がござる」と告げ、さらに「その理由を東郷重位が薩摩に運んでいる」と言上する。かかる謀計に気付かぬまま、旅を続ける重位と大五郎であったが…。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(1)
将軍家や大名直参たちも見守る中、八丁河岸で行われた拝一刀(おがみいっとう)と柳生烈堂との果たし合い。壮絶な血戦は相討ちに終わり、人々は父の前に立ちつくす幼子・大五郎に哀れを感じながらも、誰ひとり遺体を葬ろうともせず去っていく。やがて、暗闇の中で力尽きて倒れた大五郎の前に、ひとりの武士が通りかかり…。父の屍体の側に立ちつくしていた大五郎が示現流始祖・東郷重位と出会い、再び歩き始めた――時代劇画史に残る名作『子連れ狼』新シリーズ!!
新・子連れ狼-LONE WOLF-(2)
将軍家の一女・綾姫を島津に輿入れさせ、その直後に死なせれば薩摩潰しの口実となると考えた伊豆守。相手が縁談を断ればどうすると尋ねる将軍に対し、伊豆守は「島津には断れぬ理由がござる」と告げ、さらに「その理由を東郷重位が薩摩に運んでいる」と言上する。かかる謀計に気付かぬまま、旅を続ける重位と大五郎であったが…。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(3)
薩摩を奪おうとしていた伊豆守が急死した。だが、これは味方を欺くための謀略で、仮死の薬を飲んでいた伊豆守は夜になって忽然と目を覚ます。薩摩藩主・島津光久に変装するため、抜歯をして、顔を焼いてまで己の目的を果たそうとする「死老中」の壮絶なる執念。そのころ重位と大五郎は、急を聞いて繰り出してきた薩摩の軍船上で光久に目通りしていたが…。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(4)
幼い大五郎を危険な旅路に連れ歩くことに躊躇した重位は、自らの師である天寧寺の大僧正に大五郎を預けようとする。一方、薩摩藩主・島津光久を謀殺し、光久になりすまして薩摩に入った伊豆守は、唯一その素性を知る笑左衛門(林蔵)と、互いの労苦をいたわり合っていた。そして、伊豆守は鯨の腹に入り「おろしや」人となって…。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(5)
時化で沈んだ軍船から、なんとか陸地に流れ着いた「牛久呑起」西の差配・牛久典膳とオロシヤ人の女配下・ニナ。この地が勇武をもって聞こえ高い掛川藩と知った典膳は、城門で藩主の目通りを願うが、裸形の上、何らの証も持たないふたりを家臣は当然疑ってかかる。そこで、ニナは生命と引き換えに典膳の証明立てをしようと、自らの舌を噛みきってしまい…。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(6)
東郷重位と大五郎は、老中・松平伊豆守が狙う薩摩藩乗っ取りの陰謀の大過に巻き込まれた。刺客・牛久典膳を倒すも、伊豆守配下の間宮林蔵は追撃の手を緩めることは無かった。ついに二人の前に姿を現した林蔵…。砂嵐と流砂の中で血戦が開始される。重位の鍛錬を耐え抜いた大五郎の、決死の一撃が林蔵に放たれる!
新・子連れ狼-LONE WOLF-(7)
東郷重位と大五郎は、老中・松平伊豆守が狙う薩摩藩断絶の陰謀に巻き込まれ、伊豆守配下の間宮林蔵と激突。闘いに敗れた林蔵は逃走、将軍家籠絡のため江戸城に入る。林蔵が操る「おろしや呑起」、彼らに疑いの目を向ける将軍側近の武装集団・黒鍬者――。その頃、大五郎と重位は、不思議な能力を持つ「おろしや」の少女ミラと出会い、林蔵出生の秘密を知る。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(8)
大五郎と重位の前に再び現れた宿敵・林蔵!父母の仇である林蔵を狙うミラ、これを助ける渡世人・大前田栄五郎たちを巻き込んで、復讐を誓った闘いが勃発!大五郎らをかばったミラが被弾、重位の憤怒の剣が炸裂する。そして、将軍側近にして杖術の達人・探湯縋との対決――死闘の果て、屍累々たる戦場で、大五郎と重位は“父子”の絆をより強くするのだった…。
新・子連れ狼-LONE WOLF-(9)
林蔵との死闘の果て、名刀「同太貫」を失った重位は、新たな刀「延寿国清」と出会う。江戸入りした大五郎と重位は決戦に向け、大五郎の鍛錬も激しさを増していた。一方、配下のほとんどを失った林蔵は、伊豆守に救済の念を送る。察した伊豆守は、薩摩屈指の歴戦の猛者たち“薩摩大人衆”からタイ捨流の使い手・丸目風虚と空岩の兄弟の存在を知る。“打倒・重位”の新たな剣客を求め、大人衆たちと林蔵配下の檀が動き出す――!!
新・子連れ狼-LONE WOLF-(10)
大五郎と重位は江戸城決戦に向け、刀匠・黒山祐信の打つ“幻の黒刀”を求めて秩父へ。大五郎に示現流の極意を伝える重位――剣の修行は日々、壮絶を極めていた。一方、伊豆守配下の薩摩大人衆、林蔵配下の檀は、重位抹殺の新たな刺客・タイ捨流の丸目兄弟を探して京へ。江戸の林蔵のもとへ二人を送るべく、大人衆たちは彼らの秘剣を試さんと命を賭す。しかし、檀によって丸目兄弟の意外な正体が明らかに!!
新・子連れ狼-LONE WOLF-(11)
将軍に一矢報いんがため、死出の刀を求め秩父へ向かった大五郎と重位。そこで刀匠・黒山が入魂の“黒刀”を受け、江戸に入ったふたりは、さらに神馬“韶光”を得て大手門へ!対する林蔵は、“打倒・重位”の矛盾を衝いた刺客・丸目兄弟を斬殺したのち、究極の謀略を決意して登城する!江戸城で繰り広げられる最終決戦、果たしてその行方は…!?
オークションハウス (新装版)

オークションハウス (新装版)

世界的美術鑑定家リュウ・ソーゲン。あらゆる知識に通じ武術に長けた彼は、幼き日にフェルメールの「レースを編む女」を狙った3人の男たちによって両親を殺され、復讐のために美術界に足を踏み入れた男だった。彼は復讐の旅の道程で次々にあらわれる美術界の「闇」と対決し続ける。
新 上ってなンボ!!  太一よ泣くな 新装版

新 上ってなンボ!! 太一よ泣くな 新装版

前作の『キンゾーの上ってなンボ!!』が好評につき、シリーズ第二弾となったゴルフコミック! 前作同様、原作・小池一夫、作画・叶 精作の師弟コンビ。今回の主人公は『キンゾーの上ってなンボ!!』の第6巻からゴルフ場の従業員として登場した川端太一。太一は日本の代表として世界に羽ばたき、日本の公式タイトルの四冠王となった川端留吉の忘れ形見でもある。1987年4月~2004年1月ゴルフ雑誌「アルバトロス・ビュー」(小池書院)連載。
魚CRY

魚CRY

海のギャングと呼ばれるトド。北海道・襟裳岬付近ではトドによる漁業被害が深刻化。トド・ハンターの魚一生は、トドが有害鳥獣であっても保護も考えているため、狩りの方針で現地の漁業者たちと対立してしまう。そうしたなか、アラスカ州政府に提出したトドに関する生態研資料と資源活用のレポートが認められ、トド猟の許可を得てアラスカへ渡ることになった。その後は、猟師兼漁師として、数々のトラブルに巻き込まれながらも複数の事業を成功させていく。猟師兼漁師・魚一生の破天荒なサクセスストーリーをとくとご覧あれ! 【目次】 第1章 トドCRY 第1話 俺・悲しいです 第2話 流氷ホロホロ 第3話 乾杯!! シルバーチップ
黒い雀たちの神話(秘蔵イラスト付き)

黒い雀たちの神話(秘蔵イラスト付き)

歌舞伎町の隅にたたずむ雀荘「一雀」。主の池谷一朗と出入りの雀士たちが繰り広げる真の麻雀ストーリー。物語も雀士の勝負もレベルが高く、小池一夫のペンが冴える。電子版配信記念として、1970年代に作者が雑誌トップコミックのために書き下ろしたおしゃれでエッチな秘蔵イラストを巻末に添付。
葬流者 ソールジャー 新装版

葬流者 ソールジャー 新装版

天明三年、大飢饉が日本全国を襲い、人々を飢餓に陥れた。世は余りの飢餓状態に人が死ぬのを待って人を喰らうという、地獄絵図と化していた。伊州(現在の三重県伊勢市)の神社港(かみやしろこう)の女郎屋には、飢饉のために明日をも知れない貧しさから、金のために売られてくる女が絶えなかった。そんな中、一人の眼光鋭い素浪人が伊州に入ってきた。その流れ者は自らを<葬流者(ソールジャー)>と名乗った。その者は、どこにも誰にも属せず、ただ非道に対する怒りに従い、一人で悪に立ち向かう素浪人であった。葬流者は、神社港の小さな女郎街で起こったトラブルに巻き込まれていく、、。子連れ狼の小池一夫と時代劇エロ漫画の第一人者ケン月影の異色コンビが送り出した、本格アクション時代劇。
新選組血風録

新選組血風録

※こちらは「無料試し読み版」です。続きは7月27日発売の製品版をご購入の上、お楽しみください。維新前夜の京都の治安維持を任務として結成された新選組。「誠」の旗印に参集した剣士たちの生と死を描いた司馬遼太郎の連作短篇集を、『墨攻』や『ムカデ戦旗』で知られる時代劇画の第一人者・森秀樹が激烈コミカライズ!第1巻に収録するのは、「芹沢鴨の暗殺」「沖田総司の恋」「菊一文字」「長州の間者」の4編。「芹沢鴨の暗殺」は、新選組の筆頭局長となった剣豪・芹沢鴨が、その粗暴で傍若無人な振る舞いが災いして、近藤勇や土方歳三らによって謀殺されるまでを描く。芹沢の死によって、近藤・土方体制が確立された。「沖田総司の恋」は、若き天才剣士・沖田総司を主役とした物語。労咳を患った沖田は、かかりつけの医者の娘、お悠に淡い恋心を抱く。しかし、お悠も沖田と同じ不治の病に侵されていた……。「菊一文字」も、沖田を主役とした一篇。名刀「菊一文字」を入手した沖田だが、その刀を実戦で使用するのをためらったため、部下を勤皇派の剣士に斬り殺されてしまう。復讐に燃える沖田は……。「長州の間者」は、長州藩の間者(スパイ)として新選組に加わった京都浪人深町新作が、二つの組織の狭間で苦悩する逸話。『新選組血風録』は、週刊文春において2018年3月から2020年2月まで2年間にわたって連載され、動乱の京都を彩った剣客集団の群像描写と、緊迫感溢れる殺陣シーンが大きな反響を呼んだ。司馬遼太郎・森秀樹コンビによる「文春 時代コミックス」シリーズとして、6月刊の『幕末』を皮切りに、7月に『新選組血風録 一』、8月に『新選組血風録 二』、9月に『新選組血風録 三』を連続刊行する予定。
幕末

幕末

歴史はときに、血を欲する──司馬遼太郎のロングセラー歴史小説を、『墨攻』や『ムカデ戦旗』で知られる時代劇画の第一人者である森秀樹がコミカライズ! 原作の連作短編集中、「桜田門外の変」と「花屋町の襲撃」の2編を収録しました。「桜田門外の変」は、尊皇攘夷派の薩摩藩士・有村治左衛門が水戸藩の脱藩志士17名と供に、大老・井伊直弼を襲撃するまでを描いた作品。安政の大獄で父と兄が獄死した松子と治左衛門との、淡い恋も綴られる。この暗殺事件から幕末狂瀾の時代が始まります。「花屋町の襲撃」は、海援隊の陸奥陽之助(宗光)が、暗殺された坂本竜馬の仇を討つまでの物語。同士として頼ったのは京女のお桂と、剣客「後家鞘の彦六」。竜馬との奇妙な恩義で結ばれた3人の復讐劇の直後、王政復古の号令が下り、幕末は終わりを告げます──。本作は、週刊文春において2017年5月から10カ月にわたって連載され、動乱の時代を彩った志士たちの群像描写と緊迫感溢れる殺陣シーンが大きな反響を呼びました。なお、司馬遼太郎・森秀樹コンビによる「文春時代コミックス」シリーズとして、2021年6月刊の今作を皮切りに、7月に『新選組血風録 一』、8月に『新選組血風録 二』、9月に『新選組血風録 三』を連続刊行する予定です。ご期待ください。
ビジャの女王

ビジャの女王

長崎尚志氏・絶賛!「悔しいが思いつかなかった」正統派劇画家最右翼・森秀樹渾身の新作。描くは中世オリエント世界に巻き起こる嵐―― 「1258年、モンゴル帝国VSペルシャ+“インド墨家”」!! 西暦1258年、ペルシャ高原の小都市ビジャを、蒙古軍の支隊が包囲した―― 世界の半分を制圧した最強騎兵は総数2万、対するビジャの人口はわずか5千人である。陥落は誰の目にも明らかだった―― モンゴル帝国によるペルシャ侵攻、それに抗う小都市国家「ビジャ」を巡る攻城戦…… 彼らが最後の希望を託す伝説の集団「インド墨家」の正体とは!?
文春ムック コミック 新選組血風録

文春ムック コミック 新選組血風録

司馬遼太郎の名作『新選組血風録』が初のコミック化!没後25年を迎えた巨匠・司馬遼太郎が活写した、近藤勇、土方歳三、沖田総司たち。その血塗られた闘いがここに蘇る。同志への粛清を描いた「芹沢鴨の暗殺」池田屋事件秘話「長州の間者」沖田総司の愛刀「菊一文字」の3篇を収録。特別収録エッセイ・司馬遼太郎「新選組新論」も掲載しています。※コミック『新選組血風録』は「週刊文春」誌上に2018~2020年に連載された中から3篇を選び再編集しました。
幕末 花屋町の襲撃【文春e-Books】

幕末 花屋町の襲撃【文春e-Books】

国民的作家・司馬遼太郎作品のコミック化、2作目は短編集『幕末』から竜馬暗殺に端を発した天満屋事件を描く「花屋町の襲撃」。 幕末の京都・近江屋で坂本竜馬と中岡慎太郎が凶刃に倒れた。海援隊副長格で竜馬の盟友でもあった陸奥陽之助(宗光)は、暗殺の実行犯と見られる新選組への復讐を誓う。竜馬に恩義のあるお桂や剣客・彦六も陸奥に協力し、仇討ち計画は進行する。そして迎えた慶応三年十二月七日、雪の降る、京都・花屋町にある天満屋で事は起こる。 作画は本作も『墨攻』や『新・子連れ狼』などの作画を担当してきた漫画家の森秀樹氏。司馬作品が、精緻なタッチの森氏の筆によって生き生きと描かれます! 「週刊文春」に連載された「幕末 花屋町の襲撃」第一話~第十五話を収録した電子書籍オリジナル。
幕末 桜田門外の変【文春e-Books】

幕末 桜田門外の変【文春e-Books】

国民的作家・司馬遼太郎作品がついに初漫画化!ファン待望の第一弾は短編集『幕末』から「桜田門外の変」。司馬氏が自ら「明治維新を肯定するとすれば、それはこの桜田門外からはじまる」と記した重要な暗殺劇である。作画は『墨攻』や『新・子連れ狼』などの人気作の作画も担当してきた漫画家の森秀樹氏。圧政をしく幕府の大老・井伊直弼の襲撃はどのように行われたのか。暗殺に加わった薩摩藩士・有村治左衛門を軸に、幕末狂乱の時代が鮮やかに描かれる!「週刊文春」に掲載された「幕末 桜田門外の変」第一話~第二十二話を収録した電子書籍オリジナル。
墨攻

墨攻

時は二千数百年前、韓・魏・趙・齊・燕・秦・楚の七国が争う戦国時代の中国――。趙の大軍が、燕の小城、梁城を落とそうと、国境の易水川岸に軍を構えていた。梁城では、城を守るため城邑防衛のエキスパート集団、墨家から墨者を呼んだ。しかし、やって来たのは、革離(かくり)という名の男、唯一人だった……!
戦国自衛隊

戦国自衛隊

富士の裾野で大演習を展開していた自衛隊に、突如「時震」が襲った。現有兵器を装備した自衛隊員が、大量の補給物資や哨戒艇、装甲車、ヘリコプターなどの最新兵器とともに、突如四百年前の戦国時代にタイムスリップしたのだった。伊庭義明(三等陸尉)を中心とする自衛隊一団は、否応なく戦国時代の渦に巻き込まれて行く。しかし、時代に介入し、大きな時代の変化をもたらせば、現代に戻れると自衛隊員は信じ、伊庭義明達は本能寺で果てる筈である織田信長を救出した。こうして時代に介入した彼らは、果たして現代に戻れるのだろうか。誰も予想出来ない大胆な展開に、圧倒される事間違い無し!
腕KAINA~駿河城御前試合~

腕KAINA~駿河城御前試合~

寛永六年(1629)九月二十四日、駿府城内では天下の法度にそむき駿河大納言・徳川忠長の面前で真剣御前試合が行われた。試合は十一番。その内、八試合は一方が対手を殺し、残りの三試合は両者が共に倒れるという空前絶後の残忍凄惨な真剣勝負となった。そこまで人間を狂わすものは一体なんなのか?煩悩・本能・エロス・残酷・耽美・退廃・無惨……真剣による御前試合という極限の状況が、人間本来の姿を暴き出す!!
ムカデ戦旗

ムカデ戦旗

▼第1話/金掘り衆 ▼第2話/百足(むかで)の旗 ▼第3話/大頭(おおがしら) ▼第4話/戦場 ▼第5話/赤百足(あかむかで) ▼第6話/白文の陰書 ▼第7話/落盤 ▼第8話/石割り ●登場人物/左吉(山に入る忍びを取り締まる「金縛り」だったが、金掘り衆の次代の頭に指名される)、大頭(金掘り衆の頭)、金蔵(大頭の息子。金脈を探しだす見立て師)、てん(「耳走り」と呼ばれる情報収集役を務める女) ●あらすじ/戦国最強と言われた武田軍を支えたのが、豊富な産出量を誇る甲斐の金山であった。その坑道を狙って隣国から侵入する忍びを見つけては取り締まる「金縛り」を努めていた左吉。彼はある日、自分の命が長くないことを知った金掘り衆の大頭から、次代の頭になるよう指名を受ける。大頭の息子、金蔵を差し置いての抜擢に戸惑う左吉であったが…… (第1話)。 ▼病床の大頭は左吉に、武田と北条が攻略中の武蔵松山城を金掘り衆の手で落とせと言う。金がなくなれば滅びるのは目に見えている武田軍を離れ、金掘り衆の技を他国に売り込むためだ。左吉は、金掘り衆100人を連れて山を降りることになる(第2話)。 ▼山を降りる途中母親の墓にたどり着いた大頭は、ここに自分を生き埋めにしてくれという。金掘り衆たちは大頭の息子である金蔵に判断を乞うが、金蔵は新頭である左吉に判断を任せる。左吉は、大頭の最後の願いを聞くことにするのだが…… (第3話)。
織田信長

織田信長

尾張の戦国大名・織田信秀の嫡男として生まれた信長―――。巷ではうつけと蔑まれ奇行を繰り返す信長に、家臣たちは愛想を尽かし、織田家内での人望は皆無に等しかった。いちばんの理解者であった父を亡くし、群雄割拠の尾張にひとり放り出された信長は、いま天下統一に向けて立ち上がる! 目次 第一章 悪魔か神か 第二章 諫死 第三章 うつけ殿は天下殿 第四章 天運 我にあり 第五章 美濃落城 第六章 天下布武
唇役主丞 乾いて候

唇役主丞 乾いて候

ゾッとするほどのイケメン武士。将軍家の毒味唇役(どくみくちやく)として新たに召し抱えられた男の名は腕下主丞(かいなげもんど)。将軍吉宗をなきものにと暗躍する甲賀忍群との凄絶な闘いが始まる!収録作「性は腕下(かいなげ) 名は主丞(もんど)」ほか「唇寒流 据物斬り」「抜けば たま 散る五寸の男(へ)の子」「やせても枯れても征夷大将軍」「鏡開き生命閉じ」の全5話を収録。
斬奸状

斬奸状

斬奸状……奸者を斬るについて、その趣意をしたためた檄文である。「天に代わりて不義を討つ」を大義名分とするところから「天誅」とも称せられるこのテロ行為が、江戸の歴史を通じて幕末……文久二~三年に集中して起こったのは何故か? 天誅を繰り返し車屋として過ごしながら天誅を繰り返す清司郎。彼の目に映るはいかなる世相か……。義によって天誅を下し続ける男の生きざまを大胆な筆致で描く、幕末歴史アクション!
おぼろ十忍帖

おぼろ十忍帖

伊賀忍者には、上忍、中忍、下忍の三階級があった。下忍は上、中忍の家の手飼いとなり、平常は農耕に勤しみ、あるじの出動の際には同行して手足となる。また単独に行動を命じられる場合もあるが、これの謝礼金等はみな上忍のものとされていた。下忍のイタギはあるじである多十郎の命の支えとなり里へ戻ってきたが、下忍の宿命から、感謝もされず傷も癒やされず、手柄もすべて多十郎のもの…。多十郎の許嫁のくノ一・おぼろはそんなイタギをかばうが、そのためにかえってイタギは多十郎から凄絶な仕打ちを受けることに…。
織田信長 無料お試し版

織田信長 無料お試し版

尾張の戦国大名・織田信秀の嫡男として生まれた信長―――。巷ではうつけと蔑まれ奇行を繰り返す信長に、家臣たちは愛想を尽かし、織田家内での人望は皆無に等しかった。いちばんの理解者であった父を亡くし、群雄割拠の尾張にひとり放り出された信長は、いま天下統一に向けて立ち上がる! 今週は1巻1話、4話、2巻8話の3つのエピソードをそれぞれ収録!!
木枯し紋次郎

木枯し紋次郎

あの木枯し紋次郎がコミックで蘇る。しかも作画は子連れ狼の小島剛夕。笹沢左保原作の大ヒット時代劇から、最も人気のあるエピソード、赦免花は散った、女人講の闇を裂く、湯煙に月は砕けた、川留めの水は濁ったの4編を収録。
孔雀王伝奇

孔雀王伝奇

延宝八年、江戸幕府の四代将軍・家綱公が死んで百日が過ぎた。将軍の遺言をめぐって、三つの家が世継ぎ争いをしていた。背後には、異世界の盟主たちの影。争いの渦中に立たされた浪人・砂盃蔵人が呪術を駆使して闘いを繰り広げる、伝奇時代劇ロマン!収録作「殺人鬼(ころしおに)たち」「歓喜天(かんぎてん)」「蘇る将軍」の3話を収録。
斬殺者

斬殺者

親友「吉岡又七郎」の仇である、天下に名高い剣豪「宮本武蔵」を討つ為なら吉岡門下の主人公「無門鬼千代(むもんおにちよ)」はどんな卑劣な手段でも使う。己の欲望のままに生き、女をもいたぶる。しかし武蔵はそんな鬼千代を子供のように軽くあしらうのだったが…!?「巨人の星」の梶原一騎と「子連れ狼」の小島剛夕で描くダークヒーロー版宮本武蔵の傑作劇画ここにスタート
沖田総司

沖田総司

童顔の裏にひそむ魔性の剣! 動乱の幕末を清冽に生きた天才剣士 沖田総司を巨匠 小島剛夕が描く! ※こちらの作品は過去に他出版社様より配信していた内容と同様になります。重複購入にはお気を付けください