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旧家のひとり娘である水越美弥は、来年30歳を迎えるにあたり、盛んに両親から見合いを勧められていた。相手に望む条件は婿入りしてくれること…そう、最大のテーマは跡継ぎ問題だ。気乗りしない美弥だったが、両親の想いも痛いほどわかる…そしてとうとう年貢の納めどき、市役所に勤める中山広伸(34歳)と見合いし、その真面目そうな人柄も悪くないなと感じ、話はとんとん拍子に進んでめでたく結婚、二人は夫婦となった。しかし、なんと結婚初夜から新婚旅行を経ても、広伸は美弥を一度も抱こうとはしなかった。一体どういうこと? これじゃあ跡継ぎどころじゃないよ~…とうとう広伸に真意を詰め寄る美弥だったが…!? (※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-2」の内容と重複しています。ご注意ください)