あらすじ

“私はもう、人でなくなってしまいました”瀕死のアテナに自らの血を飲ませ、肉体回復を図ろうとしたイエス。しかしそれは同時に、アテナに“不滅の体”を与えることも意味していた。イエスはなぜ、そうまでしてアテナを必要とするのか――!?一寸先が暗闇でも、猛然と歩み続ける、ファンタジック・サーガ待望の11巻!!
QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 1巻

ヴァンパイアとそれを狩る者――有史以来続いてきた争いは、だがその裏にとてつもない秘密を有していた――…“真祖”と呼ばれるオーディンと彼の捜し続けた美しい“教授”そして二人の命を狙う“氷のソフィア”。彼らが握る人類の命運の鍵とは――!?夢のコラボレーションで贈るかつてないファンタジック・サーガ!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 2巻

“世界の終わり”から降り立った科学者オーディンと、美しい“教授”。数千年ぶりに再会を果たした二人の目的は人類の分岐点を探り出し“終末”への道を覆すこと―…。しかし、二人はなぜかヴァンパイアを狩る「評議会」から“真祖”と呼ばれ追われ続ける。なぜ二人が追われるのか?ヴァンパイアの握る秘密とは?美しきハンター・ソフィアとルーの狙いは?そして人類は何処へ向かうのか――…ますます目が離せないファンタジック・サーガ第二巻!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 3巻

“世界の終わり”を知る科学者オーディンと教授は人類の分岐点となった人物・イエスの生誕について調べ始めた。今も美しい姿のまま生き続ける聖母マリアに会った二人が聞いた驚愕の事実とは……!?オーディンを狙うヴァンパイア・ハンターの総本山・バチカンも動き始め、巡るメビウスの輪が二人に迫る…!巨匠の描くファンタジック・サーガ待望の第3巻!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 4巻

“我々は分岐点を見過ごしてしまったのだろうか”答えの出ない問いを繰り返しながら“世界の終わり”から共にジャンプした仲間を捜し続ける教授とオーディン。二人を追うバチカンの動きが活発化する中ハンターの一人・ルーは独自の行動を取り始め……!?謎が謎を呼ぶ壮大なスケールのファンタジック・サーガ待望の第4巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 5巻

“このままで行くと最短50年で最初の滅びがくるだろう”それをくい止めるために“過去”に来たという自らの使命を〈血の伯爵夫人〉バートリー夫人に語る教授。だが、バチカンの評議会に邪魔され、調査はなかなか捗らない。一方、評議会内部ではブレーンの一人である予知者・アテナが妙な動きを見せ始めていた…。さらに広がりを見せるファンタジック・サーガ待望の第5巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 6巻

評議会に逃げ込んだピエールを“食べた”コーリング教授が復活したことで予知者・アテナの実験は軌道修正を余儀なくされる。一方、〈棺〉を探す教授とオーディンは調査の内に意外な事実を知り…!?真実を追い求めるファンタジック・サーガ待望の第6巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 7巻

“本当は…あなたと二人で行きたかったまだ人類が愛というものに縋って未来を信じた時代に”人類存亡の世界を知る教授とオーディン。研究者として志を共にし、未来を切り拓くことを諦めず〈過去〉へとジャンプしたその瞬間と経緯が明かされる――!!すべてが複雑に連鎖していくファンタジック・サーガ待望の7巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 8巻

“まるで…普通の人間みたいだ…この私が…死ぬなんて…”教授とオーディンの行く先々で見え隠れする、イエスの存在。その思惑に、導かれるかのようにして明かされた、教授<幼体化>の謎に迫る重大な事実とは――!?滅びゆく体を越えて、心が交差していく、ファンタジック・サーガ待望の第8巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 9巻

教授が消えた…!!いや、さらわれたのだ…イエスに…!!焦るオーディンは、手掛かりを求め記憶を探る内にイエスを“目覚めさせた”のが自分だと悟る。そのイエスを捜して、マリアもまた動き出し…!?禁忌に挑むファンタジック・サーガ待望の第9巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 10巻

“歴史の分岐を探すことなんかに、意味はない”そう言い残し、自ら命を絶った研究員・ジョシュア。ジョシュアの息子・イエスの心を今でも揺さぶる、歴史が大きな岐路を迎えた日の記憶――。教授とオーディンに語られた真相とは!?絡まり合う重き鎖のような年月に何度でも対峙するファンタジック・サーガ待望の第10巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 11巻

“私はもう、人でなくなってしまいました”瀕死のアテナに自らの血を飲ませ、肉体回復を図ろうとしたイエス。しかしそれは同時に、アテナに“不滅の体”を与えることも意味していた。イエスはなぜ、そうまでしてアテナを必要とするのか――!?一寸先が暗闇でも、猛然と歩み続ける、ファンタジック・サーガ待望の11巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 12巻

“イエスを身籠った時と同じ胸騒ぎがするの”長い眠りから目覚め、ヴァチカンへとやってきたマリア。その頃、ヴァチカンでは吸血せずに生きる方法があるのではないかという噂が吸血鬼たちの間で飛びかっていた。イエスの行動に思いを巡らす教授の身体にも、ある変化が起き始め――!?史実を基軸に織り成すスペクタクルファンタジー、待望の第12巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 13巻

Endoftheworld――“これから世界がひっくり返るよ”世界各国の細菌研究所で原因不明の事故が相次ぎ、最も危険な吸血鬼ウィルスまでもが世界中を汚染し始めていた。その頃、オーディンは教授の身体異変に胸騒ぎをおぼえ、イエスのもとを訪ねるが――!?統制不可能な世界で放つスペクタクル・ファンタジー、待望の第13巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 14巻

Endoftheworld――“神さまなんかいないんだよ”未知のウィルスが世界中に拡散する中、激化していく吸血鬼ギルドの抗争。緊迫した状況下で、イエスとコンタクトを取ろうとする者達が動き始める。一方、教授はイエスが抱える問題を偶然にも知ってしまい…!?指針不在でも信念を貫き続けるスペクタクル・ファンタジー、待望の第14巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 15巻

End of the world――“楽園から追放されたのは人間だけなんだよ”身体が幼体化するイエス、身体が成長し始めた教授。吸血鬼ウィルスが蔓延し、不老不死が成立しなくなった世界は混乱を極めていく。一方、ルーとソフィアは汚染事故後、所在不明となっている研究員を捜すため、ある場所に辿り着くのだが…!? 無常に過ぎる時間に終止符を掲げるスペクタクル・ファンタジー、待望の第15巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 16巻

“人はバカなミスをして楽園を追い出された今度は完全な姿になって帰還する…!!”イエスの野望を聞いた教授は、イエスの後ろ盾として何者かがいることに気がつく。その後、教授とオーディンは思わぬ形でその人物に遭遇するのだが…!? 一方、身体をウィルスに汚染されたソフィアはある場所へと向かい…。「永遠」の綻びから未来への歯車が狂い出すスペクタクル・ファンタジー、待望の16巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 17巻

“私は究極の形 お前が言う神に最も近い”「エデンの園」をつくろうとするイエスの背後に未来人・シドがいることを知った教授とオーディン。シドの行動を妨げようと準備を進める中、あるものが奪われていることに気がつく。さらに、イエスの出生に関する重大な事実を告げられ…。天地万物が反転する、スペクタクル・ファンタジー、待望の第17巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 18巻

“人類は無限の時間を得て全宇宙をコントロールすることになるだろう” アテナを刺し、イエスとマリアをも手にかけようとするシド。しかし教授とオーディンはバリアーに閉じ込められ、シドを止められずにいた。バリアー内の酸素が薄くなっていく中、絶体絶命の二人は…。終わりと始まりの狭間で激動する、スペクタクル・ファンタジー、待望の第18巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 19巻

“ここは地獄だ 悪しき者の場所だ” ウィルスによる大汚染で、世界人口が8億人以下へと減少する中、教授とオーディンはシドが組んだシステムの解析に追われていた。そこで二人はある事実を知ることになる。その頃、伯爵はノードン卿の元へ。二人の会話からある過去が浮かびあがり…。絶望の景色と対峙する、スペクタクル・ファンタジー、待望の19巻!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ 20巻

“これが神の所業なら、神は最も罪深い存在ということになるな…” シドの組んだシステムが、36時間後に時間ジャンプする設定になっていることを知った教授とオーディン。もし、人が乗らなかった場合には、核融合炉が暴走し、地球へのダメージは計り知れない。二人が下す決断は…。“記録のない未来”へ踏み出す、スペクタクルファンタジー、ついに完結!!

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~外伝 漆黒の玉座 静寂の回廊

“血に呪われた者に夜明けは来るの?”イエスより永遠の命を授かった少女・アテナは、イエスと目指す世界のために不老不死の者を増やしていく。深い罪を犯し、処刑の判決を受けた少女・ジーナにも洗礼を与えるが、突然不老不死となった自身の身体に、ジーナは戸惑い苛立っていた――。アテナの目的、そしてイエスと目指す先にある世界とは…? 「QUO VADIS~クオ・ヴァディス~」で語られることのなかった空白の時を描く、ヴァチカンの最高位・アテナの物語が今、幕を開ける!