あらすじ

深夜の街を流すタクシードライバー・木暮遼一。彼はその昔、首都高の鬼と呼ばれ、暴走族たちに恐れられた警察隊の隊長という過去をもつ。そんな木暮のタクシーに、偶然、警察時代のライバルだった男が客として乗ってくる。昔話に花を咲かせる二人だが、その時タクシーの横を、白バイ警官3人に重傷を負わせた犯人、ルーレット族のボス格が運転する車が…!?
漂流の街(1)

深夜の街を流すタクシードライバー・木暮遼一。彼はその昔、首都高の鬼と呼ばれ、暴走族たちに恐れられた警察隊の隊長という過去をもつ。そんな木暮のタクシーに、偶然、警察時代のライバルだった男が客として乗ってくる。昔話に花を咲かせる二人だが、その時タクシーの横を、白バイ警官3人に重傷を負わせた犯人、ルーレット族のボス格が運転する車が…!?

漂流の街(2)

木暮に憧れてタクシードライバーになった、元チンピラの金城広志は、最近、仕事に自信を無くしていた…。そんな時、ふと酒グセの悪かった父親を思い出す。ただ真面目なだけが取り柄で、出世を諦め酒に逃げる…。そんな父のようにはなりたくない。そう思った広志が、自信を取り戻したキッカケとは一体…? 一方木暮は、悪事を重ねる若者を見兼ねて、更生させようとするのだが!?

漂流の街(3)

首都高の鬼と恐れられた、元・高速道路警察隊隊長で、現在はタクシードライバーの木暮遼一。彼が警察を辞め、タクシードライバーになった本当の理由は、謎のメッセージを残して消えた妻の冴子を探すことだった。しかし、仕事で多くの人々の人生に触れ、タクシードライバーに生き甲斐を感じ始めていた木暮は…。客たちのすれ違う人生を乗せ、出会いと別れを見届ける人情コミック、ついに完結!