あらすじ

“狼領主”カイドと生きていきたい――前世からの想いを実らせた“お嬢様”シャーリーはカイドとともにライウスを離れ、婚約報告のため王城に上がる。想い合う二人の姿に“王女”アジェーレアは何を感じるのか……。転生しても続くシャーリーとカイドの恋物語が、新たな局面を迎える。
狼領主のお嬢様 1【電子特典付き】
【電子書籍限定の描き下ろしイラストを収録!】悪逆領主の娘として処刑された記憶を持つ少女・シャーリーは、なんの因果か前世で恋人だった現領主・カイドの館でメイドとして雇われる。前世の記憶故に自罰的に生きるシャーリーを、周りが驚くほど気にかけ構うカイド。しかしカイドは、前世のシャーリーと家族を断罪し処刑した仇で。歪な二度目の恋物語は、静かに巡り始める。
狼領主のお嬢様 2
「最後にきちんとお別れをしましょう」前世が前領主のお嬢様であるとカイドに知られたシャーリーは、自身が、そしてカイドが今度こそ前を向いて生きるための”別れ”を切り出した。かつての恋人の未来を祈りながら別の道を行く決心をするが、その夜に屋敷で使用人に毒が盛られる騒ぎが起こってしまう。それをカイドに仇をなすものの仕業だとシャーリーは考え、自身以外にも転生者がいるのではという推論にたどり着いた矢先、カイドも毒によって倒れてしまい――。
狼領主のお嬢様 3
毒を盛られ、この世を去ったはずの“狼領主”カイドは生きていた――。策略によって引き離されるも、再会を果たしたシャーリーとカイド。悪逆領主の娘として処刑された前世の記憶から、かつての恋人であるカイドの幸せを願って離れようとするシャーリーだったが、“お嬢様”と呼ばれていた頃の自分ごと見つめてくれるカイドを前にして過去と向き合い、胸に秘めていた想いを打ち明ける。
狼領主のお嬢様 4
“狼領主”カイドと生きていきたい――前世からの想いを実らせた“お嬢様”シャーリーはカイドとともにライウスを離れ、婚約報告のため王城に上がる。想い合う二人の姿に“王女”アジェーレアは何を感じるのか……。転生しても続くシャーリーとカイドの恋物語が、新たな局面を迎える。
狼領主のお嬢様 5
王から婚姻を許された“お嬢様”シャーリーと“狼領主”カイド。ようやく幸せを手にし、ライウスに戻ろうとする二人の前に“王女”アジェーレアが立ちはだかる。カイドと離れ、混乱を極めていく王城に残ったシャーリーは窮地の中で“ある人物”との再会を果たす。描き下ろし番外編「あなたと私の、とある大切な日」も収録!
狼領主のお嬢様 6
王女アジェーレアの狂気が止まらない……。カイドの手を自ら離したシャーリーは王城という檻に閉じ込められ、静かに追い詰められていく。ライウスに戻ったカイドはシャーリー奪還のために動き出すが、その手は届くのか? 最終話の“その後”を描き下ろした、守野伊音先生原案によるエピローグも収録!