あらすじ炎に包まれた芒ヶ原、火を付けたのは鶴次郎を忌み嫌う隠密廻り方の板見半蔵だ。この地にある白雲寺を隠れ家としていた「雲筏」の頭・重兵衛は、盗んだ二千両のうち百両を持って、ひとり霧深い草原を逃げ去ってしまう。