あらすじ

ベルゼバブが、氷地獄に封印したウリエルの「光体」を解き放ち、分解消滅したはずのウリエルの体が復活。その力はD・Sを圧倒、最愛の妹を失った哀しみをD・Sとの闘いに注ぐ!激化する聖魔の戦いの行方は―!?
BASTARD!!(1)

魔力の時代、大神官の娘ヨーコと共に兄弟の様に育てられたルーシェには古の魔法使いダーク・シュナイダー(以下D・S)が封印されていた。15年の時を経て、邪悪な魔法使いD・Sが遂に復活し!?

BASTARD!!(2)

復活した魔法使いD・Sの存在を知り、反逆団四天王ガラがヨーコを人質にD・Sに挑む。難敵を倒しながらもヨーコを救い出したD・Sに、新たな四天王の一人、ネイがD・S抹殺に挑んできて…!?

BASTARD!!(3)

鬼道三人衆のうち2人の女性を差し向けD・S抹殺を企てたネイだが、2人共D・Sに心奪われ失敗に。しかしルーシェに戻ってしまったD・Sは三人衆の最後の1人ダイ・アモンに捕われてしまい!?

BASTARD!!(4)

鬼道三人衆が次々と破られてしまい、呪詛を受けているネイは自ら、育ての親であるD・Sに戦いを挑む。呪詛を解くにはD・Sの心臓が必要。しかし彼の優しさに、どんどん心傾きかけるネイは…!?

BASTARD!!(5)

ネイの呪詛を解くため、自らの心臓を取り出したD・S。一方、残る四天王の2人は破壊神を蘇らせるべく封印を解こうとしていた。破壊神が放つ闇の力により奇跡的な復活を果たしたD・Sだが…!?

BASTARD!!(6)

活性化した破壊神の「闇の力」により奇跡的復活を果たすD・S。ガラ、ネイと共に魔物エデ・イーのリッチーを倒す。同じ頃、メタ=リカーナ城内に、四天王アビゲイルが最後の封印を求めて現れる。

BASTARD!!(7)

破壊神の最後の封印を解くべく、メタ=リカーナ城内に現れたアビゲイル。3種の魔道器と合体した彼には、いかなる魔法も遮断されてしまう。ネイを救い出したものの、D・Sは苦戦を強いられ…!?

BASTARD!!(8)

アビゲイルとのこの世の終わりともいう厳しい闘いの末、爆音と共に何もかもが消滅。2年後、支配者となっていたカル=スの前に侍軍、カイ・ハーン、そして成長したヨーコ達が、反旗を翻した。

BASTARD!!(9)

メタ=リカーナ消滅から2年、至高王カル=スの命による大遠征の準備が整う中、ついにD・Sが復活。その頃、カルの寝室を急襲する者がいた。かつて、D・Sに倒されたダイ・アモンであった!!

BASTARD!!(10)

破壊神を蘇らせようとするカル=ス。最後の封印を持つシーラ姫のもとへカルの魔の手が伸びる。カルの目指す理想を打ち破るため立ち上がるD・Sと侍軍団。かつての師弟D・Sとカル、遂に激突!

BASTARD!!(11)

かつての盟友カル=スとD・S。両者凄絶な戦いの中、カルは自分が破壊神に操られ、己を失っていることに気づく。その途端、カルはD・Sの眼前で自刃してしまった。果たして、カルの運命は…?

BASTARD!!(12)

ついに最後の封印が解けてしまった。カルは魔の手により異形の怪物と化す。しかし、D・Sの声に目覚める。火の鳥と氷の竜に化身した2人。だが完全復活を果たした破壊神の力は計り知れず……!?

BASTARD!!(13)

復活した破壊神の前にD・Sが立ち上がる。人類最後の砦、ジャンボ・ノアの内部で戦う人類側と邪神側。又その中で竜の幼生ラーズの復元。今、破壊神対D・Sの人類の未来をかけた闘いが始まる。

BASTARD!!(14)

邪神に対する唯一の切り札“竜戦士・ルシファー”を失ってしまう人類と絶望的状況下で戦うD・S。一時、勝利に見えたD・Sだが光の力により別空間へ封印されてしまう。人類は滅びてしまうのか!?

BASTARD!!(15)

破壊神の正体であった天使達の攻撃の中、D・Sから分離したルーシェが現れた。光と闇の戦いは、遂に最終戦争へと突入。人類は天使により滅亡してしまうのか?最後の希望、D・Sの復活は……!?

BASTARD!!(16)

ヨーコの命まで奪おうとする天使軍。彼女を救ったのは降臨した堕天使“るーしぇ”だった。しかし力を使い果たした彼は消滅してしまう。もはや人類最後の希望は、D・Sの復活以外にはない……。

BASTARD!!(17)

“るーしぇ”の言葉に従いD・S復活の鍵となる方舟のエンジン制御を解除していくアビゲイル。これを阻止する天使軍との死闘は続く。一方D・Sは、虚数空間でサタンと名乗る男と出会うのだが!?

BASTARD!!(18)

封印空間の底「氷地獄」でサタンと出会うD・S。失われた記憶を思い出させるため腹心の部下ポルノと戦わせるサタン。呪文を唱えずに魔法を扱えるポルノに苦戦するD・Sは地獄脱出できるのか!?

BASTARD!!(19)

復活したD・S。だが人間界では魔神コンロンと四大熾天使の戦いが。コンロンから人間を守るべく盾となったD・Sは胴体と首が裂けてしまう。悪魔と天使双方の攻撃による人類滅亡の危機は……!?

BASTARD!!(20)

人類が生み出した天使の神霊力を無効化する技術「無効共鳴」により、熾天使の攻撃を回避する魔神コンロン。しかし大天使長ミカエルの放った「火」力最大顕現の炎を吸収したD・Sが、遂に復活し!?

BASTARD!!(21)

遂に復活したD・Sとコンロンの激しい戦いが始まる。しかし、人間でありながら、6大悪魔王の恐るべき6つの超能力を手に入れてしまったD・Sを前に、魔神コンロンでさえもが恐怖に震えて…!?

BASTARD!!(22)

6人の悪魔王から奪った「ユダの痛み」が自らもつ1つと平行励起を始め、D・Sはついにその驚異の力を発揮。魔神コンロンを圧倒し、その後コンロンに妹を囚われ堕天した熾天使ウリエルとの激闘に突入するが・・・!?

BASTARD!!(23)

ベルゼバブが、氷地獄に封印したウリエルの「光体」を解き放ち、分解消滅したはずのウリエルの体が復活。その力はD・Sを圧倒、最愛の妹を失った哀しみをD・Sとの闘いに注ぐ!激化する聖魔の戦いの行方は―!?

BASTARD!!(24)

超絶クオリティで降臨!!悪魔に対抗する「汎人類連合」の呼びかけに、多くの種族が集う!D・S対ウリエルの死闘、人類の運命、その行方は――!?

BASTARD!!(25)

悪魔が企む「反創世計画」に対抗すべく、地上では全ての人類による「汎人類連合」が形成されていた。悪魔の計画が勝つか、人類の結束が勝つのか…?その勝敗を左右するのは、堕天し、悪魔の力を得たウリエルと、そのウリエルを抹殺しようとするダーク・シュナイダー。地上の命運を握る、2体の巨獣の激突の結末は…!?

BASTARD!!(26)

ウリエルとの熾烈な戦いの末、力を使いきり消滅してしまったダーク・シュナイダー。十賢者たちのレーダー上からも反応が消えてしまう。永遠とも思える刹那の沈黙のあと、モニターに反応が甦り、D・S復活!!過去の読切作品「VERGINTYRANT」も収録!

BASTARD!!(27)

方舟墜落まであと1分52秒──![魔力の刻印篇TheNumberoftheBeast]開幕!!人類存亡を賭けた[罪と罰編「断章」]、そして堕天した熾天使・ウリエルとの死闘を描いた[背徳の掟編最終節]をつなぐ新章開幕!方舟墜落寸前、地獄に迷い込んだD・Sを待つ運命とは──!?

BASTARD!!

ザーザードザーザードスクローノーローノスーク

BASTARD!! 萩原一至
さいろく
さいろく

「ザーザードザーザードスクローノーローノスーク  漆黒の闇に燃える地獄の業火よ我が剣となりて敵を滅ぼせ  爆霊地獄(ベノン)」 ていうすごい長台詞なんですが、これは今作における有名な魔法詠唱のうちの1つとなります。 BASTARD!! しか萩原一至作品を知らないけど、それで十分。 前述のとおりアホ長ったらしい魔法詠唱が各シーンにおいて多数出てきては「今回はなんだろう」とドキドキさせてもらえるところはもちろんのこと、世の中学生がどれだけお世話になったか計り知れないギリギリアウトな描写、更にはヤケに魅力的なネーミングセンスの裏の意味など、ストーリー以外のところでも見どころが超絶満載な作品です。 ストーリーはものすごく俺ツエー主人公な大魔法使いであるダーク・シュナイダーが魔法ですべてを薙ぎ払っていい女をすべて自身のものとすべく頑張るお話です(間違ってない) ダークファンタジーとしてはベルセルクなどよりもはるか昔から連載されており、ふんだんにヘビーメタル要素と美女コマシシーンが散りばめられた世界観は小学生には刺激が強すぎ、色々とジャンプ編集部も怒られたと聞きます。 「週刊少年ジャンプ」のいわゆる黄金期が終わった後の時代を支える代表的な作品の一つでもあり、序盤は今読むとさすがに古いですが読んでいくと今でも絶対面白いので超おすすめできます。 あとはいつ次が出るのか問題。。。。 昔から(たぶん90年代後半から)2~3年空くのが当たり前になってしまっていたので1988年とかから始まったはずの連載作品が2020年(32年…!)時点で27冊しか出ておらん。。。 書いてる私も25巻までしか多分読んでないのですが、話が思い出せなくなってしまっているのでまた28巻が出た頃に振り返りたいと思います。