あらすじ

トオワの王・アケトの周りには女性の姿がなかった。だが、山郷のマキノから、リカと妹・バイカがやってきて、アケトが実は少女だと知りつつ見守る仲間が増える。そんな時、山に聞き慣れない言葉を話す賊が出た。タザら兵士たちは賊を討ちに山に入るが……!? 語らない語り部・ヤオ、見慣れぬ山の賊、雪雲迫るトオワで、物語は蠢き始める――!! 幼い王と、謎の語り部の物語、新展開を見せる第四巻!
八百夜(1)

トオワの国は、王が国中の女を虐殺したと噂される血塗られた国。そこにある日、謎の男がやってくる。山賊だと疑われた男は運悪く流れ弾に当たって死んだ。――が、なぜかほどなく生き返る。驚き騒ぐ人々の前で、飄々と男は自らを不老不死だと言い出し……。名手・那州雪絵が紡ぐ、新たなる物語の幕があがる――!!

八百夜(2)

それを見破ったのは、不老不死の語り部・ヤオ。ヤオの荒唐無稽な話に夢中になり、寝所から外へ出たアケトが出会ったのは、屋敷の外の世界と、そのまたむこうに広がる空。そして、物静かな家庭教師・ケイトや、荒っぽい防人・タザ、トオワを取り仕切ってきた大人たちだった……。名手・那州雪絵が描く、幼い王と、謎の語り部の物語、第二巻!

八百夜(3)

不死の語り部・ヤオの出現によって健やかに成長し始めたトオワ王・アケト。その世話係として新たに迎えられたのは、山の郷の娘・リカだった。彼女を推したタザとリカには過去の因縁があり……? さらにその頃、謎の集団がトオワに侵入し、おとなたちそれぞれの思惑も蠢きだす――!! 那州雪絵が描く、幼い王・アケトと仲間たちの物語、第三弾!!

八百夜(4)

トオワの王・アケトの周りには女性の姿がなかった。だが、山郷のマキノから、リカと妹・バイカがやってきて、アケトが実は少女だと知りつつ見守る仲間が増える。そんな時、山に聞き慣れない言葉を話す賊が出た。タザら兵士たちは賊を討ちに山に入るが……!? 語らない語り部・ヤオ、見慣れぬ山の賊、雪雲迫るトオワで、物語は蠢き始める――!! 幼い王と、謎の語り部の物語、新展開を見せる第四巻!

八百夜(5)【電子限定おまけ付き】

健やかに成長しているアケトに、正式な王になるための儀式、「王の間」に入る日が近づく。アケトの父で、先王のクロイズは儀式の後様子が変わったといわれ、その果てに女性たちを虐殺し、自らも命を落とした。亡き父への恐怖感と、儀式への緊張が高まるアケトだが、側仕えのリカが意外なことを言い出す……。名手・那州雪絵が描く、幼い王と謎の語り部と仲間たちの物語、核心にふれる第5巻!!※電子限定特典として、「新書館60周年記念 新書館×アニメイト ウィングス・コミックス・フェア リーフレット」へ掲載した番外篇を収録しています。

八百夜(6)

ヤオが現れたころ、アケトの面倒を見ていた男・カンタは、館を追われ墓守の小屋に住んでいた。豪雪で小屋が埋まったと助けを求めに来たカンタの口から「アケトは女だ」という言葉が飛び出し、秘密を隠すためヤオとケイトはある罪を犯す――。一方館では、アケトの住む離れにつながる渡り廊下が雪で崩れ……。秘密が秘密を呼ぶ第6巻!!