行方不明だった叔父の営んでいた喫茶店を処分するため下見にやってきた月見里桂太を出迎えたのは強面イケメンのアメ、ゴスロリ女装男子のココ。桂太はアメたちとともに喫茶店を訪れるが、そこには、チャイナ服をきた美青年、猫耳のおじさん、かわいい少年たちが住んでいて、しかも彼らは“付喪神”で……!?
転校生の夏は行きずりの関係しか結ばない軽い性格の女たらし。そんな夏が新しい学校で惹かれたのは、男だが、目を見張るほどの美貌を持った風紀委員長の冬耶だった。人を寄せ付けない冬耶のきつい眼差しと態度をものともせずに近づく夏に、次第に冬耶も気を許し、素顔を見せ始める。そんな冬耶に本気になってしまった夏だが、実は冬耶に明かせない『ある事情』を抱えていて……。※本文にイラストは含まれていません
祖父を失い音大進学の夢を諦めた伏見梢の前に、亡き祖父の知り合いと称する狼のミミとシッポを持つ獣人・颯真が現れる。颯真はほかの獣人と暮らす洋館へ梢を招き「嫁が見つかるまでの繋ぎ」と宣言。梢は激怒するが、家計の足しにと館のハウスキーパーのバイトを引き受ける。兎、狐、獅子、猫と種族の異なる獣人たちは皆マイペースで洋館はほとんど動物園!! しかし颯真の行動には謎が多くて……!?
【イラスト付き】 出張ホストを天職と自負するトヲルが、社長の指示で出向いた先にいたのは男の客。神原と名乗るその客に自分でも意外なほど素直に身体を開いたトヲルだが、それ以来「仕事」が出来なくなってしまう。やむなく休職し、神原のもとに犬の世話係として身を寄せるが、ホストに復活出来るよう親身に協力してくれる神原にトヲルは本気で惹かれはじめて……!?
レンは繁華街で観光客に店を紹介する「享楽案内人」。ある日、吹雪という青年を助けたところ家までついて来られ、追い出すつもりで身体を要求するが、動じない吹雪に煽られて濃厚なキスを交わしてしまう。次第に吹雪を意識するレン。だが吹雪はある目的のためにこの街へ来たのだった。無法者たち蠢く街を舞台に緩やかにリンクする作品集。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
破産寸前の財閥・海堂寺の御曹司・藍は、従兄弟の山吹、碧、紺とともに少しでも両親の残した借金を返そうとホストクラブ『ラ・フォンティーヌ』を始めたが、返済どころか店は開店休業状態。月一度訪れる借金取りの松浦龍二をたらし込もうと決意した藍は「抱いてください」と迫る。驚きながらも龍二は藍を抱きしめキスを……!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
恵まれた容姿を武器に、高校生ながら女性との付き合いも華やかな都築晃一が美容院でバイト中、すごく好みな客が来店する。美少女だと思った客は穂高まゆらという男子高校生だった。晃一を知っていると話すまゆらは、一ヶ月五十万出すから付き合ってくれと言ってくる。付き合い始めた晃一は楽しくデートを重ねるうちにまゆらに惹かれて……!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
佳雨は、色街でも三本の指に入る大見世「翠雨楼」の売れっ子男花魁。粋な遊び人である老舗骨董商の若旦那・百目鬼久弥が佳雨の馴染み客になって半年が経つ。誰にも恋をしたことがない佳雨だったが、実は久弥に恋をしている。しかし久弥は抱いてはくれない。ある日、花魁の心中事件が。その事件を調べている久弥を手伝っていた佳雨が襲われ!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
「今まで思い出しもしなかったんじゃないのか?」閉店間際のデパートの屋上遊園地。高校生の岸川夏樹は近隣の進学校の制服を着た安藤信久から、初対面なのに冷たい言葉をかけられ戸惑う。だが愛想のない眼鏡の奥から自分を睨む感情に溢れた眼差しに夏樹は惹かれ、信久のことをもっと知りたいと思った矢先、転校話を聞かされて…… 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
雲ひとつない夏の午後。高校生の秋光は公園で涙しているサラリーマンに目を奪われ、つい声をかけてしまう。数日後。花束を抱えて車にひかれかけた男性を助けた秋光は、彼があの時のサラリーマンだと気づく。彼女に振られ自暴自棄になっていたという高林。年齢も環境も何もかも違う人なのに、秋光は不思議な胸の高鳴りを感じ……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
各巻、結構なページ数なのでお得感もあり。 その割にページ数あるとは思えないくらいサクサク読めてしまうほど内容は面白かった。 頼りなかった桂太が付喪神の協力と友情でどんどん成長していくのが読んでてワクワクしたし、この微妙な主人公を愛されキャラにする手腕は流石小鉄子先生といった感じ。
各巻、結構なページ数なのでお得感もあり。 その割にページ数あるとは思えないくらいサクサク読めてしまうほど内容は面白かった。 頼りなかった桂太が付喪神の協力と友情でどんどん成長していくのが読んでてワクワクしたし、この微妙な主人公を愛されキャラにする手腕は流石小鉄子先生といった感じ。