二十歳になって飲んだお酒は、ビールも日本酒もチューハイも、全然おいしくなかった。子供の頃はあんなに好きだったのに(!)。でも、モーニングで『夏子の酒』に出会い、「地酒」の探求を始めて、人生は変わりました。米の良質でキレの良い「甘み」を求めて。ニョーボと二人、地酒の森の放浪は続きます。今では仕事で飽和した脳ミソをほぐすツマミ作製も、欠かせない楽しみに。こんな「地酒バカ」の毎日は、こんな感じです。
「なぜ人殺しをしたのか?」「太陽が眩しかったからーーー」というフレーズであまりにも有名なカミュの著書。実存とはなにか。個々の認識は共有できるものなのか。数々の哲学的問いかけを含むこの名著をまんが表現の限界に挑む手法で再構築! 原著を読んで、意味のわからなかった読者の疑問は、この一冊を読むことで氷解するのです。
作者・須賀原洋行が“うああ”に哲学を語る。「哲学は、青春の麻疹だと、あらためて思った」劇作家・平田オリザ氏推薦!! 巻末には平田氏の解説を収録。マルクスの「唯物論と社会主義」サルトルの「嘔吐」安部公房の「箱男」フーコーの「人間の終焉」カントの「天才と物自体」アリストテレスの「形相と質料」フッサールの「エポケー(判断停止)」ボーヴォワールの「性(ジェンダー)」養老孟司の「唯脳論」など全25篇。
形而上学とは?科学的研究や経験的観察によってとらえることのできない超自然的なことがらについて、純粋に概念的な思考を用いて、または直観的に探求しようとする哲学。たとえば神の存在や存在者の究極的な本質などについての哲学がこれである。うああとは?自然現象を超えたことがらに遭遇したときに発生する感情のこと。まあ、とにかく、中身を読んで納得しなさい。
気立てのいい女将が一人でやっている、居酒屋まるよ。そこには疲れたサラリーマン、女房を亡くしてしまったダンナ、トレーダー、子どもの入社祝いなどなど…いろいろなお客さんが、おいしい料理とお酒と、女将さんとのふれあいを求めてやってくる。
どこかで見たことがある人物なのに、現実とは似て非なる行動をとる――。そんな「うああ」な世界では、若き棋士フジーは異星人で、国葬で見送られたアベさんも弔辞を読んだガースーさんも、もちろん総理大臣のキシダさんも、なぜか「うああ」なことばかりしてしまう。ベテラン漫画家が描く痛烈な社会風刺マンガ。中毒者続出の「4コマパラレルワールド」へようこそ!
「モーニング 2016年19号」に掲載された読み切り作品!※雑誌掲載当時のままの内容です。
「へい、おまち! 現象学的還元ラーメン一丁!」 ラーメンを食べたとき、あなたは何を思いますか? 「出汁はなんだろう?」「この値段でこれなら合格!」とか? いえいえ、まずは「うまい!」あるいは「まずい!」と思いますよね? ーー20世紀哲学の源流となった、フッサールの「現象学の理念」をラーメン屋のラーメン作りを通してわかりやすく解説。面白く、まんがにしました。難解な”現象学”が美味しく学べます! 読んで賢くなれる。本当に「うまい!」一冊です。
日常は淡々と進んでいく。彼の大きな変化をのぞいてーー。 ある朝、目覚めると異常に気づく。俺は虫だ。巨大な甲虫になっている。だが、かまってはいられない。仕事に行かなくては。俺は家族を養わなくてはならないのだから。。実存主義的文学の先駆者であるカフカの代表作「変身」をまんが化。平凡な日常から逃げ出せない一市民におこった異常な変化を真剣に、時にコミカルに描き、実存とはなにかに迫る。
「よしえサンのクッキングダンナ」の集大成は「うめぇ酒とおかず編」。日本酒、ご飯…「米」が止まらないガッツリ男メシ21品!!★愛知の地酒「醸し人九平次」×「味噌カツミルフィーユ」で本格フレンチ★山芋ソース×いわしハンバーグで絶品オトナ味★新潟のカップ酒「菊水ふなぐち」×漬けブリ&漬けアボガドで旨み倍増★濃厚タレの肉みそ×田楽で味わいがもーっと豊か♪etcダンナ流掛け算レシピで飲むも食べるもゲキウマ・マシマシ!!料理とともに歩んできた家族との思い出秘話も再現レシピとともにご紹介。描き下ろしコラムも特別収録。★単行本カバー下画像収録★
「よしえサンのクッキングダンナ」こと須賀原洋行が、身長163cm、体重65kg、ウエスト90cmのちょいぽちゃ体型を改善するためダイエットを決意。しかしダンナはお肉やお酒が大好き&腹八分目じゃ仕事のエネルギーが出ないタイプ。そこで目を付けたのが肉も酒もOK、ガッツリ食べても痩せられる「糖質制限ダイエット」。炭水化物を置き換えるゲキウマ痩身レシピ23品で本格ダイエットに挑戦する!!★単行本カバー下画像収録★
定年を迎える前日。送別会の打ち合わせをしようとする部下に向かって、「会社は辞めない」と突然言い放つ上司…。定年でも、会社を辞めたくない(辞められない)人はいるもので…!?
最愛の妻を亡くした漫画家にできること。それは、描くこと。あのニョーボ、“よしえサン”との死別を明かし、ペンを置いていた愛妻マンガ家S、須賀原洋行。漫画という、自らが創りあげる世界の中にニョーボを生き返らせるため、尽きない想いを抱きしめながら、哀しみと対峙しながら、いまペンを握る! それは、ホホホなニョーボ、よしえサンと再び笑うため。至高のシリーズがいま始まる!!!!!!
「よしえサンのクッキングダンナ」第2弾はゲキウマ!スイーツ&酒のツマミ編。よしえサンが好きな堂島ロールにひっかけた堂島しょロール。息子3人と作ったよしえサン型の特製マシュマロなどスイーツに挑戦。また作者おすすめの酒とそれにゲキアイのツマミもクッキング。梅酒にごり&冷やし中華(須賀原家秘伝のタレで煮込んだ肉をトッピング、麺にはタレと卵をからめてうまみ凝縮)をはじめダンナのこだわりが詰まった秘蔵レシピ24品!番外編としてダンナとよしえサンとの爆笑ナレソメ秘話も特別収録!!
自分の意見は話せるけど、人の意見を聞く気は無い。権利は主張するけれど、義務を果たす気はさらさら無い。現代社会のゆがんだコミュニケーションをモチーフに、須賀原洋行が鋭く描く、世にもリアルな仮想社会。わかって欲しい人も、わかってあげたい人も必読の書!!
「よしえサン」の愛称で親しまれていた妻が2013年に亡くなったことを公表し、ファンの衝撃と涙を呼んでいる須賀原洋行の男の料理&ファミリーエッセイ。秘伝ダレで作った特製チャーシュー入りのカレーつけ麺、ステーキ用牛肉を使って肉のゴロゴロ食感がぜいたくなハンバーグなど、作者があみだした秘蔵レシピを26品掲載!妻への追悼コラムも特別描き下ろし。
榎田保=こだわりの権化。そんな榎田君の理解者(?)妻・恵美は、異常に神経質な夫にあきれながらも、最近、その神経質さに慣れてきた自分が怖いと感じるように……。榎田君の日常は、健康診断で健康と診断されると「今からあらゆる病気になるスタート地点に立った」というストレスで風邪をひく。雑誌は新品でないとイヤ。エレベーター道について食事中に熱く語る……。榎田君にとって、不合理は不条理なのだ!!
あなたは、本当にこの世の中に存在しているのか…。それはどうやって証明できるのか…。その答えの一部がここにあります…あるかもしれません。
よしえ降臨!天才須賀原洋行が描く日常以上形而上異常の爆笑ワールド再び!
あの『よしえサン』がパワーアップして帰ってきた!!元OLで現在は専業主婦の実在ニョーボ・よしえと、その夫で実在マンガ家のS、さらにその3人の子供たちが織り成すホホホな日常を描いた実録(?)ギャグ漫画!
元実在OLよしえ。現在は専業主婦。ダンナは実在マンガ家S。脳ミソがヒュ~ヒュ~のためすぐ忘れてしまう。子供たちは、どうしようもない男の子(ガキんちょ)で、「女の子が欲しいわ~」とよく言う。よくホホホなことを言って、周りをおじぞうにする。実家に帰ると、よくおととをいじめる。音痴なのは、実母の「母だがね」譲り。これは、そんなよしえとダンナの実在日記である。