イマドキ珍しくお見合いで出会った彼は、テレビ局に勤めるギョーカイ人! しかも、チョーイケメンの匠さん。正式にお付き合いすることになった矢先、「指輪、好きなの選んでいいから」と、女優陣御用達の高級ジュエリー店でエスコートもしてくれる優しい男性だった。理沙は、自分のどこが気に入られたのか不審に思いながらも、天にも昇る結婚準備に舞い上がっていた。ところがある日、差し入れを届けに匠の職場を訪れると、美女がやたらベタベタ彼に絡みついている場面にバッタリ! やっぱり、私は場違いな人間… 彼にはふさわしくないのかな? と不安になるが――。
子育てに追われる日々のなか、高校時代のクラスメイト・南美子からイキナリ結婚報告を受け取った万里奈。しかも、相手は自分の元カレ・森脇クンだった。「祝福してくれるよねっ?」と誘われたパーティに参加した万里奈は、ますますカッコよくなっていた彼と再会する。そして、ケータイ番号をとりかわした、まさにその夜、家族団らんの最中に森脇クンから電話が…。「今日は楽しかった…。また会えるといいね」―それからというもの、なにかにつけてダンナと森脇クンを比べるようになってしまう。未練なんてコレっぽっちもないハズなのに…。『危険だ――っ!!』万里奈の幸せな家庭はどうなってしまうの!?
「みんなに祝福されて愛しいあなたのもとに嫁ぎたい…」大好きなクラブの先輩・真一郎にプロポーズしたら、あっさり「いいよ」と返事をもらい幸せ絶頂の万里奈。このままトントン拍子に夢見る結婚… のハズが、初対面のお義母様が、陰で文句タラタラなのを聞いてしまった! 「あれじゃ私の若い頃の方がずっとキレイだったわ」なんて、ジョーダンじゃないわ!! それからというもの、式場にしてもウエディング・ドレスにしても、ましてや婚約指輪でさえ、お義母様が口を出す始末。まさか、新婚旅行にもついてきたらどうしよう…。そんな状況なのに真一郎は何も言ってくれない。やっぱり、自分からプロポーズしたから? 一方的な恋だったってこと? …でも…彼が大好きだから、絶対負けない!
ローザは有名作家ライアム・ジェイムスンに会うためスコットランド沖に浮かぶ島へ向かった。連絡の途絶えた妹がライアムのもとにいるらしく、はるばるロンドンから捜しに来たのだ。島に降り立ったローザがひとり心もとない思いにとらわれていると、フェリーで知り合った美しい男性が声をかけてきた。「僕がライアムの住むキルフォイル城まで連れて行こう」彼はルーサー・キリアンと名乗るが、しかしその名がライアムの小説の主人公だとローザは知らなかった…。
地方バスの事故に巻き込まれてしまった愛。警察から預かり新聞記者の竜介が届けたバッグの中には呪いの藁人形が…。すり替えられたとすれば、事故の直前に切符確認に来た女車掌。しかし、女車掌は数年前に神隠しにあったはずの女性だった! 男と女のもつれ、復讐を巧みに描いた池田悦子原作の叙情ミステリー第一弾!
地方バスの事故に巻き込まれてしまった愛。警察から預かり新聞記者の竜介が届けたバッグの中には呪いの藁人形が…。すり替えられたとすれば、事故の直前に切符確認に来た女車掌。しかし、女車掌は数年前に神隠しにあったはずの女性だった! 男と女のもつれ、復讐を巧みに描いた池田悦子原作の叙情ミステリー!